アフェア～情事の行方～ シーズン1

なるほどなるほど、これは面白かった

昨年のゴールデングローブ賞で作品賞を受賞したので
非常に楽しみにしていたのですが、
正直、あれ思ったほどでもないかもと最初は思いました。

でも、中盤以降は色んなことが繋がって
めちゃめちゃ続きが気になりました

　　

　　アフェア 1ST SEASON

邦題には「情事の行方」と付いているんですが
これは親切な副題ですね

そうそう「affair」には「浮気」とか「情事」って意味があった、あった

徐々にただのラブストーリーから上質なミステリーへと変貌を遂げた
2014年にOAされた全10話はWOWOWで放送されました

ニューヨークはブルックリンで高校教師をしている
ノア・ソロウェイ（ドミニク・ウエスト）は小説家の卵。

妻ヘレン（モーラ・ティアニー）の父は有名な作家なので
夏は4人の子供達と家族みんなで
モントークの別荘で過ごしています。

そんな彼がひょんな事から
モントークで暮らすアリソン・ロックハート（ルース・ウィルソン）と
情事を重ねる事に

実は彼女は2年前に幼い子を亡くしているのです
その悲しみから夫コール（ジョシュア・ジャクソン）の間にも距離が出来ていて…

そして関係を続けていくうち、ある事件に巻き込まれ
1エピソード毎、各々主役の2人の視点で
同じ出来事が別々に描かれる衝撃のラブサスペンス。
見る人によって共感する人も違うはず。

本国ではシーズン2までOAされた段階でRotten Tomatoesでも95％と評価が高く
今年はシーズン3がOAされる事も決まっています



そうか
#1″エピソード1″の最初にノアの娘が喉を詰まらせて間一髪だった時、
アリソンがトイレで吐いていた訳。

何で他人の子でそこまでなるのか正直疑問だったけど
我が子を亡くしているんですもんね…
後々効いてくるこの伏線の張り方。
上手いな～描き方

ヘアスタイルや洋服まで違うのも
そりゃ男女の仲は一筋縄ではいかないよな～とも改めて思いました。

このドラマは主役の男女、
ノアとアリソンの出来事が
1エピソード毎、各々の視点で描かれているんですね。

同じ出来事だって人が変われば
受け取り方も覚えている事も違う。
珍しくこのドラマではそれを描いているのです。
ある殺人事件をメインに。

重要参考人なのか、
2人はジェフリー刑事（ヴクター・ウィリアムズ）に取り調べられていて
2人の関係について刑事に話していく中
人物像が語られていきます。

まあこの刑事も曲者で、
ノアには「別れて子供に会えない」とか言ってんのに
アリソンには「結婚して25年になる」って言ってるの
この辺りの描写も素晴らしいわ～

で、そもそもこのサスペンスの要はある殺人事件。
ちらちらと描かれてはいましたが、#8″エピソード8″で核心に迫りました。
殺されたのはコールの弟スコッティ（コリン・ドネル）。

刑事の取り調べから主役の2人は犯人でないだろうと思っていたけど
ラストはノアが逮捕される事に

って言うかこのシーズンで犯人は明らかにならなかったんですね

と少々がっかりしたのはさておき。
結局2人は各々の伴侶と別れて、一緒になる道を選んだようです。
子供もいるようなのですが、
コールとの子なのか、ノアとの子なのかは判っていません。

そしてスコッティ殺しの犯人もノアである可能性が捨てきれなくなってきました。
だって娘ホイットニーが16歳の時に男女の関係になっていたのです。
彼女は合意の上だと言うけれど法律的にはレイプ…

頭に血が上ってやってしまった可能性も否定できませんよね。
う～ん。
続きがとっても気になる


ところでこのサスペンスを非常に魅力的にしているのがモントークという町。

実在するニューヨーク州の町で
ロングアイランドの果てにあります。
アメドラファンにはお馴染みハンプトンズをまだ越えるんですが
ここは同じ様にセレブが別荘を持っていて
お店も個人経営が多く、チェーン店が全然ないんですって。

つまりはこのドラマに出てくる様に、非常に閉鎖的な所。
だからこそ描かれている内容に納得。

#6″エピソード6″でとっても驚いたのが
農場を経営しているロックハート家はドラッグディーラーだったんです

確かに経営が苦しいのはずっと描かれていたけど
これだけ情事が中心に進んでいたので
まさかそこに話が転がるとは思いも寄りませんでした。

いずれにしろ終わっていくドラマも多い中
こちらは今年シーズン3が放送されるので、うまく引っ張りながら長く続いて欲しいです

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