「光を利用するものづくりバイオ技術の展望」( 3/13 開催)のご案内です。
生物はその進化上、早くから光を利用し、地球環境を大きく変換し、地球の生命活動全体を支えてきました。
この仕組みを現代の技術で活用できないものか、期待が高まっています。
光を利用するバイオのものづくりについて、来週、セミナーが行われます。
日 時 平成21年 3月 13日 (金) 17:30~19:00
(終了後、簡単な交流会 : 19:00~19:30)
【 プログラム 】
17:30~18:15 「光に依存した新規ニトロゲナーゼ創出の可能性」
名古屋大学大学院 生命農学研究科 准教授
/ JST・さきがけ(兼任) 藤田 祐一 先生
クロロフィル生合成系の最終段階の還元反応には、光に依存する酵素と依存しない酵素が存在し、後者の酵素はニトロゲナーゼと構造的に類似している。
ニトロゲナーゼは、窒素分子をアンモニアに変換する農業的に大変重要な酵素だが、酸素で容易に破壊される脆弱な酵素でもある。
では、光に依存する酵素を改変することで、光に依存する新規なニトロゲナーゼを創出することは可能だろうか?
本講演では、ニトロゲナーゼに類似した光非依存型酵素の構造解析と光依存型ニトロゲナーゼ創出を目指すコンセプトを紹介する。
18:15~
19:00 「光合成研究の現状と展望 - シアノバクテリアの酸素発生系を中心に」
京都大学大学院 人間・環境学研究科 教授 三室 守 先生
光合成は地球の「生命維持装置」であり、生物学だけに留まらず地球環境やエネルギー問題への貢献が期待される重要な研究分野である。
その研究は、1960年代初頭に確立された電子伝達の枠組み「Zスキーム」の実態の解明に始まり、物理学、化学を含む様々な分野へと波及してきた。
その中で酸素発生系は依然として未解決である。
この課題を中心として、光合成研究の現状と展望を概括する。
交流会 19:00~19:30 (参加無料)
会 場 (財)バイオインダストリー協会(JBA) 第1会議室
〒104-0032 東京都中央区八丁堀2-26-9 グランデビル8階
TEL: 03-5541-2731 / FAX: 03-5541-2737
アクセス:
・地下鉄日比谷線「八丁堀駅」下車 A-4番出口築地方向すぐ
・JR東京駅よりタクシーで1メーター圏内
【 参加方法 】
参加方法 ◆参加費 : 無料
◆参加資格: JBA法人会員限定 の講演会です。
※非会員の方は、この機会に是非ご入会のうえ、ご参加下さい。
※入会前にお試し参加したい場合は、下記問合せ先までご連絡下さい。
(→ 「(財)バイオインダストリー協会(JBA) 入会のご案内」)
お申込 参加をご希望の方は、3月 11日 (水)までに
1)交流会の参加有無、 2)所属・役職、 3)氏名、
4)ご連絡先(TEL、FAX、E-mail) を明記の上、下記までお申込み下さい。
※メール申込の際は、件名を「3月度 月例会参加希望」として下さい。
※申込み多数の場合は早めに締切ることがございます。
お早めにどうぞ。
http://www.jba.or.jp/top/090209_mirai_bio_event.html