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池田清彦「やがて消えゆく我が身なら」

2008年09月24日 | あ行の作家
2002年5月から2004年10月まで「本の旅人」に連載したエッセイをまとめたもの

本人も書かれていますが
文章や主張には身も蓋もないものが多く
天衣無縫
好き放題

帯は養老孟司さん
本当の事を、これだけはっきり短く書く人はいない。しかも笑える

東照宮はガキばかりである
なんて書いてあります




目次より
・がん検診は受けない
・人はなぜ怒るのか
・自殺をしたくなったら
・働くということ

・強者の寛容について
人間、他人に寛容であるためには、ある程度の余裕が必要である
嫉妬や怨念やルサンチマンはごく一部の聖人君子以外はどうにも昇華できない感情である

・明るく滅びるということ
個性や多様性が叫ばれて久しいが清く正しく美しくの中だけの多様性じゃしょうがない
何といったって現実は狡く醜くいかがわしいんだから
たてまえで塗り固めたシステムは脆弱なのだ

etc


新書同様、真に受けず、話半分で読むのが丁度良いと思いますが
面白い角度からの指摘が多く、養老さんではありませんが笑えます


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