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白石一文「不自由な心」

2010年07月08日 | さ行の作家
5篇の短編集です

人は何の為に人を愛するのか?
その愛とは?
幸福とは?
死とは何なのか?


白石さんらしいテーマが白石さんらしい文体で語られます


う~ん
考えさせられます


直接物語のテーマに関わる文ではありませんが
「卵の夢」に
心に残る文がありました

『これ迄、営々と会社の為に実績を積上げてきた人間の首を簡単に切る二世社長』
『人間、ただ一生懸命働けば、それでいいってものでもないだろう』

今の日本の会社経営って、どこか変だと感じます
会社の成長に伴い、人と同様会社が変化していき、創業時からの社員は不要、年寄りは煩い、いとも簡単に首を切る
人間はマシーンじゃありません
首を交換したからって、すぐ上手く動くものではないと思いますけどね

たまたま
取引先の方で退職されて実家に戻られた方が正にそんな感じでした




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