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浅田次郎「地下鉄(メトロ)に乗って」

2016年12月25日 | あ行の作家

 

講談社文庫
1999年12月 第1刷発行
2008年 7月 第37刷発行
解説・吉野仁
305頁

 

 

小さな衣料会社に勤める営業マンがふとしたはずみでタイム・トリップを体験し、はからずも家族の過去と向き合うことになる
自殺した兄、反目していた父、会社の同僚で肉体関係のあるみち子
地下鉄に乗るたび、過去へつながる出口へと向かい、知らなかった事実を目の当たりにし、やがて思いもしない結末に辿り着く…

 

親の幼少時代、青年時代などの話は聞くことはあっても、ほんの一面に過ぎませんし脚色されている部分も多いことでしょう
親の過去をそのまんま、タイム・トリップという形で見せられた主人公は、親も必死で生きていたこと、肉親への愛情に満ちていたことを知り、父の生き様を理解します

 

最終章が本当に素晴らしい
ひとりの男の辛い物語が、明るい未来に繋がるものに変わりました

 

 

もう一度映画を観たくなりました

 

 

 


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