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宮部みゆき「泣き童子 三島屋変調百物語 参之読」

2013年10月21日 | ま行の作家

 

文藝春秋
2013年6月 第1刷
2013年7月 第3刷
441頁

 

 

ご存知、三島屋店主の姪・おちかが黒白の間で不思議話を聞くという趣向

「魂取の池」

「くりから御殿」

「泣き童子」

「小雪舞う日の怪談語り」

「まぐる笛」

「節気顔」

 

一番印象に残っているのは、語られた話ではなく

「小雪舞う日の怪談語り」の中で、三島屋の女中・お勝のあばた顔を笑った母娘に老人がした仕打ちでした

 

 

全体に食傷気味の感あり

「オール讀物」に掲載の作品を集めたものなので仕方がありませんが、以前のおちかの体験やら境遇やらが何度も出てくるのに『わかったから』と言いたい気分

一冊にまとめるにあたり一部改稿なんてのは無理なのでしょうか

それと本筋以外の描写が多すぎるのでは?

以前はそんなことも無かったと思うのですが…

 

「四之読」が出ても文庫まで待つことにしようかしら

 

 


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