2013年 スペイン
原題 LOS AMANTES PASAJEROS
英題 I’M SO EXCITED!
スペイン・マドリードのバラハス空港を発ち、メキシコ・シティへ向かって飛行中のペニンシュラ航空2549便
離陸から1時間半、ほぼ満席の機内ではあるトラブルが発生していた
着陸用の車輪の片方が機能しないことが分り、機長が管制官に緊急着陸要請を続けているのだが着陸できる空港が見つからず空中旋回を続けているのだ
主な舞台は
機内、ビジネスクラス
機長・アレックス(アントニオ・デ・ラ・トーレ)
副機長・ベニート(ユーゴ・シルヴァ)
客室乗務員・ホセラ(ハビエル・カマラ)、ウジョア(ラウル・アレバロ)、ファハス(カルロス・アレセス)
それぞれに何かしら秘密を持っている6人の乗客たち
機体が危機に瀕していることを知った乗客たちを歌や踊り、怪しげなオリジナルカクテルで元気づけようとする3人の客室乗務員(なんと!全員がオネエなのです!)と乗客、機長、副機長が繰り広げる大騒ぎ群像劇です
この日、妻夫木君の「ジャッジ!」に続けて本作を鑑賞したのですが
日本民族とラテン民族の根本的な違いをヒシヒシと感じましたねぇ
アルモドバル監督の『これでもか!』の下ネタ連発、ブラック・コメディには参りました
ワタクシ、この喜劇に眉をひそめるほどカタブツではありませんが、笑うには笑えたけれど笑い飛ばせるほどの度量も無く…
鑑賞後、前を歩いていた二人の熟年男性の会話
男性1「期待していたほど面白くなかった」
男性2「そう? 僕はあまりに馬鹿馬鹿しくて、そこが楽しかった」
男性1に賛同したのは
3人のオネエ乗務員が歌い踊ったのが映画タイトルになっている懐かしいポインター・シスターズの曲、1曲だけだったところ
あと2曲くらいは踊って欲しかったなぁ
そこに期待していたのです
男性2に賛同したのは
あそこまで馬鹿馬鹿しいと、(クドカンの中学生円山みたく)空想世界の話のようで肩の力が抜けて楽しめたところ
これは良いな、と思ったのは
乗客たちがオネエ乗務員たちを奇異なものを見るような目をして見ないことです
勿論、乗務員たちも自分たちを特別なものとは考えていません
とにかくポジティブなんですね
結論
なんと感想を述べたら良いのやら、というのが正直な感想デス
(^_^;)
飛行機は無事着陸出来たかって?
そりゃぁ、もう楽しい映画でしたから、ネ
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