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日本文学100年の名作 第2巻「幸福の持参者」

2015年07月30日 | アンソロジー

 

編=池内紀、川本三郎、松田哲夫
新潮文庫
2014年10月 発行
484頁

 

 

1924~1933年に書かれた中短編小説集

 

中勘助「島守」

岡本綺堂「利根の渡」

梶井基次郎「Kの昇天」

島崎藤村「食堂」

黒島伝治「渦巻ける烏の群」

加能作次郎「幸福の持参者」

夢野久作「瓶詰地獄」

水上瀧太郎「遺産」

龍胆寺雄「機関車に巣喰う」

林芙美子「風琴と魚の町」

尾崎翠「地下室アントンの一夜」

上林暁「薔薇盗人」

堀辰雄「麦藁帽子」

大佛次郎「詩人」

広津和郎「訓練されたる人情」

 

堀辰雄さんをまともに読んだのは初めてです
「風立ちぬ」は、若かりし頃松田聖子さんの影響でトライしましたが挫折しました
伊藤佐千男「野菊の墓」は泣きながら読んだ覚えがあります
何が違ったのかしら
本書に収録の「麦藁帽子」も悪くはないけれどといった感想
基本、堀辰雄さんは肌に合わないようですネ
ま、そんなものでしょう、と棚上げ(^_^;)

 

最後の『読みどころ』で各作品の背景などがまとめられています
まずここを読んでから本作に入るのも悪くないでしょう

 

時代が時代ですので関東大震災に触れた話も数点含まれています
日本という国は、幾度かの大災害や戦争からよくも復興したものです
その度に失われ見捨てられた事物も多いとは思いますが…

 

 


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