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松岡正剛「多読術」

2011年10月27日 | 新書

 

ちくまプリマー新書
2009年4月 初版第1刷発行
2010年7月 初版第5刷発行
205頁


読書の楽しみを知れば、自然と本はたくさん読めます。
著者の読書遍歴を振り返り、日頃の読書の方法を紹介。
本書を読めば自分に適した読書スタイルがきっと見つかります。
読書の達人による多読のコツを伝授。

第一章 多読・少読・広読・狭読
第二章 多様性を育てていく
第三章 読書の方法をさぐる
第四章 読書することは編集すること
第五章 自分にあった読書スタイル
第六章 キーブックを選ぶ
第七章 読書の未来


会話形式になっているので読みやすかったです

本書を読めば多読が可能か?
答えは『否』

セイゴーさんと自分では、まず生業が違います
資質も大きく違います
同じようには出来ません
しかし共感できたり、既に自分が実践している内容が書かれている部分もあり、読み終わってみれば結構多くの付箋が貼られていました

・本を購入する前に、目次を読む、翻訳書なら訳者あとがきを読む
・理解出来るかどうかわからなくとも、どんどん読む
 自分にあう本を探すより、敵ながらあっぱれだと感じるために本を読んだっていい
・著者や作家や学者をエライ人だなどと思う必要はなく、今、この人が自分にプレゼンテーションをしているんだと思う
・自分の好みを大切にする
・街へ出たついでに本屋を覗く
 ジムに行ってカラダを動かすようなもので、これをやっていないとアタマがなまってしまう
 自分の目の動きやカラダの切れ、目次読書のスピードを点検する
・さまざまな本の読書をまぜこぜにしながら遊びや息抜きも読書でしていく
・本を見つけるには図書館や本屋で並びを見る
 頼みとする人の推薦を受ける
 参考文献をチェックする
・読書を神聖なものだとか、有意義なものだとか、特別なものだと思わない
 読書はもともと多様なものだ
 本は薬にもなるが毒にもなるし、毒にも薬にもならないことも少なくない


セイゴーさんの著されている内容が十分理解できていればその人は既に多読、真の読書が出来る人なのでしょう
そうはいかないから皆苦しんでいるわけなんですが…

 

 


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