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小谷野敦「友達がいないということ」

2012年06月27日 | 新書

 

ちくまプリマー新書

2011年5月 初版第1刷発行

187頁

 

 

 

「便所めし」という言葉があるそうです

昼食をとるのに、一緒に食べる友達がおらず、そのことを恥ずかしがり、誰にも見られないようにトイレの個室に籠って食べること

初めて知りました

なぜにそこまで?

幼稚園の頃から「みんなで仲良く、一緒に」など言われ続けてきた若者は、一人で昼食をとることは惨めなことと考えるらしいですね

 

 

限られた頁に言いたいことを盛り込もうとしてか、話が端折りがちだし、人や著書を簡単に「好き」「嫌い」に分類しています

一般人には「好きか嫌いか」で話したほうが理解しやすいと思っているのでしょうか

著者の人間のキャパが小さく思えてきます

両親に関する記述にはウンザリしました(芥川賞候補になった『母子寮前』には強烈に書かれているらしいですね)

他の新書出版社への批判など、経済的な一面も見えて、この新書を出版している会社こそ大丈夫かしら、と思いました

 

本書では、こうすれば友達ができる、ということは書かれていませんので、友達がいない人が何とかしようと思って読むと期待外れに終わります

さらに、タイトルの友達がいないということ、についても深く考察しているわけでもなく、話があちこちに飛んだり戻ったりで、一体何が言いたいのかわからない、というのが率直な感想でした

 

 

著者も昔から、友達がいない人、らしいです

納得です

 

お頭(つむ)の良すぎる人とはお付き合いできません…

☆いくつ?

ゼロです

 


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