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ロベルト・ボラーニョ「通話」

2015年09月17日 | 海外の作家

 

訳・松本健二
白水社 EXLIBRIS
2009年6月 第1刷発行
2012年12月 第3刷発行
241頁

 

 

日常の間にふと現れる圧倒的な瞬間
絶望的な状況を生きる人々の声をたぐり寄せる14の物語

 

「通話」

スペインに亡命中のアルゼンチン作家と〈僕〉の奇妙な友情を描く「センシニ」、第二次大戦を生き延びた売れないフランス人作家の物語「アンリ・シモン・ルプランス」ほか3編

 

「刑事たち」

メキシコ市の公園のベンチからこの世を凝視する男の思い出を描く「芋虫」、1973年のチリ・クーデターに関わった二人組の会話から成る「刑事たち」ほか3編

 

「アン・ムーアの人生」

病床から人生最良の日々を振り返るポルノ女優の独白「ジョアンナ・シルヴェストリ」、ヒッピー世代に生まれたあるアメリカ人女性の半生を綴る「アン・ムーアの人生」ほか2編

 

帯の堀江敏幸さんの言葉に吸い寄せられて読みました

言葉は内側にひねられているのに、たどっていくと物語の外に出る
ボラーニョの短編に漂っているのは、そんな感覚だ
皮肉とユーモア、不安と恐怖が知性の房を抜ける鮮血となって文学の心臓を支えている

 

中南米の近代史や北米、ヨーロッパとの繋がり、ラテン民族の人生観や家族観について殆ど知らないのでほぼ100%受容れ態勢で読みました
正直、登場人物たちにシンクロできる部分は無く、そんなものかな、といった感じ
他の作品に敢えて手を出すつもりはありませんが、何故か後を引く
そんな程度の感想しか出てきません
修業が足りませんね

<m(__)m>

 

 

装丁は素敵♪

 

黄色い鍔のは他の本のブックカバーです<m(__)m>

 

 

 

 


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