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森沢明夫「ヒカルの卵」

2018年02月09日 | ま行の作家

 

徳間文庫
2015年 12月 初刷
解説・辻本力
449頁 

 

 

自称ツイてる養鶏農家、村田二郎が村おこしをかけて世界初の卵かけご飯専門店オープンさせます
立地は日本の自然を満喫できる観光資源に恵まれながら交通の便が悪すぎるため観光地としては無名
人口は減少の一途を辿るばかりの限界集落・蛍原集落の森の中
使うのは友人と作る米と自分の養鶏場で獲れる卵
何と食事代はタダ!
村の仲間たちは大反対ですが二郎は父から引き継いだ養鶏場を担保に人生を賭けた大勝負に出ます
果たして過疎の村に奇跡は起きるのでしょうか?

 

 

二郎の幼馴染で離婚後実家に戻っている直子によれば二郎という人間は

モノの考え方が人とちょっとズレていて、しかも、それがいつもハッピーな方にズレていて、彼の論法でいくと、世の中みんなが、そろってハッピーになってしまう
それも、また真実なのかもしれないし、そうであって欲しいと思う気持ちもまた真実だ
デリカシーは無いけれど、それ以上に邪鬼がなくて理屈だけは妙に通っている

 

森沢さんですから
王道の物語は良い方向へ良い方向へと進みます
分っていても引きこまれます
人を幸せな気持ちにしてくれる「食」
大切なことですね

 

 


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