幻冬舎文庫
2011年10月 初版発行
2012年11月 2版発行
309頁
ずっと、恩田さんとは相性が悪いと思っていましたが
本作はまぁまぁ
他の人気作品を読んでみようかな、と考え始めました
他力本願でマイペース男・塚崎多聞
音楽ディレクターである彼が、本業とは直接関係なく関わった出来事を描いた5編の短編集です
「木守り男」
「悪魔を憐れむ歌」
「幻影キネマ」
「砂丘ピクニック」
「夜明けのガスパール」
都市伝説を思わせる不思議に出くわす多聞
不思議に留まらず、謎が解けても残る怖さにゾクリときました
最後に収録されている「夜明けのガスパール」のドンデン返しはインパクトがありました
人の記憶や意識が作りだす「嘘」「曖昧さ」
これらも怖いものです
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