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恩田陸「不連続の世界」

2013年04月06日 | あ行の作家

 

幻冬舎文庫

2011年10月 初版発行

2012年11月 2版発行

309頁

 

 

ずっと、恩田さんとは相性が悪いと思っていましたが

本作はまぁまぁ

他の人気作品を読んでみようかな、と考え始めました

 

他力本願でマイペース男・塚崎多聞

音楽ディレクターである彼が、本業とは直接関係なく関わった出来事を描いた5編の短編集です

 

「木守り男」

「悪魔を憐れむ歌」

「幻影キネマ」

「砂丘ピクニック」

「夜明けのガスパール」

 

都市伝説を思わせる不思議に出くわす多聞

不思議に留まらず、謎が解けても残る怖さにゾクリときました

 

最後に収録されている「夜明けのガスパール」のドンデン返しはインパクトがありました

人の記憶や意識が作りだす「嘘」「曖昧さ」

これらも怖いものです

 

 


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