2014年 韓国
英題 My Love,Don’t Cross That Rover
結婚76年目をむかえた98歳の夫と89歳の妻
二人の日常を15ヶ月間追い続けたドキュメンタリーです
老夫婦を描いた泣ける映画、程度の予備知識で観ました
タイトルからすると…、想像はしていましたけど
冒頭、雪景色が映ります
泣き声が聞こえます
館内で誰か、もう泣いているのかしらん、と思いましたらスクリーンに雪の中で座っているおばあさんの後姿があるのに気づきました
泣いていたのは、おばあさんだったのです
これはヤられると思い、こっそりハンカチを出して準備万端
ところがところが
全く涙が出ません
むしろホンワカしてくるのです
過去にあっただろう辛い出来事を乗り越え、身体がいうことを聞かなくなった今、互いを労わりつつ、毎日一緒に明るく楽しく過ごす姿に、二人が長い年月をかけて育んできた深い深い愛情、本物の愛を見せてもらい、とても温かい気持ちに包まれて、涙より微笑みが浮かんできたくらいでした
そりゃぁ、夫婦とか家族とか会社とか、人間関係色々あるけれど
それがどうした!って気持ちになれる映画です
全国で上映劇場が少ないのが本当に残念
機会があれば是非とも皆さんに観て頂きたいと思う作品です
斜め後ろの方はしゃくり上げるほど泣いておられて、終映後『目の下が真黒になっちゃった』と連れの方に仰っていました
自分がハンカチを使わずに済んだのが今だ不思議(+_+)
帰りに本屋さんをブラブラして
新潮選書「皮膚感覚と人間のこころ」を購入
この映画と関係アリです(*^^)v
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