新潮社
2015年4月 発行
349頁
阿刀田さん初読です
近寄りがたい雰囲気の方だと思っていましたが想像していたよりずっと読みやすかったです
五木寛之さんの「親鸞」を読んだ時も「五木さんは平易な文章を書く人なんだねぇ」と息子と話しましたっけ
勝手な先入観や思い込みでの読まず嫌いはいけませんね
反省反省
「たづたづし」「薬指の秘密」「花酔い」「月を見るまでに」「男と女の学校」「頭のよい木」「偶然奇談」「花を訪ねて」「朗読者」「地下水路の夜」「芳香の女」「言葉の力」
言葉の力をテーマに紡ぎだす豊穣な12の奇譚
およそ中年~老年に達した男女が「そういえば、こんなことが…」と振り返る過去
現実と遠くかけ離れてはいないけれど不思議で不確かな記憶や思い出
もしかしたら皆持っているものなのかもしれません
ただ、記憶の引き出しの奥に紛れてしまっているだけで…
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