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水村美苗「増補・日本語が亡びるとき 英語の世紀の中で」

2016年02月01日 | ま行の作家

 

ちくま文庫
2015年4月 第1刷発行
454頁

 

 

日本語は、明治以来の「西洋の衝撃」を通して、豊かな近代文学を生み出してきた。いま、その日本語が大きな岐路に立っている。グローバル化の進展とともに、ますます大きな存在となった〈普遍語=英語〉の問題を避けて、これからの時代を理解することはできない。われわれ現代人にとって言語とはなにか。日本語はどこへいくのか。

 

1章      アイオワの青い空の下で〈自分たちの言葉〉で書く人々

2章      パリでの話

3章      地球のあちこちで〈外の言葉〉で書いていた人々

4章      日本語という〈国語〉の誕生

5章      日本近代文学の奇跡

6章      インターネット時代の英語と〈国語〉

7章      英語教育と日本語教育

 

 

これまでも日本語や漢字に関する本を何冊か読んできましたが、本書ほど充実した内容のものはありませんでした
真面目に、誠実に、日本語について日本文学について、外国語との関わりについて著されています
衝撃的なタイトルは夏目漱石「三四郎」での広田先生の台詞からとったとのこと

じっくり読んでいたらおよそ2か月もかかってしまいました
本棚に永久保存です

 

 

 


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