読書と映画とガーデニング

読書&映画&ガーデニング&落語&野球などなど、毎日アクティブに楽しく暮らしたいですね!

樹のぶ子「透光の樹」

2012年08月02日 | た行の作家

 

文春文庫

2002年5月 第1刷

2010年7月 第12刷

251頁

 

 

25年ぶりに再会した中年男女の激しく一途に燃える愛

第35回谷崎潤一郎賞受賞

すべての現実感が消えるほどの結晶のような透明な恋の物語

 

文体は確かに美しく、志賀直哉を思い出させるような素晴らしい描写力がありました

が、女性版・白石一文さん?

金銭契約、死、愛することによってもたらされる欠落感を繰り返し話し合う二人

こういうベトベトする恋愛ものはダメでした

 

男を病で死なせ、女を精神疾患にして物語を終わらせて、どうしろと?

ただ二人の激しい愛の行方に浸れと?

 

好みの問題でしょうが、残念ながら自分は受容れ不可でした

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 岡本喜八「マジメとフマジメ... | トップ | 平岩弓枝「聖徳太子の密使」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

た行の作家」カテゴリの最新記事