文春文庫
2002年5月 第1刷
2010年7月 第12刷
251頁
25年ぶりに再会した中年男女の激しく一途に燃える愛
第35回谷崎潤一郎賞受賞
すべての現実感が消えるほどの結晶のような透明な恋の物語
文体は確かに美しく、志賀直哉を思い出させるような素晴らしい描写力がありました
が、女性版・白石一文さん?
金銭契約、死、愛することによってもたらされる欠落感を繰り返し話し合う二人
こういうベトベトする恋愛ものはダメでした
男を病で死なせ、女を精神疾患にして物語を終わらせて、どうしろと?
ただ二人の激しい愛の行方に浸れと?
好みの問題でしょうが、残念ながら自分は受容れ不可でした
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます