原題 El espíritu de la colmena
英題 The Spirit of the Beehive
1973年 スペイン
1940年頃
スペインのとある小さな村に「フランケンシュタイン」の巡回映画がやってきます
姉のイザベルと一緒に映画を観た6歳の少女アナは、その夜、寝室で姉から怪物は村はずれの一軒家に住んでいると聞かされます
姉は、普段から夢見がちですぐ人の言葉を信じるアナをからかっただけなのですが、すっかり信じ込んでしまいます
ある日、アナが一人でその家を訪ねると、そこには見知らぬ負傷兵が隠れていました
こっそり、食べ物や父親の衣類を運んで面倒をみるアナでしたが…
年の離れた両親
父親は資産家なのでしょうか
これといった仕事はしていないようで、日々ミツバチの研究に勤しんでいます
若く美しい母親は誰かに手紙を書いています
無駄な物を一切排除したカメラワーク、美術、衣裳に惹きつけられます
アナを演じたアナ・トレントの無垢な瞳が全てを語ります
40年以上前の映画とは思えません
私の中ではいつまでもいつまでも色褪せることのないであろう美しい映画でした
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