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アラン・ベネット「やんごとなき読者」

2009年12月23日 | 海外の作家
やんごとなき読者とは
グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国の女王・エリザベス2世のこと

知的ではない、物事を深く考えない、本を読まない、といったイメージをもたれているイギリスの女王や王室

バッキンガム宮殿の裏庭に停まっていた移動図書館に足を踏み入れた女王は宮殿の厨房で働く本好きの少年ノーマンと出会う
このとき一冊の本を借りたことをきっかけに次第に読書の喜びに目覚め公務をなおざりにするほど読書に熱中するようになる
やがて大量の本を読むなかで読者としても人間としても大きく成長した女王は自ら文章を書くようになり、ついには驚くべき決断をする

上質なコメディです
イギリス流ユーモアやウィットがわからなくても充分読めます
人生を変え、視野を広げ、他人の身になって考えさせ、育ちや階級の束縛から人を解放する読書の力

日本に置き換えてみたいけれど、絶対発刊禁止ですよね
キンジョウテンノウが読書に没頭して公務に遅刻するは謁見をテキトーに切り上げるは
有り得ないけど有ったら…

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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2009-12-23 22:08:58
こんばんは。
私の方からもトラックバックを幾つか貼らせていただきました。
返信する
カートさん (こに)
2009-12-25 18:56:13
ありがとうございました
再度、こちらからもお邪魔します
宜しくお願いします
m(__)m
返信する

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