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映画・ヴィンセントが教えてくれたこと

2015年09月24日 | 映画(海外)

 

原題 ST.VINCENT
2014年 アメリカ

 

 

ブルックリンの一軒家に暮らすヴィンセント・マッケンナ(ビル・マーレイ)は酒とギャンブルだけが生きがいの偏屈老人
だらしない恰好で古いオープンカーを乗り回し、競馬場へ通い、行きつけのバーで冴えないジョークを吐く日々で、彼の側にいるのは愛猫とロシア人ストリッパーのダカ(ナオミ・ワッツ)-仕事上のパートナーらしい-だけです
そんな彼の隣家に越してきたのがシングルマザーのマギー(メリッサ・マッカーシー)と12歳の息子・オリヴァー(ジェイデン・リーベラー)
チビで痩せっぽちのオリヴァーは転校先で早速イジメの洗礼を受け、家の鍵を取られてしまいます
家に入れない彼は、ヴィンセントの家で電話を借りマギーに連絡を入れます
病院の検査技師として働くマギーは、残業も多く帰宅が遅くなりがちなので、これをきっかけにヴィンセントにオリヴァーの“シッター”を依頼することにするのでした

 

オリヴァーが相手でも自分のペースを崩さないヴィンセントですが、不思議とウマの合う二人は祖父と孫ほどの年齢差がありながら『友情』を育んでいきます

 

誰からも理解されず、人生を諦めた不良老人・ヴィンセント
そんなヴィンセントの優しい一面を知っているオリヴァーは、学校から出た身近にいる「聖人」について調べる宿題にヴィンセントを選び、こっそり彼の人生を調べ始めます
いよいよ発表の日、多くの保護者や関係者の前でオリヴァーが発表した内容はヴィンセントの人生に再び光を当てるものでした

原題の頭のST.はここからきているのですね

 

ヴィンセントや母親、ダカら、苦労の多い大人たちに囲まれ、自分自身も辛いものを抱えつつ健気に暮らすオリヴァーが良かったです

 

ちょっと悲しいコメディですが
メリッサ・マッカーシーがシリアスな役に終わるのかと思いきや結構笑わせてくれるし
ナオミ・ワッツも自然体で笑わせてくれるし
ラスト、重要な役どころの面々がヴィンセントの家で一緒に食事をするシーンの微笑ましいこと
まるでひとつの家族のように見えました

 

 

 


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