ポット出版
2009年10月 第1版第1刷
2010年3月 第1版第2刷
2010年9月 第1版第3刷
272頁
著者・大塚隆史
昔、一世を風靡したラジオ番組「スネークマン・ショー」に参加
ゲイのポジティブな生き方を発信
1982年、ゲイバー「タックスノット」を新宿に開店
現在に至るまで多くのゲイやレズビアンの相談相手として幅広い支持を得ている
昨年、週刊ブックレビューで篠井英介さんが紹介されていました
女形としても活躍されている篠井さん
かなり前、朝の連ドラだったかしら
子供に「おじちゃんは、男?女?」と聞かれて、明るく「人間!」と答える場面が記憶にあります
本書は、大塚さんの子供時代から現在に至るまでのエピソードを中心に、いかにパートナーとの関係を構築し続けてていくか、がゲイの世界を知らない人たちにも解るように説かれています
ここに述べられている「二人で生きる技術」
同性愛の相手に限らず、男女、家族、友人、会社の上司、部下、同僚など、全ての人間関係に当てはめることができると思います
一人だろうと二人だろうと幸せになるのはその人次第
パートナーシップは相手に対して心を開いていく営みである
開いていなければ相手を受け容れられない
大切な人が苦しんでいる時に手を差し伸べたいと思うのは自然な気持ち
困った時に手を差し伸べ、支えるというのは、パートナーシップの目的といいうよりは結果なのである
パートナーシップを成り立たせている技術
・相手に自分の考えを伝える技術
・相手から本音を引き出す技術
・相手の気持ちを害さないようにする技術
・自分の気持ちをコントロールする技術
・自分たちが今どういう状態にあるのかを見極める技術
・意見の対立を調整する技術
などなど
読んで損はしない一冊だと思います
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