新潮文庫
2014年3月 発行
2014年8月 7刷
文庫版あとがき 梅津正樹
321頁
2003年から9年間NHK総合テレビで放送された「気になることば」で取り上げられた内容をまとめたものです
数え方の不思議
いまどきの言葉の意味
あいさつはむずかしい
時間にうるさい
ヘンじゃないの?
季節はめぐり、言葉もめぐる
書き方・読み方に迷う
意外な語源
カタカナ語にご用心!
方言は奥深い
これって何?
タイトルになっている「サバ」の正体
語源は諸説あるようですが、最も有力な説は
「サバ」は魚の鯖のことで、傷まないうちに急いで数えたことから数がおおざっぱになったので、そこから数をこまかすことを「サバを読む」と言うようになったというもの
なのだそうです
「時間にうるさい」の章に収められている「あさっての次の日は?」
おおまかに分ければ東日本は「やのあさって」、西日本は「しあさって」と言うのだそうです
ちなみに我が愛知県では「しあさって」です
しかし、最近は商売取引などで関係が深くなり、東日本でも「しあさって」と言う人が増えたとか
大坂で聞いた立川志の輔師匠の落語では『やのあさって』でした
本書を読んでいなかったら意味が解らなかったかもしれません
雑学として楽しく読めます
勿論、『ことば』の本来の意味やいわれ、変化なども学べます
すぐ忘れてしまうのがナンですけどネ
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