ミカエルの函館散策記

美しい夜景と異国情緒溢れる町・函館。
名所・旧跡・食べ処をご紹介していましたが今や万屋。
ご訪問に謝々。

第179号 心にも太陽が~「ソレイユ祭り」

2007年10月03日 | お祭り

先月の30日(日)、市内旭岡町にある老齢者総合施設「旭ケ岡の家」の「第31回
ソレイユ祭り」が開かれました。
「ソレイユ」とは、フランス語で「太陽」の意味。

施設は、「社会福祉法人・函館カリタスの園」が運営するもので、理事長は函館元町カトリック教会のフィリップ・グロード神父。
神父はまた、夏の夜に五稜郭で上演される「函館野外劇」の理事長も務めておられる。
毎年この時期、市民へ感謝の意味を込めて行われるお祭りで、施設見学もあり、臨時バスが運行されるほど。今年も約1,200人の人出で賑わいました。
場所は、「トラピスチヌ女子修道院」から3kmほど離れた丘陵地。

 
正面入り口左には「マリア像」、右には「ヨゼフ像」がありお迎え。

 
進んで行くと「歓迎」と「ソレイユ祭り」の大文字看板が祭りムードを盛り上げます。
オープニングセレモニー、吹奏楽コンサート、昼食タイム、神父のトーク「ブラボー!スーパーオールド」、お楽しみ抽選会と続きました。

  
在宅ケアセンター・ベレルとお祭り広場に出店したレストラン・五島軒。
歴史を誇るカレーが250円で提供。
ほかに、カール・レイモンの焼きソーセージ、焼き鳥、焼きそば、つきたてのもち、どんきみ、たいやき、おにぎりと並び、食欲をそそる匂いが立ち込めます。

 
丘の上にある聖心メモリアル公園と木陰にあるルルド公園。

 
ライトアップする風車とアニエスの塔。最上部には、ロンドン、パリ、ローマ、ニューヨークなどへの距離と方角が記されています。
函館山、津軽海峡、函館港、周辺の山々が一望できるパノラマ展望台です。

 
噴水あすなろ公園とお楽しみ抽選会光景。人気賞品は神父が描いた水彩画。

施設の憲章は、「老年期は人生最高のバカンス」とし、次のように老年期を讃えています。
①お年寄りの人権の土台は、心の神秘にあります。
②お年寄りの個性は、かけがえのない宝です。
③お年寄りは、大切な社会の一員です。
④お年寄りのケアは、家族と社会の連帯で育みます。
⑤お年寄りこそ、ケアの主人公です。
⑥お年寄りの笑顔は、文化のバロメーターです。

お祭り広場に集まってきた入所者と職員の方々からは笑顔があふれ、ここでの生活が満ち足りた人生であることを物語っているようでした。
それは、なによりも、この憲章と讃えることば、環境にあると思いました。

「来年も、元気でここでお会いしましょう。有難うございました。」と神父の結びの言葉。こうして、 心にも太陽があふれる「ソレイユ祭り」は幕を閉じました。
施設の方々、ご苦労さまでした。

(私達も入所させてもらおう・・・かなぁー?)

                       ミカエル

 

 



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2 コメント

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そうですね (ミカエル)
2007-10-05 19:32:57
たまびとさん、こんばんは!
避けては通れない「老年期」。
妻や息子とも話し合うことはありますが、いつ、どのような形で忍び寄ってくるのか?
予測できないから困ったものです。
「前向きに何かに打ち込む」、この生活姿勢を送り続けたいと思います。

         ミカエル
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心にも太陽があふれる (たまびと)
2007-10-04 20:42:45
そろそろ老年期を考える年齢になってきました。
「心にも太陽があふれる」老年期を過ごしたいと思います。
お金のことや病のこと、自分の心がけだけではどうにもならないことが起きてくるかもしれません。
でもできるだけ心清らかに、慎ましく老年期を過ごしたいと願っています。
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