<大地震裁判> イタリヤのラクイラ地方で2009年4月6日にマグニチュード6.3の大地震が有り、300人以上の犠牲者が出ました。そして6万人の被災者が家を失い、今尚 殆ど復興をして居ません。
其の事で イタリヤでは前代未聞の裁判が行われています。被災者達が、地震の予測をした学者達5人と行政の責任者2人を、告訴したのです。つまり 此の大地震で多くの犠牲者を出し、家や財産を失ったのには、彼等7人に責任が有る と言うのです。
此の地震が起きる前に、余震と思われる地震が頻発して居ました。それで市民達は恐怖を感じてパニックになりつつあり、行政としてはパニックを防ぐ為に、学者を集めて会議を開き、大地震発生の四日前「地震のエネルギーは、もう放出されて大丈夫です」と「安全宣言」をして仕舞ったのです。
果してその四日後 大地震は来ました。然し「安全宣言」が出されて居た為逃げ出す人は殆ど居なくて大量の犠牲者を出す結果になったのです。其処で 犠牲者の遺族や被災者達は、学者5人と行政の2人を告訴したのです。
日本でも 福島原発事故の被災者達は、東京電力を告訴してもいいと思います。故郷を追われ、家族バラバラの生活を強いられている現状を、損害賠償では無く、刑事事件として告訴したらいいと思います。事件当時の東京電力の会長・社長・重役達は、今では悠々自適の満ち足りた生活をして、被災者の事なんか<何処吹く風>です。こんな事が赦されていいものでしょうか?
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