私は阪神ファンではないが、昨夜のBS1の放送は良かった。
優勝決定後 スタンドでファンが「六甲おろし」の合唱をする時、中継のアナウンサーが「六甲おろしの合唱が始まります。聞きましょう」と言ってフルコーラスの三番を歌い終るまで一切のコメント無しでスタンドのファンの「歓喜の合唱」を伝えてくれた。これは 前もっての筋書きなのか、現場スタッフのスタンドプレイなのか いづれにしても大変良かった。この沈黙は百万のコメントに優るものが有った。兎に角 昨今のスポーツ中継はしゃべり過ぎる。無駄な言葉を五月蝿く喋りまくり、見る者を疲れさせる。
それに比べて この沈黙は値千金だった。阪神ファンはこの一年 これを唄う事だけを悲願に応援して来たのだから、狂喜乱舞の様子が良く映し出されていた。
然し この「虎キチ」の人達 今年は勝ち組の喜びを満喫出来たが、以前の「ダメ虎」と言われた頃の「虎キチ」達はイトオシクて大好きだった。連戦連敗して、思い応援旗を担いで肩を落とし、アルプススタンドから帰っていく姿は可愛いと言うか「おおよしよし」とナデナデしたい程の愛着を覚えた。
「六甲おろし」もめったに唄えないので たまに唄える時の「ヤケクソ唄い」がまた楽しかった。
それがもう見聞き出来ないとなると淋しい。と言うと「虎キチ」さん達に怒られるかな?