今日も地球を歩いてます

前と後ろにバックパック担いでました。そんな頃も今は昔。今は日本で定住!専業主婦!笑

パナウティー訪問

2012年05月10日 | アジア編12年3月~8月

ドゥリケル2日目            

朝、チェックアウトして荷物を預けると
オーナーのおじいちゃんが
「今日カトマンズに戻るのかい?
 今日はストライキでバス走ってないよ」
と衝撃ニュース
どうやら今日と明日、ストライキらしい

「これまでもストライキはあったけど1日だけで
 そういうときは夕方以降にはバスが復旧したんだけどね
 今回は今日と明日の2日間だって言うし、どうだろうね」

むーん
明日の朝にはインド大使館に行ってビザを受け取る予定で
明日の金曜日を逃すと次は月曜日になっちゃう
なんとしてでもカトマンズに今日中に戻らんと

とりあえず
今日の午前中はパナウティPanautiへ行こうか
帰る手段は後でなんとかしよう
バスがなくてもトラックは走ってるだろうし
あわよくばヒッチさせてもらおう

パナウティは、
宿の手書きの地図によるとここから1時間半
ショートカットコースがあるらしい

とりあえず町の中心で朝ごはんを済まして
(ネパールの手作りドーナツ、素朴においしくてはまりそう
 1個5Rp、プレーン味)
バスパークへ
            
むーん、バスがない

そこらにいた青年に
「パナウティ、どうやって行くの?」
と聞いてみると
「こっちの道」

彼もバスのストで迷惑を受けた一人とのこと
今日いつも通りバスで銀行へ出勤しようとしたけど
バスがなくてこれから家へ戻るのだと
こうやって人員不足が生じるのか 
で、ストが経済的に大きな影響を与えるのねー

青年と歩いていく
カトマンズへ続くという幹線道路を
「メインだけど唯一の幹線道路」という道を

         
1時間ほど
あれ、隣のバネパBanepaの町に来ちゃったよ?

         

「ここからこの道を進んで行くとパナウティだよ
 歩いて1時間半くらい」

あぁ、これはショートカットコースじゃないのね
ま、いっか
のどかな畑の間のあぜ道を進んでいく


   

ここらの人、愛嬌ある人が多い

外国人を見ただけで「Hello!」って話しかけてくれる

今日はストで学校も休みらしく
子供がいっぱい
学校の制服姿のまま、お父さんの畑仕事を手伝ってる兄弟
制服、汚れちゃうよ?

             
あひるの行列も見て

途中バイタクの激しい転倒事故にも遭遇
お客の女の子まで吹っ飛んでた
無事でよかったけど
こわー
バイタクのドライバーはヘルメットしてるけど
乗客はノーヘルだもんな
バイタクに乗る気、まったくしなくなったよ

アイス売りにも出会い、5Rpアイスをつまむ
周りの兄ちゃんたちに絡まれつつ

            
飽きるほど歩いて

やっとパナウティの町

       

町のバザール、活気がないよ?
その奥へ進むと
旧市街エリア
古い町並み

  
        

なんと
中心部にツーリストインフォがあった
英語を話すスタッフ(訛が強いけど)
よっぽど人が来ないのか、Facebookを夢中でしてたとこだった

旧市街の一番先っちょ、
2つの川の合流地点にあるお寺に行ってみる
12年に一度あるという祭りのときには
かなりの人手になるらしいけど
今は普通のとき、のどかな静けさ

   

おなか空いてきた
12時だ
適当に入った店でごはん
おかず1皿10Rp
モモは1皿=10個入り25Rp
モモとしては最安価格だ

    
しかも
手作りのタレがめっちゃうまかったし

この店の青年、普段はカトマンズの音大に行ってるって
英語が話せる
ちょうどモモを仕込むとこからだったので
「一緒に作ってみる?」

急遽「モモ料理教室」
(といっても具を皮に包んだだけだけど)

  

両親は農業をやめて5年前からこの店をしてるんだとか
お母さんも笑顔がいいわー

さて
おなかも満足したし、ドゥリケルの町へ帰るか
帰りはショートカットコースにしよう

  

どこで曲がるのかイマイチわからんので
そこらの人に聞きまくる
「ドゥリケル?」
って
偶然、             
「この農道を進むんだよ」
ってところを発見            
 

その後も

ドゥリケルへの道は思わぬところで曲がったりするので
何度もあやしそうな分岐点で
「ドゥリケル?」
と連発
                  

日本の工業高校の作業着のお古か?
おじいちゃんに遭遇

そして今日も
途中で雨が降ってきた
もうすぐ雨季だからか?
ここ数日、ずっと午前中はめっさ晴れてるのに
午後になると通り雨

今日は商店の軒下におじゃま
するとすぐに
子供3人が寄ってくる
ネパールの多様性を現してると思われるくらい
3人見事に顔立ちが違う
                 
今日の雨は30分間
そのうち
なんとヒョウが降った
どんな天気やねん
こんなにヒョウが激しく降ってるの、生で初めて見たよ

                
雨の後も歩き続け
「ドゥリケル?」を村人に連発して
やっと目的のドゥリケルに戻ってきた

         
         
ちなみに
ドゥリケルの町からパナウティへ行くには
まずこの広場の写真の
水色の建物横から出るらしい
(ただし、実行する場合は必ず地元の人に確認を)

          
午後4時前

宿に戻って荷物を引き取る
あ、雨足が強くなったよ
もはやジャジャ降りじゃん

オーナーのおじいちゃん
「これはもう1泊しろってことだよー」
とのほほんと言う
できればそうしたいんだけどねー
とりあえず今日帰れるかトライするよ

雨の弱まるのを待ちつつ
おじいちゃんと世間話
                 

「今朝軍隊のランニングを見たよ」
と何気なく言ってみると
「わしは軍隊が嫌いだ
 家族を亡くしたんだ」

ネパールの暗い一面を教えてくれた
常に明るいおじいちゃんだった分、
そんな過去があったことにショック
「明るくしていないとやっていけないんだよ」
って

そのうち雨が弱まったので
とりあえずバスパークへ移動

宿のおじいちゃんには
「バスでもトラックでもなんでも、
 つかまらなかったらまた戻ってもう1泊するね」
と言って出る

車道で来る車にヒッチの合図をしようとした瞬間
普通のセダンが来る
「Only For Tourist」の張り紙
どういうこと?
「いくら?」
って聞くと
「いくらならいい?」

なぜか逆に聞かれる
あれ、どういうこと?
そんならバスと同じ額を言うよ?「50!」

「そんなの安すぎるよ
 まぁいい、乗れよ」

どういうことや
50Rpでいいってこと?

乗り込んで走りだしてからそのドライバー
「50Rpはバスと同じじゃないか
 これはタクシーだ」
って
いやいや、それは今更って話だよ
乗り込むとき交渉したじゃん

そのまましばし走ると
道が封鎖されてた
ストだからか?
5時過ぎまで10分ちょい待ってると
スト解除
まるで
「今日の業務終了!」みたいに
道が開いた
そのままカトマンズへ

やっぱバスと違って早いなぁ
いやぁ、でも助かる

「カトマンズのどこに行きたいの?」
って聞かれたので
「タメル地区」
って答えたのに
なぜかタメルより3キロくらい南の方で停車
助手席に始めから乗ってた姉ちゃんが降りるところなのね

肝心のお金は、というと
「フリーでいいよ」

なんだ、いいやつじゃん!
ってか何でお金のこと聞いたの?
始めに「いくら?」ってうちらが聞いちゃったから?

それにしても
助かった
今日中に帰れた、カトマンズ!

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