Miaou:猫と一緒にフランス語

長い道のりを猫と共に行きつ戻りつ

レイチェル・ワイズとナイジェラ・ローソン

2006-05-22 00:16:59 | Weblog
土曜日に「ダヴィンチコード」を観てきました。
お金をしっかり掛けた、さすがハリウッド映画!という印象です。
原作を読んだのがだいぶ前なので、原作と比べることはありませんでした。
時間とお金を使って観てもモトは取れる映画かな、程度です。
でもやはり、トム・ハンクスはヨーロッパロケの映画には似つかわしくないのでは?と思えて仕方ありませんでした。
私個人として、彼の出演作で一番好きなのは「フィラデルフィア」です。
オドレイ・トトゥは、華奢ですね。脚も細いし本当に小柄な女性なんですね。大きな瞳とえくぼが印象的。
これもまた、私個人として、彼女の出演作で一番好きなのは「堕天使のパスポート」です。

「ダヴィンチコード」についてはこのくらいにしておいて、「ナイロビの蜂」に戻りたいと思います。
ヒロインのレイチェル・ワイズ。
映画公式HPで最初に彼女の写真を見たとき、「あ、ナイジェラ・ローソンに似てる」という第一印象を持ちました。

ナイジェラ・ローソンはイギリスの料理研究家です。
以前、NHKの衛星放送、お昼間の時間に彼女の料理番組が放送されていました。
イギリスの「Channel 4」というテレビ局が制作している
Nigella Bites」という番組。

「今日はリゾットとチキンスープとチョコレートケーキを作ってみましょう」と。
いつもそうなんですけど、カロリー度外視のレシピです。
バターにオリーブオイルでお米をいため、スープを加えてリゾットを作り、
別に、全卵3個にサワークリーム、パルメザンチーズたっぷりすりおろしたものを
混ぜてそれをリゾットと一緒にします。
「真珠色のリゾットが、みるみるゴールドに変わりました」の語り付き。

「疲れたときはチキンスープです、作っているとほっとするの」って言いながらも
大鍋からは鶏の足がニョキっと2本見えています。
牧草を扱うときに使う、大きなフォークみたいなものの
ちょっと小さいの、をお鍋の中の鶏に刺し、引き上げます。
「ほら、キレイな黄金のスープができました」って。

チョコレートケーキだってすごいです。
バター200gを溶かして、卵黄に粉砂糖を加えて攪拌、バター加えて
次にお粉。
ケーキを焼いている間に、ケーキの表面に塗るチョコレートクリームを作ります。
バター250gを柔らかくしておいて、溶かしたチョコレートとバニラエッセンス、生クリームとお砂糖もです。
「ボールに残ったクリームはヘラできれにとったりしません、あとで、舐めるからです」の語り付き。

その、指を舐めるところとか、全卵を素手で黄身と白身に分けるところとか。
みていると、ちょっとお料理番組というよりも、セクシーな雰囲気がそこはかとなく。

カメラも、最初はフォーカスをぼかして、だんだんインしていったり
お料理の途中段階よりも、彼女の楽しそうな表情を映したりしています。

とにかく、最後は彼女の試食シーンで終わるのですが。
作ったお料理をテーブルにキレイにセットして試食開始、ではなく
お鍋からお皿によそったら、もうその場で立ったまま食べてしまうんです。
「Nigella Bites」という番組名はこのシーンからきているのかもしれません。
bite ってかみつく、とか食いつくっていう意味ですよね。

その、ナイジェラとレイチェルが似ているんですよね~~~~。