ひなたぼっこ日記

マクロビオティックを実践中の主婦が綴る日々のあれこれ。

自家製酵母講座&ポトラック@とことこさん宅

2008-02-29 18:16:11 | マクロビ日記
先月の事になりますが、1月29日、とことこさん宅にて自家製酵母講座の講師をしました
ご参加くださいましたのはとことこさん、AKIKAさん、momoさん、haruzooさんリョウエンさん
お知り合いの方ばかりだったので、皆さんに助けられながら和やかなムードで講座をすることが出来ました。

まずは酵母液の味見。
りんご酵母とみかん酵母を試飲していただきました。
それから、今回の講座は参加者の皆さんが酵母づくり経験者だったので、酵母のレクチャーはほどほどにして、皆さんからの質問にお答えするカタチにしました。
でもどんな質問に対しても「う~ん、適当に」「いい加減で大丈夫」とばかり答える私…。
答えになってないよね(汗)
でもね、つまり酵母ってのは分量や温度管理なんかいい加減でも、ちゃんと出来るんだよって事なんです。
ほったらかしにしつつ、でも最低限の基本(ビンは煮沸消毒する、とか)は守れば上手く育つなんて、なんだか子育てに通じるものがある?!




今回の試食
・トマト酵母の玄米炊き込みごはん
・かぼちゃとサツマイモのCOBO豆乳ヨーグルトサラダ
・かぶの酵母浅漬け
・酵母パウンドケーキ2種
・COBO豆乳ヨーグルト(画像なし)

今回も試食盛り沢山
皆さん美味しいって喜んでくださって嬉しかったです。
中でも『酵母スイーツ』にもレシピ提供させていただいた「COBO豆乳ヨーグルト」は食べた方は皆さん美味しいって言っていただける自慢のレシピ
ご参加くださった皆さん、どうもありがとうございました。


次回の酵母講座の開催も決定してます
3月23日(日)14時半~16時、料金は2000円。
場所はほのかふぇさんです。

近日中にちゃんと告知記事書きますね。


そして講座のあとはみんなでポットラックランチです



写真には麺しか写ってないけど、AKIKAさんお手製のうどんをとことこさん作の汁で煮込んだ「味噌煮込みうどん」は身体も温まってとても美味しかった
しかもお味噌もAKIKAさん&とことこさん自作の手前味噌!
う~ん、贅沢です。
写真下のお惣菜2品&左上のドーナツはリョウエンさん作。
いづれも尾形先生レシピだそうです。
リョウエンさんのお料理は、どれも穏やかな気が廻っていて、食べると落ち着きます。
まさに癒し系料理だね。



momoさんお手製のたくあんもとっても美味しくて、しかも嬉しい事にひとり1本のお土産まで用意していただいちゃいました。
たくあん好きなムスメとふたりであっという間に食べちゃった。

haruzooさんが持ってきてくれたぬか漬けの中に、なんと生姜のぬか漬けが!
これがピリッとスパイシーで美味しかった~。

とことこさんのキャベツとひじきのサラダはパフキヌアをかけて、生姜酵母入りのドレッシングをかけていただきました。
何がって説明できないけれど、ついつい箸が止まらなくなる味です。



haruzooさんが噂のねぎケーキを焼いてきてくれました~
米粉ケーキの常識を覆すふんわり食感にびっくり。
今回は私たち向けに甘味料も控えめにしたとの事でしたが、ネギの甘味がネギ臭くなることなく引き出されていて美味しかったです。

美味しいお料理&スイーツでおなかもいっぱい、おまけに酵母講座までさせていただいちゃって、幸せ~な1日でした




しあわせについて考えてみた。

2008-02-13 14:43:19 | マクロビ日記
なんじゃこの恥ずかしいタイトルは!(爆)

なかなかブログの更新が出来ませんが、忙しいのかというとそうでもなく、普段と変わりない生活をしてたりします

じゃあなんでブログを書かないのかというと、今私は学生の時以来かもってぐらい空前の読書ブーム
そして勉強ブームでもあるのだ。
前々回だっけ?の記事でいろいろ書いたけど、年末年始はいっぱい考える事があった。
頭の中をフル回転させて答えを吐き出した。
アウトプット。
すっきりした。
そして頭の中が空っぽになったら、今度はいろいろインプットしたくなったんだと思う。
今はPCに向かう時間があったら本が読みたい。
でもそろそろ溜め込んだ知識を外に出してもいいかも~ってな感じで、久々のブログ更新です。


最近読んで感銘を受けたのが、ほのかふぇのオーナーさんにお借りした『ピースローソク』(辻信一著)。
著者の辻信一さんは文化人類学者であり、また府中の「カフェスロー」や、「100万人のキャンドルナイト」の代表を務めてたりする行動派です。
この本は、辻さんとスローな生き方を実践されてる「知る人ぞ知る」各界の著名人との対談集で、坂本龍一さんなんかの対談も載っております。

スローな生き方、本当の豊かさってなんだろう?
この対談の中の彼らは、崩壊に向かってるとしか思えない今の世の中に危惧感を持ちながら、でも決して諦めずに行動している。
自分が動く事で何かが変わる。
そう、それはハチドリのひとしずく。
…私も変わらなくちゃ。

で、1月には大地宅配主催の辻さんの講演会に行ってきました
自分が変わるためには、素敵な人に直接会って感化を受けるのが手っ取り早いと思ったから。
もう、グットタイミングすぎるぞ大地宅配
運命感じちゃうわ~
ご本人のお話を直接お聴きし、ますます惚れてしまいましたよ。
辻さん、あなたはなんてカッコイイ大人なんでしょう!
こういう大人に私もなりたい。

「幸せに至る過程は、幸せでなければいけない」

ガンジーの言葉なんだそうですが、講演の中で一番グッときました。
ちょうどこの講演を聴いた1月中旬は、昨年末からの精神的にもボロボロ状態をひきずってたので、この言葉を聴いた時は涙が出るかと思った。

私はもう、無理しなくていいんだ…。

私は今まで「幸せ」って、何かを代償にしたり努力したりして手に入れるものだと思ってた。
こんなに頑張ったのだから、私は幸せになれるはずだ、と。
でも努力して手に入れた幸せは、本当の幸せなんだろうか?
心のどこかで無理して手に入れた幸せは、何だか不安定な感じがする。
少しでも努力を怠れば逃げてしないそうな幸せに必死にすがり、不安を掻き消すためにまた苦しい努力をして。
いつになったら私は心の底から平安だって思えるんだろう?

辻さんのお話の中にあったけど、成長の先にあるものは、さらなる成長。
例えば経済、GNP。
GNPは毎年成長し続ける事で国の豊かさを表す指数だけど、現代の経済成長は実はもう限界が見えてている。
成長には必ず限界があるのだ。
しかし人は限界を見ないふりしてだましだまし成長し続けている。
少なくとも成長している間は豊かなんだと思えるから。

でも、と辻さんは言う。
幸せのために郊外にマイホーム購入して、通勤時間片道2時間とかかけてローン返済のために必死に働いて、休日は疲れて1日家でゴロゴロ。
これが望んだ豊かさ?幸せ?
定年退職する頃にやっとローン返済して、そしたら幸せがやってくるの?
見えない幸せのために「今」という貴重な時間を浪費するのって、なんかもったいなくない?
そもそもこの場合の豊かさって物質的なものだ。
物質的な豊かさを得るために、精神を犠牲にしてる現代の私たち。

そこで今一度問われる、本当の豊かさとは?
それは成長によって手に入る豊かさを捨てたとき、見えてくる…。

思い切って頑張るのをやめてみよう。
走るのをやめた時、立ち止まった時に初めて見えてくるもの。
空の青さ、木々のぬくもり、風のささやき、生き物の息吹。
人と人との繋がり。
そんな当たり前の事、スローな事の中に本当の豊かさを感じる。
そこにあるのは競争ではなく、共生。

見えない未来に頑張って投資するよりも、「今」を大切に生きる事。
「今」の積み重ねが未来となっていくんだ。
昨日が幸せで今日も幸せだったら、きっと明日も幸せで、そうやって積み重ねられていく小さな日常が、一生を満ち足りた豊かなものにしてくれるんだと思う…。

私が実践しているマクロビオティックの食事だって、基本は「今、自分が美味しいと感じるもの」を食べる事。
マクロを実践してるのに苦しいのは、何かが間違っている証拠なのだって誰かが言ってた。
(それは食事の陰陽以外に精神的な原因もあったりするのだが…)
またマクロの食事は身体に優しいだけじゃなくて、精神も穏やかにしてくれて、そのうえ環境にも優しかったり、とうまく地球上で回り廻っている。
全てにおいて出来る限り無理なく循環しているってのが、多分答えなんだ。


また、先日行ったはづき虹映さん佐藤伝さんのジョイント講演会「90分でアタマも運もよくなる7つの方法」で、お二人とも夢をかなえるために必要なもののひとつは「ワクワク感」と仰っていた。
ワクワクするのって、すっごい幸せな気分だよね?
「幸せに至る過程は、幸せでなければいけない」というガンジーの言葉はここでも当てはまると思う。

私は最近誰かのために自分が我慢するって発想をやめた。
自分や誰かの不幸(不満)のうえに成り立っているの幸せは、本当の幸せじゃないと思うようになったからだ。
実際、心が楽になった。

私の母は「子供や夫のため」と常に自分を犠牲にして家庭に尽くしたタイプの人なんだけど、それに対して私は、母の犠牲の上に成り立っている自分の幸せというものに幼い頃から罪悪感を持ってしまった。
そしてそこまで尽くしてくれる母の望み応えられない自分は人間として最低なんだって思い込んでしまった。
「あなたのためにやってるのよ」という母の気持ちがとても辛かった。私に反抗する勇気があれば、または母が自分が尽くす事に対して不満を持ってなければ問題なかったんだろうけどね~。

そんなトラウマもあって今まで私は、幸せな時でさえ、どこか不安だった。
ムスメも私の不安を肌で感じ取っていたのか、常に私の顔色を伺うような子だった。
(私もまた、人の顔色ばかり気にする子供だった)
その事に気付いた時。
まずは自分が幸せになろうって思った。
私は自分が楽しいから子育てしてて、家事やって、いろんな事にチャレンジしてる。
私が幸せなら、きっとムスメも幸せを感じてくれる。
これは私が実際に意識改革して変化した時に、確信となった。

それと、この講演会ではまず夢を持つ(知る)ことの大切さを語っていたけど、でも夢ってのは最初から必ずしも具体的なものじゃなくてもいいんだと思う。
自分が何をしたいのかわからないけど、でも何かしたい。
変わりたい。
そんな漠然とした思いを大切に育てていきたいです。









ムスメの誕生日

2008-02-01 00:03:35 | コドモのこと


1月15日。
ムスメは4歳になりました
お誕生日当日は平日のため、前日の14日に家族でささやかお祝いをしました。
私たち夫婦からのプレゼントはミニーちゃんのATMのおもちゃ。
日中に吉祥寺のヨドバシカメラへ行き、ムスメ自ら選びました。
私は電子音鳴り響くプラスチックのおもちゃよりは絵本をあげたかったんだけど…本人が欲しいというのだから、まぁいいか



お誕生日のディナーなので、ムスメの好物を集めました

タカキビハンバーグ 大根おろしソース
粉ふきいも
茹でキャベツ
パスタと人参のサラダ
茹でブロッコリー
苺のショートケーキ

タカキビハンバーグは昨年のクリスマスに作ったタカキビローフと同じ具です。
今回はちゃんとテンペも入れました!
リベンジ成功です。
やっぱりテンペを入れた方がよりコクとボリュームが出てお肉っぽくなる。
ソースは大根おろしと醤油、葛を火にかけてとろみがつけば完成です。
加熱することで大根の辛味が甘味に変化して、ノンシュガーでも甘くて美味しいソースになります。
しかも簡単&大根で消化促進と嬉しい事づくしのお気に入りのソースです。

苺のショートケーキはムスメのリクエスト。
「いちごの おーきいけーきつくってね!」と言われたので直径17cmくらいの型でホールケーキを作りました。
そしたら
「ちいさいよ~! もっとおーきいの!!」
とクレームを言われてしまいました
ムスメよ、家族3人で大きなケーキは無理だってば。

豆腐クリームの水切りが甘かったからか、ゆるめのクリームになってしまいました
ケーキをちょっとでも傾けると、巨神兵のように溶けて崩れるキケンなケーキです
でもスポンジはフワフワに出来たし美味しいケーキだったよ



子供も4歳ともなると、口も達者になってきます。
私がムスメに発する言葉の中の矛盾を的確についてきます。
私の「今、仕事中」「ちょっと待ってて」「あとでね」という逃げ口上に疑問を持ち、正論で勝負してきます。
常に本気で接してあげないと、バレます。

子供はいつでも真剣です。
ムスメは私、というか全ての相手に対して、常に真剣に向き合ってる。
自分に正直に愛を求め、そして意識なんかせず自然に愛を語れる。
ムスメは私なんかより、よっぽど大人だ…
そんなムスメの姿に日々感銘を受け(そして小島よしおのモノマネで脱力させられつつ)、学ばせてもらっている私です
どっちが年上なんだか(笑)
いや、子育てってのは同時に親育てなんだよね。

私は今までムスメが与えてくれる愛情に気付けずにいた。
最近になってやっとわかったよ。
私は30歳にもなって初めて、ムスメを通して愛というものを知ったような気がする…。

私が親というだけで、子は私を無条件に愛してくれる。
それが私にとっての幸せ。

ムスメよ、お誕生日おめでとう。
私たちのもとに生まれてきてくれてありがとう。