ゲームソフトの週間販売本数やゲーム市場を追いかける記事の第27回。
今週は1日遅れました。
コンシューマソフト週間販売ランキングTop20(4gamer.net/メディアクリエイト調べ)
※上記の週間販売本数以外のデータ(前作データ等)はすべてゲームデータ博物館様(ファミ通データ)より転載。
■「スーパーマリオ3Dランド」が3Dのマリオとしては最高初動
今回の首位は「スーパーマリオ3Dランド」(34.3万本)。今作は3Dアクションだけど、マリオシリーズは
もちろん2Dで始まり、N64の「スーパーマリオ64」でいったん3Dに舵を切ったものの、その後は
「Newスーパーマリオブラザーズ」が大ヒットを収め、以降は2D版と3D版が並行して発売されている。
ここで3Dのマリオシリーズの販売実績を見てみよう。
今作は3Dのマリオシリーズとしては「スーパーマリオギャラクシー2」を抜いて最高の初週本数となった。
3Dのマリオは最大のヒット作「スーパーマリオ64」でも累計164万本であり、2Dのシリーズには水を空けられている。
しかし「Newスーパーマリオブラザーズ」(累計620万本)の大ヒットによるマリオブランドの再浮上や、
2D版のファンを意識したテレビCMなどが功を奏し、今回のスタートに繋がったのだろう。
実際のプレイ感覚も、レポートしている通り、2Dの「Newマリオ」の延長でプレイできる。
今後はテレビCM等の印象だけではなく、実際のプレイ感覚が口コミで伝わり、初週の勢いだけではなく
累計本数も3Dマリオで最高の本数となることが期待されるところだ。
■今回のマリオに“もうひと伸び”が期待されたワケは?
3Dのマリオとしては最高の出足となったものの、流通では「爆発とまではいかない」と見られているようだ。
それはなぜなのか?
ここで現役の各プラットフォームにおける、№1タイトルの購入率をまとめてみた。
ご覧の通り、各プラットフォームの№1タイトルは、各ハード購入者の20%前後が購入している。
上記のデータはハード・ソフト共に累計のデータから計算しているけど、各№1ソフト発売直後で計算をすると
購入率はさらに高くなる傾向にある。しかしソフト発売直後のハード普及台数のデータがないのでご容赦を。
さて今回のマリオは、ソフト発売直後に関わらず、3DSユーザー全体に対する購入率は15%未満に留まっている。
流通では、今作は3DSを強力に牽引する№1ソフトの候補だと考えられており、これまでの№1ソフトのように
ハード購入者の20%程度が購入すると思われていたのだろう。
3DSは今後、「マリオカート7」や「MH3G」といった、今回のマリオに勝るとも劣らない有力なタイトルが控えている。
3DSユーザーの「本命」が今作ではなかったのか、それとも、これまでのハードの傾向とは違い、№1ソフトの購入率が
20%どころか15%にも届かない分散した形になるのか。今後の有力作の販売動向が注目されるところだ。
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今週は1日遅れました。
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■「スーパーマリオ3Dランド」が3Dのマリオとしては最高初動
今回の首位は「スーパーマリオ3Dランド」(34.3万本)。今作は3Dアクションだけど、マリオシリーズは
もちろん2Dで始まり、N64の「スーパーマリオ64」でいったん3Dに舵を切ったものの、その後は
「Newスーパーマリオブラザーズ」が大ヒットを収め、以降は2D版と3D版が並行して発売されている。
ここで3Dのマリオシリーズの販売実績を見てみよう。
今作は3Dのマリオシリーズとしては「スーパーマリオギャラクシー2」を抜いて最高の初週本数となった。
3Dのマリオは最大のヒット作「スーパーマリオ64」でも累計164万本であり、2Dのシリーズには水を空けられている。
しかし「Newスーパーマリオブラザーズ」(累計620万本)の大ヒットによるマリオブランドの再浮上や、
2D版のファンを意識したテレビCMなどが功を奏し、今回のスタートに繋がったのだろう。
実際のプレイ感覚も、レポートしている通り、2Dの「Newマリオ」の延長でプレイできる。
今後はテレビCM等の印象だけではなく、実際のプレイ感覚が口コミで伝わり、初週の勢いだけではなく
累計本数も3Dマリオで最高の本数となることが期待されるところだ。
■今回のマリオに“もうひと伸び”が期待されたワケは?
3Dのマリオとしては最高の出足となったものの、流通では「爆発とまではいかない」と見られているようだ。
それはなぜなのか?
ここで現役の各プラットフォームにおける、№1タイトルの購入率をまとめてみた。
ご覧の通り、各プラットフォームの№1タイトルは、各ハード購入者の20%前後が購入している。
上記のデータはハード・ソフト共に累計のデータから計算しているけど、各№1ソフト発売直後で計算をすると
購入率はさらに高くなる傾向にある。しかしソフト発売直後のハード普及台数のデータがないのでご容赦を。
さて今回のマリオは、ソフト発売直後に関わらず、3DSユーザー全体に対する購入率は15%未満に留まっている。
流通では、今作は3DSを強力に牽引する№1ソフトの候補だと考えられており、これまでの№1ソフトのように
ハード購入者の20%程度が購入すると思われていたのだろう。
3DSは今後、「マリオカート7」や「MH3G」といった、今回のマリオに勝るとも劣らない有力なタイトルが控えている。
3DSユーザーの「本命」が今作ではなかったのか、それとも、これまでのハードの傾向とは違い、№1ソフトの購入率が
20%どころか15%にも届かない分散した形になるのか。今後の有力作の販売動向が注目されるところだ。
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まあXmas、正月にどかんと売り上げするんだろーね
法則がまた繰り返されるのかもしんない。
しかしマリカも3Dなんだけどねえ。
パーティゲームになると3DでもOKになるフシギ。