ゲームソフトの週間販売本数やゲーム市場を追いかける記事の第22回。
今回は時間的に英雄伝説ネタ一択。
→コンシューマソフト週間販売ランキングTop20(4gamer.net/メディアクリエイト調べ)
※上記の週間販売本数以外のデータ(前作データ等)はすべてゲームデータ博物館様(ファミ通データ)より転載。
■「英雄伝説」オリジナル作品をPSPで自社販売、CS市場でも成功した日本ファルコム
今回の首位は「英雄伝説 碧の軌跡」(12.8万本)。PSPの「英雄伝説」シリーズは8作目となるが、初週で10万本を
突破するのは今作が初めて。ここでシリーズの販売推移を見てみよう。
PSPの英雄伝説シリーズは、まずはバンダイがパブリッシャーとなって「ガガーブトリロジー」3部作を発売。
1作目こそPSPのローンチとして累計10万本を突破したものの、その後の2作品は低迷。
新規ユーザーの囲い込みに失敗していた。
普通ならここでPSPにおける英雄伝説シリーズは終了のハズなんだけど、その後は日本ファルコムが
パブリッシャーとなり「空の軌跡」シリーズを投入。低迷した2作品の煽りを受けてか、1作目の初週は1.5万本程度に
留まったものの、PSP本体の飛躍的な普及も追い風となり、「~3rd」は累計7.5万本まで伸びた。
ここまではすべてPCからのリメイク作品だったものの、空の軌跡シリーズで感触をつかんだ日本ファルコムは
英雄伝説のオリジナル作品投入のプラットフォームをPCからPSPに変更、CS市場に軸足を置く大転換を果たす。
満を持して発売した完全新作「零の軌跡」は、PSPの英雄伝説シリーズとしては6年ぶりに累計10万本突破。
今作「碧の軌跡」の初週10万本突破に繋がっていく。
CS市場への進出、そして成功の理由は、PCゲームユーザーとPSPの親和性が高く、移行がスムーズだったこと
そしてPSPソフトのメイン購入層を惹きつける内容で、新規ユーザーを獲得できたことだろうか。
ノンアダルトのPCソフト市場は沈みゆく船。今後も親和性が高いPSP&VITAへと乗り換えるメーカーは多くなりそうだ。
【関連記事】
・【週間ゲーム販売本数】ダークソウルが28万本を販売、PS3オリジナルシリーズで1位のワケは?
・【週間ゲーム販売本数】Wii「ドラクエI・II・III」が貫録の首位、PS3ソフトは初週偏向の改善を期待
・【週間ゲーム販売本数】「テイルズ オブ エクシリア」がシリーズ最高初動で首位、「PS2以上」が出始めたPS3
・【週間ゲーム販売本数】グランナイツヒストリーが好発進、デベロッパーとして存在感を増すヴァニラウェア
・【週間ゲーム販売本数】首位の「モンスターハンターポータブル 3rd HD Ver.」は完売なるか?
・【週間ゲーム販売本数】「みんなのリズム天国」が3度目の首位、ファミリーゲームにしたから売れたのか?
・【週間ゲーム販売本数】ソフトラインナップ不足でも、将来が買われた3DS
・【週間ゲーム販売本数】PSPで盛り返した「サカつく7」、4年半ぶりの初動10万本突破で首位
・【週間ゲーム販売本数】Wii「みんなのリズム天国」が連続首位、2011年発売で唯一のミリオン到達の可能性も
・【週間ゲーム販売本数】「みんなのリズム天国」が首位、実質値下げ&有力ソフトで盛り返すWii
今回は時間的に英雄伝説ネタ一択。
→コンシューマソフト週間販売ランキングTop20(4gamer.net/メディアクリエイト調べ)
※上記の週間販売本数以外のデータ(前作データ等)はすべてゲームデータ博物館様(ファミ通データ)より転載。
■「英雄伝説」オリジナル作品をPSPで自社販売、CS市場でも成功した日本ファルコム
今回の首位は「英雄伝説 碧の軌跡」(12.8万本)。PSPの「英雄伝説」シリーズは8作目となるが、初週で10万本を
突破するのは今作が初めて。ここでシリーズの販売推移を見てみよう。
PSPの英雄伝説シリーズは、まずはバンダイがパブリッシャーとなって「ガガーブトリロジー」3部作を発売。
1作目こそPSPのローンチとして累計10万本を突破したものの、その後の2作品は低迷。
新規ユーザーの囲い込みに失敗していた。
普通ならここでPSPにおける英雄伝説シリーズは終了のハズなんだけど、その後は日本ファルコムが
パブリッシャーとなり「空の軌跡」シリーズを投入。低迷した2作品の煽りを受けてか、1作目の初週は1.5万本程度に
留まったものの、PSP本体の飛躍的な普及も追い風となり、「~3rd」は累計7.5万本まで伸びた。
ここまではすべてPCからのリメイク作品だったものの、空の軌跡シリーズで感触をつかんだ日本ファルコムは
英雄伝説のオリジナル作品投入のプラットフォームをPCからPSPに変更、CS市場に軸足を置く大転換を果たす。
満を持して発売した完全新作「零の軌跡」は、PSPの英雄伝説シリーズとしては6年ぶりに累計10万本突破。
今作「碧の軌跡」の初週10万本突破に繋がっていく。
CS市場への進出、そして成功の理由は、PCゲームユーザーとPSPの親和性が高く、移行がスムーズだったこと
そしてPSPソフトのメイン購入層を惹きつける内容で、新規ユーザーを獲得できたことだろうか。
ノンアダルトのPCソフト市場は沈みゆく船。今後も親和性が高いPSP&VITAへと乗り換えるメーカーは多くなりそうだ。
【関連記事】
・【週間ゲーム販売本数】ダークソウルが28万本を販売、PS3オリジナルシリーズで1位のワケは?
・【週間ゲーム販売本数】Wii「ドラクエI・II・III」が貫録の首位、PS3ソフトは初週偏向の改善を期待
・【週間ゲーム販売本数】「テイルズ オブ エクシリア」がシリーズ最高初動で首位、「PS2以上」が出始めたPS3
・【週間ゲーム販売本数】グランナイツヒストリーが好発進、デベロッパーとして存在感を増すヴァニラウェア
・【週間ゲーム販売本数】首位の「モンスターハンターポータブル 3rd HD Ver.」は完売なるか?
・【週間ゲーム販売本数】「みんなのリズム天国」が3度目の首位、ファミリーゲームにしたから売れたのか?
・【週間ゲーム販売本数】ソフトラインナップ不足でも、将来が買われた3DS
・【週間ゲーム販売本数】PSPで盛り返した「サカつく7」、4年半ぶりの初動10万本突破で首位
・【週間ゲーム販売本数】Wii「みんなのリズム天国」が連続首位、2011年発売で唯一のミリオン到達の可能性も
・【週間ゲーム販売本数】「みんなのリズム天国」が首位、実質値下げ&有力ソフトで盛り返すWii
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます