ゲームソフトの週間販売本数やゲーム市場を追いかける記事の第20回。
時間不足で根拠となるデータ不足しておりますがご勘弁を。
→コンシューマソフト週間販売ランキングTop20(4gamer.net/メディアクリエイト調べ)
※上記の週間販売本数以外のデータ(前作データ等)はすべてゲームデータ博物館様(ファミ通データ)より転載。
■Wii「ドラクエI・II・III」は移植ながら「ドラクエソード」に迫る初動
今週の首位はWii「~ドラゴンクエストI・II・III」(26.3万本)。過去のソフトの詰め合わせ+特典というソフトながら
完全新作「ドラゴンクエストソード~」(30.2万本)に迫る出足を見せた。
ドラクエと言えば、リメイクでもミリオンを突破するシリーズだけど、ベタ移植ではどうなのか?
参考として「マリオコレクション」と、マリオの番外編の「ペーパーマリオ」の販売データを比較してみた。
(マリオカートやマリオパーティは毛色が違いすぎるので除外)
マリオの場合は番外編もベタ移植も同程度の伸び率。今回のドラクエは、データを見る限りは
さすがにミリオンは厳しそうなものの、完全新作の「ドラクエソード」と同程度の50万本を狙う展開になりそうだ。
■PS3「テイルズ オブ エクシリア」の2週目は初週の9%、初週偏向が際立つ
2位は発売2週目の「テイルズ オブ エクシリア」。本数は初週の9%にあたる4.7万本と落ち着いた販売になった。
初週本数がある程度大きくなると、2週目の本数は比率的に小さくなってしまう傾向にあるものの
初週50万本を超えたソフトでも、2週目の比率が10%を割るソフトは、調べた限りでは、これが初めてのこと。
前回の分析で、PS3はイノベーター向けのソフトについては、PS2時代に匹敵する実績を残していると書いたんだけど
それは反面、今回のような2週目に急落するソフトが多い現象にもつながる。
ユーザーの中心がイノベーターになってしまうと、販売はどうしても初週に集中してしまうためだ。
「テイルズ オブ」シリーズも、今回の「エクシリア」とPS2時代最後の「ジ アビス」の初週・2週目の本数を
比較すると、その差がよく分かる。
さらに「龍が如く」や「パワプロ」といったPS2時代にも大きな実績があったシリーズをピックアップしてみた。
他にも同様のシリーズが多くあるんだけど、時間の都合でご勘弁を。
別に初週に集中しようが、累計本数が悪くないならそれでいいじゃないか、と思うかもしれない。
しかしあまりに販売が初週に集中しすぎると、初週で売れ残りが多ければデッドストックになることが多くなり
販売店は初回入荷を絞りがちになってしまう。PS3の大作が初週で品切れになりがちなのは、このためもあるだろう。
大作ソフトのチャンスロスが増える現象は、ゲーム市場にとってもよくないことであるのは間違いない。
今回のテイルズにしても、そして今まさに品切れが続いている「ダークソウル」にしても
イノベーターの指名買いのみに頼らず、継続的なプロモーションをすることが、PS3市場にとっても必要だろう。
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時間不足で根拠となるデータ不足しておりますがご勘弁を。
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※上記の週間販売本数以外のデータ(前作データ等)はすべてゲームデータ博物館様(ファミ通データ)より転載。
■Wii「ドラクエI・II・III」は移植ながら「ドラクエソード」に迫る初動
今週の首位はWii「~ドラゴンクエストI・II・III」(26.3万本)。過去のソフトの詰め合わせ+特典というソフトながら
完全新作「ドラゴンクエストソード~」(30.2万本)に迫る出足を見せた。
ドラクエと言えば、リメイクでもミリオンを突破するシリーズだけど、ベタ移植ではどうなのか?
参考として「マリオコレクション」と、マリオの番外編の「ペーパーマリオ」の販売データを比較してみた。
(マリオカートやマリオパーティは毛色が違いすぎるので除外)
マリオの場合は番外編もベタ移植も同程度の伸び率。今回のドラクエは、データを見る限りは
さすがにミリオンは厳しそうなものの、完全新作の「ドラクエソード」と同程度の50万本を狙う展開になりそうだ。
■PS3「テイルズ オブ エクシリア」の2週目は初週の9%、初週偏向が際立つ
2位は発売2週目の「テイルズ オブ エクシリア」。本数は初週の9%にあたる4.7万本と落ち着いた販売になった。
初週本数がある程度大きくなると、2週目の本数は比率的に小さくなってしまう傾向にあるものの
初週50万本を超えたソフトでも、2週目の比率が10%を割るソフトは、調べた限りでは、これが初めてのこと。
前回の分析で、PS3はイノベーター向けのソフトについては、PS2時代に匹敵する実績を残していると書いたんだけど
それは反面、今回のような2週目に急落するソフトが多い現象にもつながる。
ユーザーの中心がイノベーターになってしまうと、販売はどうしても初週に集中してしまうためだ。
「テイルズ オブ」シリーズも、今回の「エクシリア」とPS2時代最後の「ジ アビス」の初週・2週目の本数を
比較すると、その差がよく分かる。
さらに「龍が如く」や「パワプロ」といったPS2時代にも大きな実績があったシリーズをピックアップしてみた。
他にも同様のシリーズが多くあるんだけど、時間の都合でご勘弁を。
別に初週に集中しようが、累計本数が悪くないならそれでいいじゃないか、と思うかもしれない。
しかしあまりに販売が初週に集中しすぎると、初週で売れ残りが多ければデッドストックになることが多くなり
販売店は初回入荷を絞りがちになってしまう。PS3の大作が初週で品切れになりがちなのは、このためもあるだろう。
大作ソフトのチャンスロスが増える現象は、ゲーム市場にとってもよくないことであるのは間違いない。
今回のテイルズにしても、そして今まさに品切れが続いている「ダークソウル」にしても
イノベーターの指名買いのみに頼らず、継続的なプロモーションをすることが、PS3市場にとっても必要だろう。
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