MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

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みなと子どもの本の学校研究会 ―山の木文庫での実践と実演

2015年06月07日 | 日本子どもの本研究会
今日は、日本子どもの本研究会が主催の
みなと子どもの本の学校に足を運びました。

講座タイトルは「子どもと本との出会い ―地域・学校・図書館で子どもたちと本の出会いを作る―」
講師は山の木文庫スタッフの、荒木たくみさんです。

子どもの本研究会は、司書や教員の方向けの講座が多い印象があったのですが、
今回の講座は山の木文庫さんでの実践と実演の紹介だったので、
読み聞かせボランティアをしている私にとって、とても参考になる内容でした。

すごいと思ったことは、文庫と学校と図書館が、連携をとっていることです!

山の木文庫さんが小学校の授業でおはなし会をする前から、
学校や図書館におはなし会のプログラムを知らせ、
図書館側がおはなし会で使用する本を集め、それらの本を学校が図書館へ取りに行きます。

よって、おはなし会終了後には、おはなし会で使った本が学校に置いてあるため、
子ども達がすぐに本を借りることができるので、
読みたい!借りたい!と思った旬を逃しません。

公共図書館が本を集めたり団体貸し出すをすることはわかりますが、
学校側がわざわざそうした本を、図書館まで取りに行くのです。

学校の先生方に理解してもらうことに至るまでは、文庫側にいろいろ苦労があったようで、
文庫スタッフの方々の、子ども達への愛がひしひしと伝わってきましたし、
その愛を学校側も感じ取り、動くことになったのだと思いました。

それら以外にも、親子の読書会、お母さん対象の絵本講座、ボランティア講座など
文庫スタッフがいろいろな活動をやっており、スタッフのお互いを高め合う勉強会や、
先入観を持たずに何でもまずはやってみる姿勢など、とにかく文庫の雰囲気がいいのです。

楽しいおはなしも語っていただき、子どものように楽しんでいる自分がいました。

山の木文庫の雰囲気を、私も少しおすそ分けしてもらい、
小学校の読み聞かせボラで活かしたいと思います。

そして文庫スタッフの方が、仲間を作ることを提案してくださったので、
積極的に仲間を作っていきたいと思いました。

私のように、まだ幼稚園児の子がいる場合は、
何かあった時に、代役がいないと穴をあけてしまうので、仲間が必要です。

何かと一人でやることの多かった私にとって
「仲間」という言葉は、今回とても輝かしく感じ、
言葉だけでなく、その存在も大切にしたいと思いました。

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【今日(昨日)読んだ本】

★ モーリス・センダック 作/ じんぐうてるお 訳 『まよなかのだいどころ』 冨山房、1982年。
「娘のリクエストで久しぶりに読んだら、文のリズムがとても心地よかった。まさに親が読んであげる絵本。」(再読)


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