パワハラではなく、指導

2019-03-18 17:01:07 | 仕事
私の通っている現場には、男性社員が4人。

所長は50歳、なかなか仕事ができる人。
二番手として勤める人は、27歳、こちらも、なかなかのやり手。
その下に、入社1年目:19歳と、3年目:24歳(?)の
まだまだ現場に慣れていない「ヒヨコちゃん」が二人。

3年目の子に対する所長の風当たりが、ものすごくきつい。
毎日、聞いていて、つらくなります。

「お前は小学校から大学まで、日本語を習ってきたんか!」
「もっと、職人とコミュニケーションを取れ!」
「ほんまに、お前は、やることなすこと、とろいなぁ」
「ちゃんと図面を現場に持って行って、確認せぇ!」
「俺が言うた仕事、また期限を守れてないんか!」
「仕事の優先順位を考えて、行動せんかい!」
かなり、罵詈雑言の嵐。

いわゆる「パワハラ」とも取れる言葉ですが、建築現場の監督になるには、
それだけ知識と経験が必要だということです。

私のダンナは地元の工業高校を出て、建築工事の会社に入社し、
定年まで勤め上げて、現在はその会社の系列の会社で支店長として
未だにバリバリ働いています。

彼が31歳のとき、私の地元で現場監督をしていました。
その現場の鳶職の親方さんの紹介で、アルバイトの事務員兼電話番として
採用され、なぜか、結婚し、現在に至る。

結婚後、彼が18~20歳くらいに書いた日記を見つけて読んで、
なぜかポロポロ涙が出ました。
「今日も職人さんに怒られた。でも、こちらが聞くと、なんでも親切に
 教えてくれる」
「自分はバカなのかと思うときがあるけど、頑張らなければいけない」
そして、その日教わった鉄筋の組み方など、書いていました。

こんな努力の数年後、あの現場の監督を勤めていたのだなぁと、
改めて尊敬しました。

まだ若いヒヨコちゃんも、今は、耐えて、努力して、頑張ってほしいです。

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