1)つわり
大体6週目ぐらいから「うっすら気持ち悪い」が始まり、
16週すぎたあたりに「まったく気持ち悪くない!」という状態になった。
わたしのつわりは軽いほうだろうが、
それでもこれまでの妊娠生活で一番つらかったのはこのつわり期間だった。
常時付きまとう吐き気(無理をしてはいてしまうことも)、げっぷ(食後にとまらなくなった)、
胃痛や膨満感(そのせいでまったく食欲はなく食事が楽しくない)、
疲れやすい(体力がなく何をするにもすぐに疲れる)、眠気(とにかく眠い、とくに夕方から夜)…。
これらはつわり期間中ずーっとつきまとわれたが、
何度か頭痛や背中の痛み(腰ではなく背中が痛くなった)もあった。
1回目の妊娠の時より2回目のときのほうが吐き気や胃痛の程度がひどく、つらかった。
ただ、前回同様食べられないものは特になかったのは幸いであったとは思う。
食べ物については、食欲はまったくなかったが、コーラや柑橘系のジュース、
カップヌードルしょうゆ味、マクドナルドのフライドポテトが食べたくて仕方がなかった。
一方、なぜかわからないがルイボスティー、クッキー、チョコレートがだめになってしまった。
クッキーやチョコレートは別にだめになってもいいのだろうが、
妊婦におすすめのルイボスティーがだめになってしまったのは不思議である。
2)体重管理
つわりが明けてから、体重が食べた分だけ増えるようになり驚いた。
私はもともと痩せており、食べても太らないほうだった。
それが外食でパスタを食べてデザートセットを食べたり、
実家に帰って寿司とピザを食べたり、
韓国料理店でサムギョプサルとパジョンとチャプチェを食べたりしたら、
見事に感心するほどに体重が増えた。
炭水化物パワーをこれほど実感したことはない。
検診の際に、医師に体重増加もやはり妊娠しているからだろうかときいたところ、
ごくあっさりと「そりゃ摂取カロリーが消費カロリーを上回っているからだろうね」と。
そりゃそうだ、太ると言うことはそういうことだ。
今思えばなのだが、体重がこの時期に増えるようになったのは、
仕事がひとつ終わったことも関係があったのかもしれない。
通勤に1時間かかり、3時間ほぼたちっぱなしの授業はそれなりのカロリーを消費していたのだろう。
最初は食べることをもうちょっと控えようかともおもったのだが、やはりそれはつらい。
それなら消費カロリーを増やす以外にみちはない。
というわけで、とにもかくにも歩きまくった。
通勤先にも遊びに行くときにも買い物にいくときにも歩いていった。
このときは冬でよかったと思う。
夏なら暑さに躊躇していただろう。
このときは毎日ほぼ1万歩近く歩いていたのだが、それなりに体重は増えていった。
なんだかんだいっても時々外食してしまい、それでがーんと体重が増えて戻らない、
というのを繰り返していった。
しかし、途中から体重の伸びが鈍化し、そのまま妊娠後期に突入した。
今のところ体重増加は6キロちょっとである。
もともと体重があまり増えない体質だったこともあるのかもしれない。
それにしても、だ。
私はもとがやせていたから中期に体重が増えても大して指導はされなかったが、
それでも一言言われたりした。
そりゃ外食を時々はしていたが、普段から食事は健康的なほうだと思うし、
意識して歩くようにしていた。
これ以上私はなにをしたらよいのでしょう、という気持ちになった。
しかし、後期に入ってなぜだか知らないが体重があまり増えなくなって、
「体重管理が上手にできていますね」とほめられるようになり、不思議な気持ちになった。
とにもかくにも増えてなければほめられるらしい。
私が通っていた産婦人科では10キロは増えすぎで、7キロ以下に抑えるようにと言われたが、
適切な体重増加は必要だと読んだこともある(厚労省のHPによると標準で7~12キロとのこと)。
がんばっても体重が増えてしまう人もいるだろうし、がんばらなくても体重が増えない人もいる。
体質も関係しているような気がするので、体重の増減についてそんなに厳しく言われなくなるといいなあと思う。
そりゃ、増えずぎは問題だろうけどさ。
3)足がつる
仕事が立ち仕事なので、夜になると足が少しむくむような感じがした。
そのうえ妊婦はむくみやすいというので、「メディキュット」を購入し、
寝るときにつけるようにした。
が、それと同時に夜に必ず足がつって目が覚めるように・・・。
妊婦は足がつりやすいときき、足がつるのも仕方がないのかと思っていたが、
あるときメディキュットをつけ忘れて、寝たら足がつらなかった。
それ以降メディキュットをつけるのをやめてみたら、足は一回もつっていない。
何がどういう因果関係なのかよくわからないが、
とにかく足がつった原因はメディキュットだったらしい。
妊娠してない時にメディキュットをつけたら足がつらないのか実験してみたいと思う。
4)便秘と痔
私はもともと快便である。
基本的に毎日出る。
が、妊娠していつごろからだろうか、初期からだったと思うが便秘になり、痔(おそらく切れ痔?)になった。
産婦人科で相談したところ痔の薬を出してくれ、それを塗るようになったらだいぶ楽になった。
同時に、つわりが明けて体重が増えだしたので、歩き回るようになったところ、
便秘もあっさり解消された。
この初期、中期の頃の便秘は運動不足が原因だったらしい。
そして便秘にはそれ以降とくに悩んではいないのだが、後期に入って突然「いぼ痔」になった。
肛門にぷっくり大豆のような「いぼ」がある。
またもや産婦人科に相談、薬を塗るようになったのだが、
「いぼ痔」の痛みはなくなったものの、「いぼ」が小さくなる気配は一切ない。
それどころか最近「いぼ」が二つくらいあるような気がする・・・。
妊婦は痔になりやすいという。
出産したら小さくなるのかと期待していたのだが、最近出産した友人にこのことを話したところ、
彼女も痔になったこと、それが出産の際に飛び出して悪化したこと、
そしてそれ以降治る気配は一切ないという話をしてくれた。
あとはもう手術しかないらしいのだが、入院が必要とのことで、
とりあえず今は痛みもないし放置しているという。
わたしの「いぼ痔」ももしかしたら今後長い付き合いになるのかもしれない・・・。
今は出産して「いぼ」が小さくなることを願うばかりである。
5)頻尿
妊娠すると、初期と後期に頻尿になると言う。
初期の頃は夜中に必ずトイレに起きる生活だった。
しかし中期に入ってそれはなくなり、夜にぐっすり眠れるようになったのはよかったのだが、
冬になってまたもや頻尿に悩むようになった。
私はもともと寒くなると頻尿がひどくなるほうで、それが妊娠でひどくなってしまったのだ。
季節があたたかくなるにつれだんだん解消されたのだが、後期に入りまたもや頻尿(ついでに頻便?に)に。
臨月に入り、歩き回ったほうがいいと言われたので歩いているのだが、
途中で必ずトイレに行きたくなる。
これも出産したら治るのだろうか。
いや、治ってくれないと困る。
母が特に外出先などでことあるごとにトイレにいくのをみて、
どうしてそんなにトイレに行く必要があるのか不思議だったが、
出産後の女性は頻尿、尿漏れに悩む人が多いという。
そんなことも、自分が妊娠して初めて知った。
頻尿だの痔だの、そんなことで悩むなんて、妊娠前には思いもよらなかった。