まてぃの徒然映画+雑記

中華系アジア映画が好きで、映画の感想メインです。
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イップ・マン 葉問 葉問2

2011-01-28 00:00:00 | 香港映画(あ~な行)

ドニー・イェン甄子丹主演、実在のカンフーマスターで、ブルース・リー李小龍の師匠でもあるイップマン葉問を描いたアクション作品、爽快な気分で楽しめます。

登場人物に前作からの繋がりが少しあって、若干わかりづらい部分もあるけれど、ストーリーは極めてシンプルで、前作を見ていなくても問題ありません。

広東省から香港に移住してきた葉問は、つてを頼って詠春拳の武館をアパートの屋上に借りる。しかしなかなか入門者はなく、家族と住む家の家賃にも困るほど。

それでも少しずつ弟子も入門して武館らしくなるが、他流派との諍いがおきる。香港で新たに武館を開くには掟があった。線香が燃え尽きるまでの間、他流派の挑戦を受け、勝ち続けなければならないのだ。

魚市場と香港武術界を牛耳る洪師範(サモ・ハン・キンポー洪金寶)の宣告に、敢然と葉問は立ち向かう。不安定な中華料理の円卓の上で、他流派の師範たちを軽くあしらい、洪師範と互角の勝負をして詠春拳は認められたが、上納金を拒否したために洪拳から嫌がらせを受け、屋上の武館を退去しなければならなくなる。

葉問は公園で弟子を教えるが、一方洪師範はイギリス人のボクシング大会の準備に追われていた。

ボクシング大会の当日、イギリス人チャンピオン、ツイスターの中国武術を小馬鹿にした発言に対して、洪師範が中国武術を代表して対決するが、力及ばず敗れ、壮絶な最期を遂げる。

洪師範の無念の思いを晴らすべく、そして中国武術の誇りをかけて、葉問がツイスターに挑む。。。
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一番好きなアクションシーンは、魚市場での大乱闘。多勢を相手に葉問が弟子とともに立ち回るアクションは、木製パレットを使用したりして迫力満点で、見ていて痛快でした。他流派の師範たちと対決する場面では、円卓の上で闘うという製作側のアイデアが光る設定で、流れるようなアクションが楽しめます。

ボクサーとの対決では、ミドル級とフライ級くらいの体格差がある中で、蹴りを禁止されたり強烈なパンチにダウンを奪われたり、不利な中での闘いでアクションシーンとしては前の2つには及ばないけれど、勝利の後のコメントが素晴らしい。「身分の上下はあるが、品性に貴賎の差はない」というアジア中の人々を勇気づける発言です。

しかしこれだけイギリス人を悪者に描いている中国映画は初めて見ました。中国映画の敵役といえば日本人が定番ですが、前作で日本人が既に敵役になっていたから、矛先を変えたのかな。香港人や中国人のイギリス人に対する思いの一端を見た気がします。

しかしながら、やっぱり前作「イップ・マン 序章」(原題:葉問)が観たい!どうか5000人集まりますように。

公式サイトはこちら

1/24 109シネマズ川崎
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イップ・マン葉問を5000人が見れば、イップ・マン序章が公開!



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