まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

高速バスで米子入り~「あめつち」に乗車

2024年05月01日 | 旅行記F・中国

2023年10月、木次線を走る観光列車「奥出雲おろち号」が25年の運行の歴史の幕を閉じた。私はその夏に「お分けれ乗車」し、最後にその車両を目にしたのは備後落合駅。ちょうど芸備線でクラウドファンディングによる「呑み鉄鈍行ちどり足号」というのが運行され、終点の備後落合にて「奥出雲おろち号」と「落ち合った」。廃止ということで多くの沿線の人たち、また鉄道ファンが別れを惜しんだ。

それから春が来て、後継の観光列車として起用されたのがキハ47の「あめつち」。これまで山陰線の出雲市~鳥取間で運転されており、私も複数回乗車したことがあるが、一部の日程で米子~出雲横田間で運転されることになった。しかし、三段式スイッチバックや延命水がある出雲坂根や、その先の備後落合にも行かない。この区間の急勾配に対して、キハ47では力不足というのが理由である。

その一方、「あめつち」は一部の日程で鳥取~城崎温泉間でも運転される。兵庫県に入るというのもすごいが、こちらは山陰ジオパークへのアクセスや、餘部鉄橋を渡るのが見どころである。

さて、新たに木次線を走る「あめつち」に乗ってみよう。運行初日となった4月7日は満員御礼で、車内や途中駅でのおもてなしもさまざまあったという。運行カレンダーを見ると、次は4月28日、29日とある。そして、往路は米子8時17分発、復路は出雲横田12時03分発とある。広島から乗りに行くとしても、出雲横田発には間に合わない。結局前泊して、米子から乗ることになる。もっとも、終点の出雲横田で1時間50分後に木次線の備後落合行きの定期列車(1日3便のうちの1便)が来るので、それに乗れば出雲坂根から備後落合に抜けることができ、芸備線で広島に戻ることができる。

当初はこれで広島に抜けようかと思ったが、結局出雲横田からの復路の指定席も購入した。山陰線からの分岐駅である宍道で下車し、出雲市まで移動。そして特急「やくも24号」に乗ることにした。今回、間もなく引退する381系「やくも」の旧国鉄特急色の「お別れ乗車」も兼ねることにした・・・。

ということで、前日の4月27日は米子への移動日とした。旧国鉄特急色の「やくも」に乗るなら往路で行けばよいではないかと思ったが、今回選択したのは広島バスセンター~米子駅行きの高速バス。10時05分発ということでまずは広電でバスセンターに向かう。発車時刻になると多くの客が乗り場に集まり、大型連休初日ということで車内はほぼ満席となる。私の隣にも恰幅のよい男性(私も人のことはいえないが・・)。この路線はネット予約にも対応しているが、予約時点で男性・女性の別を入力するためか、席割もペアでない男女が隣り合わせにならないよう組み合わされている。

西風新都インターから広島道に入る。大型連休中ではあるがこの先も含めて特段渋滞する区間もなく、順調に進む。米子行きは、途中大塚駅に停車後はノンストップだ。

広島便の休憩ポイントである江の川パーキングエリアにて停車。

その後も中国道~松江道~山陰道と順調に走行し、定刻である13時28分よりも10分あまり早く米子駅に到着した。

・・さて、昼過ぎに米子に到着し、この日の宿も米子駅前で確保しているのだが、それまでの時間をどう過ごすかは決めていなかった。山陰線、伯備線、境線とあるのでどこかの列車に乗るか。そういえば、境港の「水木しげる記念館」がこのたびリニューアルオープンしたというニュースもあったような・・。

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