まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

7月15日に一斉休漁へ

2008年06月26日 | ブログ

少し前の記事で、原油高騰の影響を受けてイカ釣り漁船が休漁するということを書いたのだが、今度はなんと全国の主要な漁業団体が7月の15日に一斉に休漁することを表明したという。

主なところではカツオ、マグロ、イカ、サンマといったところをはじめ養殖業者も加わるというが、休漁は1日ないし2日。まあ、台風の直撃などで全国的に漁に出られない日が1日や2日発生することがあるのだから、いきなり日本の食卓から魚が消えるわけではなく、冷凍保存の魚だってあることから消費者への影響はほとんどないと言われている。となれば、こういうことを表明してニュースで取り上げてもらうことで、世論に対するアピールをするのが目的である。

ただ、原油高騰が漁業関係者を直撃するのはわかるが、それ以前に漁業の世界の流通構造というのを改めて見てみると、何だか旧態依然なんですなあ・・・。農業であれば自主流通による販売というのも少しずつ広がってきているが、漁業の世界っていまだに中間業者が結構いるし・・・。築地の市場関係者だって、結局漁師が取ってきた魚にテキトーに値段をつけて右から左に流し、中間マージンはがっぽり取る。そうしなければ魚が売れないようなシステムを作ってしまっており、そのために農産物のそれより中間コストがかかりすぎているのではないだろうか。だから他のところでコストを削減することもできず、結局は水産物も外国からの輸入に頼らざるを得ないというのが現状。

原油価格の高騰に抗議するのもよいが、自らの産業構造を見直す機会とする休漁であってほしいなあ・・・。

コメント (2)

青春のロシア・アヴァンギャルド

2008年06月22日 | まち歩き

22日はプロ野球交流戦の(通常では)最終日。天気予報は雨であったが午前中大雨の降る気配がなかったので、とりあえず応援道具一式を持って、神宮球場での東京ヤクルト対オリックス・バファローズ戦観戦に出かけた。ただ、地下鉄銀座線の外苑前駅まで来たところで、改札口のところに「本日中止」の貼り紙。ならばということで改札口は出ずに、そのまま次の列車で渋谷まで出る。私が渋谷に出るというのは滅多にないことですが・・・。

地下鉄に乗っている間に本降りになっており、今日やむことはないだろうから中止は当然のこと。今日はこちらでしばし過ごすことにする。で、渋谷とくれば先日開業した地下鉄副都心線乗車ということになるだろうがそれは後回しにして、やってきたのは「Bunkamura ザ・ミュージアム」。

Mainvisual21日から「青春のロシア・アヴァンギャルド シャガールからマレーヴェチまで」という展覧会をやっている。ロシア・アヴァンギャルドとは、20世紀初頭にロシアで盛んになった前衛芸術運動ということで、ロシア革命で揺れ動く中、西洋のいろんな芸術論の影響を受けつつ新たな芸術を模索していった若者たちの活躍というものである。このロシア・アヴァンギャルドは絵画や彫刻だけではなく、建築や舞台芸術などにも広がったもののようだが、この展覧会ではミュージアムの特性上、絵画に絞っての展示である。ロシア~ソ連というと共産党の一党独裁とか、検閲国家とか、どこか閉鎖的なイメージがあるのだが、この革命の前後というのは、芸術面で自由な雰囲気があり、それが新国家建設にも少なからず影響を及ぼしたというのである。

「Bunkamura ザ・ミュージアム」には以前にエッシャーの展覧会で一度だけ訪れたが、そのときと比べてテーマがマイナーなせいか、あるいは雨天のせいかさほど混雑しておらず、ゆったりと眺めることができた。私が訪れたのは別に特定の画家の作品がお目当てというわけではなく、「20世紀初頭」とか、「ロシア」とかいう言葉になにがしかの関心があるため。何だか、独特の雰囲気があるし。

P6221815作家や作品の見どころはBunkamuraの公式ページの解説にゆだねるとして、鑑識眼のほとんどない私でも、抽象画のような、幾何学的な構成のような作品を見て回る。「前衛」というと個人的には、学生時代のバイト先の近くにそういう名前のバイキング方式の料理屋があって何回か食べに行ったっけな・・・と、そんなアホなことも思い出したりしたものだが、貸し出し式のヘッドフォンによる解説を聞くと、なかなかためになるものである。

P6221816加藤登紀子さんの歌で「百万本のバラ」というのがある。貧しい画家が美しい女優に恋をして、ある日、その気持ちを表すのに女優の家の庭を百万本のバラで埋め尽くしたという歌詞で、元々はソ連でつくられた歌なのだが、その中に登場する「貧しい画家」のモデルというのが、この展覧会でも紹介されているピロスマニというグルジア人の画家である。実際、放浪生活の中で生活の糧として看板の絵など黙々と素朴な絵を書き続けたという。生前は「幼稚な絵」として画壇では認められなかったというが、死後になって評価されるという、芸術家の生涯によく見られる(文学にせよ絵画にせよ、そういうのって結構ありますな)評価のされ方であった人。こういうエピソードも初めて知ったことである。

ヘッドフォンからちょうど「百万本のバラ」が流れてきた。曲も歌詞自体ももの悲しげな感じだけに、切なさというのが伝わってくる。ただ果たして私に「百万本のバラ」を捧げる勇気というのがあるだろうか?

ミュージアムショップでは定番の図録やらポストカードのほかに、ロシアを代表する民芸品のマトリョーシカやら、グルジアのワインなんてのも置かれていた。書籍のほうもロシア・アヴァンギャルドに関するもの以外に、ロシアの政治、経済、文化、歴史について一つのテーマを書いた小冊子も販売されており、ロシアについて知識を深めるためのきっかけにはなりそうである。結局小冊子の購入は今日のところは見送ったが、会期は8月まであることだし、またのぞいてみよう。

雨の日の美術鑑賞。たまには、こういうのもいいかな・・・。

コメント

オリックス、4連敗で交流戦勝ち越しならず

2008年06月22日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

1ヶ月にわたる交流戦もいよいよ最終カード。交流戦優勝は日本ハム、ソフトバンク、阪神、巨人の4チームに絞られたが、ここはやはりパのチームにぜひ優勝してほしいものである。

P6211768オリックス・バファローズの最終カードは神宮球場でのヤクルト戦。21日のナイター、グラウンドやスコアボードが改装されたとあって、球場全体を見渡せる場所ということで、ネット裏2階のB指定席を押さえていた。梅雨の真っ最中で、この日は朝から雨の予報。しかし、朝は一時的に強く降ったものの、午後からは降るようで降らないという微妙な天候。「これは完全に中止だな」というくらい降っていればスパッとあきらめるが、これなら試合が行われるかもしれないということで、神宮球場に向かう。

P6211785P6211792指定席に陣取る。昨年までは両翼91メートルのグラウンドが100メートルまで拡張され、人工芝も天然に近い素材のものに張り替えられていた。またスコアボード全体が大型スクリーンに変わっており(スコアを表示する際のレイアウトは従来のものを継続しているが)、画像も鮮やかでとても見やすくなっている。

試合開始時点でパラッと来たが、試合進行に影響あるものではなくそのまま開始。ヤクルトが川島亮、オリックスが山本の先発。ヤクルトは普段ショートの宮本がサードへ、ショートには公式戦初出場というウィルソンという選手が入る。それにしても、ガイエルだのリグスだの、大きいのを打てる選手がいなくなり、いかにもスピード重視の「高田野球」を前面に出したオーダーである。ヤクルトの選手の現在の状態とかはよくわからないところがあるが、幸い隣に陣取っていたのがヤクルト通らしいグループだったので、その人たちの会話を解説代わりにして観戦する。

初回のオリックス、川島亮の立ち上がりを攻めて一死満塁。ここで北川がレフトへの犠牲フライで1点先制。しかしこの後が続かず、1点どまり。何だかすっきりしない。

P62117933回には村松が右中間へ追加点となるソロを放ち、2対0。B指定席にもオリックスファンが点在しており、拍手が起こる。村松の本塁打って、昔のダイエー在籍時代に一回だけ観たことがあったかなあ・・・。ベテランの奮起によりリードを広げる。この後もランナーが出るものの、追加点ならず。川島亮を捉えきれずどうもすっきりしない。逆にその裏、福地のタイムリーでヤクルトが2対1と詰め寄ってくる。

さすがにこのあたりからは予報通り、雨が降りだし、だんだんと強くなってきた。私のいたエリアは屋根があったので濡れずにはすむが、風で時折雨が吹き込んできたり、ところどころ雨漏りがしていたりという状態。そんな中、4回の守備からローズがベンチに引っ込む。もともと風邪で体調がよくなかったとかで、まあ2点リードしているしこの雨だからということで途中交代ということだろう。水はけがよくなったという人工芝にもじわっと水が浮いてきたようだ。

P6211794ただ途中での中断が行われることもなく、そのまま試合続行。試合が成立した5回はカブレラの必死の(?)走塁で2塁まで進むが、この後も得点ならず。逆にその裏、またも福地が二塁打で2対2の同点、そして続く宮本の一・二塁間のゴロに後藤が追いつくもどこにも投げられず、ついに2対3と逆転を許す。雨が降っているのでそのまま傘を振って歓声をあげるヤクルトファン。隣のヤクルトファンも急に勢いづいてきた。それにしても、山本の先発もそろそろ神通力がなくなってきたなあ・・・。

皮肉なものでヤクルトが逆転した直後から雨が小降りになり、ついにはやんだ状態になった。あの時もっと強く降っていればなあ・・・と空を見るがどうしようもない。

P6211801ローズを欠いたチームは急に元気がなくなる。6回にはエラーや内野安打が絡んだものの、金子が押し出しで追加点を与え(この時は私もブチ切れてましたね)4対2。7回にウィルソンのヒットで2塁から本塁に突入してきた青木を刺したのが唯一の意地で、打線も元気がなくなる。ヤクルトファンが「ウチの3人衆投入だよ!」といっていたとおり、7回は松岡、8回は押本に抑えられ、9回は林昌勇。右のサイドハンドから最速153キロの直球で2者連続三振、最後も当てるのがやっとのセカンドゴロで試合終了。

ヤクルトは交流戦神宮球場での初勝利とか。一方オリックス、これで4連敗。借金4もまた8に膨れ上がったし、交流戦も負けが1つ先行し、勝ち越しがなくなった。気づけば最下位ロッテに差を詰められているし・・・。何だか元の木阿弥になってしまったな。

22日は最終戦。天気予報は朝から雨、太平洋側は強く降るところもあるというのに朝の時点では雨がやんでいる。今日はやるのか、そして観戦に出向くかどうしようか・・・。

コメント

「石油がわかれば世界が読める」

2008年06月19日 | ブログ

このところの原油価格の高騰は連日の報道のとおりあらゆるところに影響を及ぼしており、今朝のテレビでは、重油が高騰しているが商品価格に転嫁できないため、全国のイカ釣り漁船が漁を休んで補助金の拠出を求めるという運動のことをやっていた。動力エネルギーとしてだけでなく、食糧の生産・供給に石油は欠かせないもので、一方でその筋による投機がやまない限りはこの問題は抜本的な解決にならない(だから、イカ釣り漁船に補助金を出してもその場しのぎでしかない)という問題がある。

41y7ryuoerl そんな中見つけたのがこの「石油がわかれば世界が読める」(瀬川幸一編 朝日新書)である。この編者をはじめ何人かの執筆によるものだが、2008年に社団法人石油協会が創立50周年を迎えるにあたり、その記念事業として世に出した本とか。石油協会。こう書いては失礼かもしれないが、何だか天下りの、油まみれならぬ金まみれの利権のにおいがプンプンするような名前の協会のイメージ。

その中で強調されているのは、石油がエネルギー効率の非常に高い資源であること、その石油の効率を最大限引き出す技術革新が日夜進められてきたこと、バイオマスエネルギーなどへの安易な「脱石油」は結局は食糧増産のために余分なエネルギーを使用することであり現在の食糧価格の高騰を招いていること(食糧を食糧として使わないから需給バランスが崩れるという考え方)・・・などであり、「石油をもっと効率よく使う」ことを前面に押し出している。最近のハイブリッド車や天然ガスやらバイオマスも次世代の資源にはなりうるが、やはり現代社会を支えるエネルギーが石油であることには変わりないというものだ。

現在、地球環境への関心の高まりもあって、省エネやクリーンエネルギーへの評価が高まり、石油というのはどちらかといえばマイナスイメージがついて回る。石油を扱っている人たちの書いたものだからある程度身びいきというのはあるのだろうが、これまで知っているようで知らなかった石油の化学的な解説や、石油の価格の決まり方などの解説もあり、なかなかためになる。いくらクリーンエネルギーが重要だからといって石油をゼロにするわけにもいかないしな・・・。

ただ、「世界がわかる」というのはタイトルと中身で差が大きいような・・・。確かに石油価格が決まるメカニズムはわかったとしても、現在の原油価格高騰を引き起こしている大きな要因の投機筋をどうするというところまでは踏み込めていないし。やはり石油協会で扱うには大きくなりすぎた問題なのかな。

何とかしろよ、経済評論家。

コメント

BCリーグ2年目も白熱した優勝争い~伊勢崎市野球場

2008年06月17日 | プロ野球(独立リーグほか)

この4月に開幕したBCリーグ2年目。群馬ダイヤモンドペガサスと福井ミラクルエレファンツという2球団が新規参入し、前後期制、上信越・北陸の2地区制を導入して優勝争いをより面白くしようという試みの中、前期の日程も終盤戦に入り、上信越・北陸の両地区とも接戦の中で前期優勝を争っている。

P6151715さてそんな中、群馬は伊勢崎市野球場で行われた群馬対福井という、新規参入球団同士の一戦の観戦に出かける。今シーズン群馬戦を見るのはこれで3試合目(群馬県民でも何でもないんですが・・・)、福井球団を見ることでBCリーグ6球団全ての姿をナマで見ることになった。ホント、自分でも何やってんだか・・・。

P6151688その伊勢崎市野球場へは、東武伊勢崎線の終点、もしくはJR両毛線の伊勢崎駅で降りることになる。東京から見て直線距離としては東武伊勢崎線のほうが短く、また運賃も安く(このごろは「ふらっと両毛東武フリーパス」なるものも出ており、特急料金は別だが伊勢崎線の茂林寺前までの往復運賃と、茂林寺前から向こうとその支線、それに沿線を走る路線バスが乗り放題というもの。ちなみに私は伊勢崎に来るまでに館林から伸びる東武小泉線の乗りつぶしをやっていたので、このフリーパスで運賃のモトは取った形になっている。

P6151694その伊勢崎からはコミュニティバスもあるのだが本数が少ないので、結局球場まで30分ほど歩くことになる。大きな観覧車を持つ遊園地もある華蔵寺公園を抜けると運動公園のエリアに入り、その中に球場がある。何でも、日本プロ野球の創成期に、日米野球の実現などプロ野球の発展に貢献した鈴木惣太郎氏がここ伊勢崎の出身とかで、球場も「鈴木惣太郎記念球場」という名前になっている。とはいうものの「鈴木惣太郎って誰?」といいながら目の前を通り過ぎる観客がほとんどだが・・・。

群馬ダイヤモンドペガサス。地域に密着した球団運営と、チームが好調なこともあり、地元での注目度は高まっているようだ。スタンドに現れる観客も「DP」という文字の帽子に、レプリカのユニフォーム、手にはメガホンという出で立ちの人が多く、この間までは絶対巨人の帽子かぶっていただろうなと思われる地元のおっちゃんたちも今やダイヤモンドペガサスの熱心なファンだ。4月に観戦に訪れた時はまだファンのほうがぎこちなかったかなという感じがあったが、今やすっかり「応援し慣れた」という雰囲気である。

P6151697球場外のテントでビールを購入したら、こういう「ダイヤモンドペガサス缶」というものであった。ちなみにアサヒビールはBCリーグのスポンサー。この日はハンドルは握っていないし、日差しの中を歩いてきただけにこれがまた冷たく染み渡って・・・。

P6151724一方の福井ミラクルエレファンツ。群馬とは対照的に成績は芳しくないが、それでも地元福井から駆けつけた応援団もおり、また元阪神の藤田平監督のもと少しずつ白星を挙げてきている。前期優勝はなくなったが後期に期待が持てる。

P6151710さて内野スタンドがほとんど埋まった中での試合開始。群馬の先発は、ここまでチーム最多の4勝をあげている雁部(がんべ)、福井がキャッチャーのような投法をする飯田が先発。2回裏、群馬が飯田を捕らえ、小林のタイムリーなどで2点先制。だが群馬も雁部の甘いボールを捕らえて慶家(けいや)、坂元の連続タイムリーで2対2の同点。なかなかの熱戦を見せてくれる。途中、ファールボールがカメラを構えていた私のほんの数十センチ横をかすめていったりもしたのだが・・・。

P6151720P6151735群馬県出身者、あるいは群馬県の高校・大学を卒業した選手を優先的に獲得した群馬に対し、福井は地元出身の人材が不足しているのか、外国からの選手を入れることでチームのスキルアップを図っている。この日も5番にジンバブエ出身で四国アイランドリーグの徳島でもプレーしていたシェパード・ジパンダやら、韓国の大学野球出身で正捕手のソン・ジョンソン、それに3番手投手には韓国プロ野球(SK、KIA)出身のカク・くゥヒという面々が出場していた。福井が朝鮮半島に近いから・・・というのは理由になるのかな。

P6151742_2さて試合は5回裏、群馬打線が福井2番手の緑川をとらえ、清水、西川の連続タイムリーなど4連打で4対2と勝ち越し。一塁側スタンドでは黒のメガホンが揺れる。結局群馬の雁部は危なかったのは3回の2点だけで、その後7回まで2失点で切り抜ける。8回にはこのところセットアップもこなすベテラン左腕・富岡、そして9回は新守護神の通事がきっちりと福井打線を抑え、4対2で逃げ切り。現在2位の群馬としては、この日も首位・新潟が勝利しただけに、離されないためには貴重な白星である。

P6151754ヒーローインタビューでは、この日が「父の日」だからということで、「ボクたちのお父さんのようなものですから」と、群馬の選手一同から秦監督に新潟の酒・久保田をプレゼントするというサプライズも。「(新潟との直接対決も残っており)新潟を飲み込んで、優勝したいです」という選手の言葉に「自分の息子からもプレゼントをもらったことないんだけどね・・・」と照れる様子だが、「自分の息子以上にこれからも選手たちを鍛えていきたいと思います」と力強く語った秦監督であった。

BCリーグの前期日程もあと少し。優勝争いから目が離せないところである・・・。

コメント

千葉マリンスタジアムでの一日~夜

2008年06月15日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

P6141649一軍戦の後はイースタンリーグのロッテ対楽天戦ということで、初めてのダブルヘッダー観戦となる。一塁側の指定席から、三塁側のフィールドウィングシートに席を移す。全席自由席なので、どうせならこの球場にしかない座席を体験するのがいいだろう。ほとんどグラウンドレベルで、いつもとは違った感じで試合を観ることになる。

千代大海も登場したヒーローインタビューが終わったのが17時30分ころで、その後すぐに二軍の選手がアップを開始、しばらくすると楽天選手も登場し、18時10分試合開始となる。先の試合を観ていた阪神ファンも「ちょっと、フィールドウィングシートに座ってから帰ろうか」という感じで結構そのまま残っていたりするが、中には楽天のユニフォーム姿の人もおり(まさか前の阪神戦を観ていたとは思えず、わざわざ二軍戦のために来たというところか)、何とも妙な雰囲気だ。

P6141635ロッテの先発は2年目の大嶺。さすがに大嶺は名の知れた投手ということで拍手が起こる。私も観るのは初めてで、それこそ儲けもの。先ほどのⅠさんによれば「変化球で勝負できるかが課題」ということだが・・・。一方楽天先発の川井は、ロッテから移籍した左腕投手。

P6141630ただそのほかの選手ということになると、名前は聞いたことがあったり一軍戦でちょっとだけ観たことある選手もいるものの、この日に限って選手名鑑を持ってきていないので、誰が誰やら・・・。Ⅰさんがいればロッテ選手の解説をお願いするところであるが、ただこういう未知の世界も面白いものだ。

P6141645試合のほうは初回にロッテが2点先制したかと思えば、2回表に楽天が大嶺の不安定な制球を捕らえ、3点とって逆転。中には楽天打者のライト前の当たりをワンバウンドで捕球し、結局タイムリーとなったのが、一時は一塁の塁審が「アウト」の宣告。これに楽天の松井監督が抗議し、協議の結果「セーフ」にくつがえったことも。この後は点の取り合いとなり、3回裏までで4対4のところ、5回裏のロッテ打線が猛攻をみせ8対4と勝ち越す。一軍戦の乱戦をそのまま引き継いだかのような展開である。結局大嶺は5回まで投げたが、観客に「すごいな」とアピールするものはそれほど見られなかった。三塁側のスタンドからは、「背番号1つけるの100年早いぞー! 背番号100番で十分や」というヤジも。一軍戦と違って鳴り物がないため、観客のヤジもよく通る。

P6141644背番号100番台といえば「育成選手」という扱いになるが、楽天の3番・レフトには背番号126の中村という育成選手がいた。小柄な感じだが守備もよかったし、打席ではしっかり打球も飛ばしていた。「どうしてこの選手が育成扱いなのかな?」と思ったのだが・・・。後で調べたところでは野村監督のシダックス時代の教え子で、首脳陣からの評価も高いようなのだけど。

さてフィールドウィングシートとくればファールボールが飛んでくるところだが、一回、ファールグラウンドを私のいる近くまで転がってきたので身を乗り出したのだが、指に当てて逸らしてしまった。うーん、そう簡単に取れるものではないな・・・。

P6141665中盤になると、「まあ、こんなもんでしょう」という感じで席を立つ人も少しずつ増えるが、一方で、ライトスタンドの端にファンが固まって一軍と同じスタイルの応援(時には50人くらいでジャンプやってます)を行ったり、一方でレフトスタンドではアカペラで応援歌を歌う4人のファン(最初は一人だけ応援していたが、その後意気投合して増えたようだ)がおり、静かな雰囲気も少しずつにぎやかになってきた。7回表の攻撃前には楽天の球団歌が流されたが、この4人がスクリーンに大写しにされると拍手というか、笑いが起こっていた。こういう中で大声で応援するって、サムライやなあ・・・。

P6141651こういうまったりした雰囲気で試合を観ていると、往年の藤井寺球場でのナイターの消化試合を観に行ったときにこんな感じだったなと思い出すのである。

試合のほうは楽天ファン有志の声援も及ばず、9対5でロッテの勝利。これで昼の一軍戦に続いての「親子ゲーム勝利」で、ロッテファンとすれば2倍得したような感じではないだろうか。

気がつけば21時30分。さすがに二軍戦の後ではバスも出ないようで、海浜幕張駅まで歩く。思えば11時30分頃現れて、結局10時間近く球場の中にいたことになる。長い一日だったなあ・・・・。

コメント

千葉マリンスタジアムでの一日~昼

2008年06月14日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

P6141516交流戦もそろそろ終盤戦。14日は、仕事の関係で上京していたロッテファンのⅠさんと千葉マリンスタジアムにロッテ対阪神戦の観戦に現れる。オリックス・バファローズファンの私としては、ロッテとは現在熾烈な?5位争いをしているところであるが、ただ「打倒阪神」ということではロッテにぜひがんばってほしいという気持ちで、どうにかこうにか一塁側の指定席を確保して現れる。

 

P6141551P6141566ロッテファンと阪神ファンという、両リーグを代表する熱狂的なファン同士の試合であるが、それにしてもやたら黄色い格好のファンが目立つ。また白地に縞模様のユニでもよく見れば阪神の選手の名前が書いてあったり・・・。外野席は左右両翼できれいに「白」と「黄色」で分かれていたが、内野席は一塁側でも結構阪神ファンの姿が見える。「さすがに阪神戦ですな」とⅠさんも感心する。ただ、「阪神のユニって背番号見にくいなあ・・・・」という。交流戦用のユニ、デザイン的にちょっとなあ。

P6141563この日はJR東海の「そうだ、京都、行こう」キャンペーンとのタイアップがあったためか、なんと舞妓さんが始球式を行った。そして通常ビジターの先頭打者が務める打者は、これもなんとカド番大関・千代大海。なんでも、ロッテの西岡と親交があるとかでこの日のゲストと相成ったようだが、本業のほうは・・・?

 

 

P6141594さて試合はロッテ・清水、阪神・アッチソンという両先発。初回、阪神が清水の立ち上がりを攻め、新井の2塁打(エラーの間に3塁へ進塁)で2点先制。「今日はマリンに来るのが目的だから、勝敗は度外視しますよ。ええ試合してくれたら」と言っていたⅠさんも、「清水いかんなー」と、ナマで観戦するとほとんどロッテが敗れてしまうというジンクスを持つだけにさすがにボヤキが入る。

 

P6141603ところが1回裏、アッチソンも制球が定まらず、2四球でチャンスをつくると、ここからサブロー、大松、里崎が連続タイムリー。さらにベニーの2ランで、この回一気に6点。優勝当時の「マリンガン打線」を思わせる一気の攻めである。一方の阪神、結構アッチソンを引っ張っていた。

 

 

P6141590その後のロッテ、2回にはオーティズの豪快な一発、そして3回には幕張の風にうまく打球が乗って西岡に3ランが生まれ、10対2。古閑美保は観戦していたかどうか知らないが、この日は盗塁も決めており大関の目の前でしっかり活躍している。

 

 

P6141596P6141602ただどんな展開でもあきらめずに応援するのが阪神ファンで、熱心な声援合戦、ジェット風船飛ばし合戦で盛り上がる中、阪神打線も初回以降立ち直った清水を徐々に攻め、6回に2点、7回に1点、8回に1点と10対6まで追い上げる。ロッテも何とか継投で交わすが、Ⅰさんとしてもヒヤヒヤものだっただろう。

それでもこの日は試合を通してロッテにツキというか、風が吹いていた。阪神の打者のいい当たりがロッテ守備陣の好捕でアウトになったり、最後は阪神の代打・桧山のかすった当たりがキャッチャーへのフェアと判定され、一塁へ走ることもできずにゲームセット。羽田空港への移動の時間がギリギリのため、Ⅰさんは試合終了と同時に球場を後にしたが、出張の滞在予定を1日延ばしてのスタジアム観戦での大勝は大いに溜飲を下げたのではないだろうか。

P6141621グラウンドではヒーローインタビュー。最初はベニーと西岡の2人が受けていたが、その中で西岡が「今日のヒーローは千代大海関です」といったことから、スタンドから「千代大海」コールが起き、大関もインタビューに加わった。その後、西岡と一緒にライトスタンド前に行きファンに挨拶までしていた。一方阪神ファンからは「万年カド番、千代大海!」というヤジも。本当、相撲のほうを頑張らないとな・・・。

 

さて私も大勢のファンに交じって帰宅の途につくところだが、一塁側から三塁側に回ってまだ球場に居残る。実はこの日、一軍の試合終了後にイースタンリーグのロッテ対楽天戦があり、昼の試合のチケットを持っている人は全席自由で観戦できるということで、居残ることにしたのだ(Ⅰさんは本当はこっちの試合を見たかったようなのだが)。これまで何度となく野球観戦に訪れているが、「ダブルヘッダー」は初めての経験である・・・。

コメント

最後の広島市民球場

2008年06月12日 | 旅行記F・中国

P6071338紙屋町の電停から歩いて広島市民球場にたどり着く。すでに周知のとおり、今年は広島市民球場のラストイヤー。やはり「これが最後」と言われると人間というのは足を向けたくなるものである。まだ6月で市民球場の試合も多く残っているのだが、この球場で「カープ対バファローズ」の試合を観戦するのはこの日が最後である。

P6071340私としても今回が市民球場の観戦は最後になるだろう。改めて球場の外観や、リーグ優勝・日本シリーズ制覇の記念碑を眺める。こうした記念碑は新球場に引き継がれるのだろうが。リーグ優勝は1991年、日本シリーズ制覇は1984年で停まっている。ラストイヤーの今年、この下に新たな歴史は刻み込まれるか。おっとそう考えれば、「この日が最後」と断定してはいけないな。改めて、「カープ対バファローズ」の日本シリーズがこの球場で開催されますように・・・。

この日は乳がんの早期発見のための検診受診のキャンペーンということで、「ブレストケア・ピンクリボンキャンペーン」というのが行われていた。特典があるせいか早くから観客の出足がよく、入場口には長蛇の列。またレフトスタンドには「今日で市民球場最後やから」ということで関西や関東方面から詰め掛けたバファローズファンも結構来ており、客席はびっしり埋まっている。

P6071379これにはカープファンもバファローズファンの間を縫って座るようになり、私の隣にもカープを応援するとおぼしき地元のお年寄りのグループがやってきた。「ここはオリックスの応援席ですよ」と誰かがいうが、「しゃあないのぉ。ほんなら、今日は近鉄"バッファロー"の応援をせにゃあいけんのぉ」と。すると「今日はどっちの応援もできますよ~」と、バファローズのユニ姿だがバッグからカープのメガホンを出す人もいたり、交流戦ならではの光景である。これが阪神戦や巨人戦なら、トラブルの原因になるのだろうが・・・。

その通り、先のお年寄りもバファローズの攻撃の時には時折立ち上がって手拍子もくれたし、カープのメガホンを取り出した人も「スクワット応援」の真似をしてみたりしたものである。

P6071400さて試合は、オリックス・中山、広島・高橋建という両左腕の先発。初回こそは無難な立ち上がりだったものの、2回にオリックスがローズと濱中に本塁打。その裏、広島・小窪がプロ入り初ホームランという乱打戦。3回にはカブレラの2ラン、その裏にはアレックスのタイムリーと、3回を終わって4対2。先ほどレリーフを見た「宮島さん」も流れる。

ただこの後でバファローズ打線が爆発し、ローズの「市民球場ホームラン」もあって5回で8対2。前日の試合が12対2でバファローズの圧勝とあって、「こりゃあ、昨日とおんなじじゃあ」「やっぱカネをつこうとるチームはすごいのぉ」と、先のお父さんもボヤキが入る。

P60714015回には件のピンクリボンキャンペーンということで、入場口で配られたポスターを観客が掲げてキャンペーンを盛り上げた後(スライリーもピンク色になってたし、そもそもこの日はベースもピンク色になっていたな)、7回にはジェット風船。この時点ですでに11対2まで点差は開き、隣り合ったお父さんも「来年は新球場に来てつかあさいや」という言葉を残して帰途に着く。

結局この日は11対3とバファローズの圧勝。翌日が甲子園での阪神戦ということで応援団をはじめここにいる多くのファンが西宮に移動するとあってスタンドでの二次会も熱が入る。

ただ最後に応援団のお兄さんが「本日で、この球場でのバファローズの試合は終わりになります。交流戦を楽しませてくれたこの球場に感謝をこめて」ということで、「いいぞ!いいぞ!市民!」「広島・市民・スタジアム!」というコールで締める。これには帰り支度をしている最中のカープファンからも拍手が贈られ、「あんたら最高じゃー!」という掛け声も。

P6071440レフトスタンドから3塁側に移り、空いたシートに腰掛けてしばし余韻に浸る。とうとう、この球場も今年で終わりかと思うと、残念な気もする。昭和の野球場の雰囲気を残す球場だっただけに。でもまあ、広島市民としては新球場が球団の活性化につながるという期待もあるだろうから、今年はぜひ有終の美を飾り、来年胸を張って新球場に臨むというところだろう。

P6071445球場の向かいにある原爆ドームで頭を下げてこの日2つ目の世界遺産訪問とし、市民球場を後にする。多くのバファローズファンは甲子園の試合に向けて移動したことだろうが、この日は広島の夜を楽しむことにする・・・・。

コメント

宮島さん

2008年06月11日 | 旅行記F・中国

多くの地域で梅雨入りとなりはっきりしない天候が続く中、中国地方を訪れることにする。

P6071262羽田から広島まで空路移動し、そのままバスで広島市内へは向かわずに、路線バスで山陽本線の白市へ。山陽本線のこの区間に乗るのも久しぶり。この駅にも自動改札機があり、ICOCAを使うことができる(ということで、関東のSuicaも使える)。その一方で広島電鉄や広島地区のバス会社共通のICカード「PASPY」も今年サービスを開始しており、あちこちでこの手のカードが広まってきている。

P6071267赤い石州瓦の田園地帯や、「セノハチ」越え、そして広島駅の東側で建設中の広島新球場の現場を眺める。球場の工事はようやく内野スタンドの外枠ができたかなというくらいで、本当に来年のオープンに間に合うのかなと思ったが、今の技術をもってすれば間に合うのだろう。それにしても、このあたりの見慣れた風景もガラリと変わることになるのだろうな。

P6071282広島駅をそのまま過ぎて向かうは宮島口。となれば、連絡船に乗って目指すは日本三景、いや世界文化遺産の厳島神社。宮島に渡るのもちょうど3年ぶりとなる。多くの観光客、外国人と一緒に大鳥居の脇を過ぎる。ちょうど、大鳥居の下をくぐる小舟が出ており、実に優雅な景色である。

20056_047潮の干満により厳島神社の姿というのはガラリと変わる。前回訪れたときはちょうど潮が完全に引いており、鳥居の下まで歩いて行けたのだが、この日はこれから満潮を迎えようかという時刻。インターネットでは暦とあわせて干満の予想時刻をあらかじめ調べることができるが、あえて下調べせず「さてどちらの姿が見られるかな」というのを行ってからのお楽しみにしておいたほうがよいだろう。

P6071322鹿の出迎えを受け、10分ほど歩いて厳島神社にたどり着く。やはり何度訪れても、この神社の風情というのはいいものである。

P6071303ちょうどこの日は神前の結婚式が行われており、ちょうど神主が祝詞をあげているところだった。神前といっても厳島神社ともなれば大勢の観光客も自然と立ち会うこととなり、新郎新婦としてはより多くの祝福を受けることになる。でもやはり、このカップルもこうした光景を見て「ここで式をあげようか・・・」という気持ちになったはずで、神社としてもいい宣伝になるだろうな。あれ、でも厳島神社でカップルで来ると女神が嫉妬して別れるなどというジンクスがあったのでは・・・?

P6071305さてこれに触発されたわたしが厳島神社で結婚式を挙げる・・・・かどうかはさておくとして、海上の回廊を一回りしてこれからの平穏無事を祈願した後、宮島を後にして広島市内に戻る。そして船と電車を乗り継ぎ、やってきたのは広電本社前。翌日ならば電車まつりということで旧型の車両などもお目見えするそうだが、この日の目的はここから歩いて3分ほどの中区スポーツセンター。

P6071334この一角に、こういうレリーフが置いてあるのだ。「広島に古くから伝わる応援歌」とあるが、通称は「宮島さん」。広島東洋カープの得点時や勝利時に「花咲かじいさん」のメロディーに乗って歌う、あの曲である。宮島さんの後の「宮島さん」である。

さて、「宮島さん」は何回流れることになるのか、ここから向かうのは広島市民球場・・・。

コメント

アキバでの無差別殺人

2008年06月09日 | ブログ

8日の夜帰宅してテレビをつけるとちょうど夜のニュースの時間。そこで流れていたのは、秋葉原の歩行者天国にトラックが突っ込み歩行者を撥ね、運転していた男がトラックから降りてナイフで無差別に人を刺し、死者が7人、負傷者も10人くらいという殺人事件を起こしたというもの。

こういうのって、日本の犯罪史上にあったかしら。ほとんど無差別テロに近いものではないだろうか。

まあ、犯人の男がどういう心境だったのかとか、あるいは犯人の社会的背景云々とかいうのは「何とかジャーナリスト」とかいう人たちとかワイドショーのコメンテーターがもっともらしい自説を並べ立てるだろうからそういうのに委ねるとして・・・、こういうヤツは裁判とか人権とかいうのは関係なく、即刻極刑・・・いや、多くの命を奪ったのと同じ方法であの世に送ってやればいいのではないだろうか??私がもし「裁判員」にもし指名されたら、そう主張するだろうな。でも裁判になると、山口県光市の母子殺害事件に関与したあの弁護団がついて、「死刑反対」の論陣を張ったりしてね。

それはさておき、今朝出社する時、あるいは職場の中で私に向かって「あの事件の時、大丈夫だった?」と声をかける人が何人かいたのは・・・。あの~、私は日常「アキバ」に出入りする人種ではございませんよ・・・。

当日秋葉原にはいなかったことの証というわけではありませんが、お出かけ記録のことについてはこの後で書くことにします・・・。

コメント

王監督の南海ホークスユニフォーム

2008年06月06日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

6日の阪神対ソフトバンク戦では、ソフトバンクがあの「南海ホークス」の復刻ユニフォームで戦うという面白い試みが行われた。

王監督が緑のユニフォーム姿で練習を見守っている画像を見たが、王監督といえば現役時代は巨人の主砲として、南海と幾度となく日本シリーズを戦った選手。複雑な気持ちはあっただろうが、今のソフトバンクのユニフォームよりは(少なくともシャツが黄色バージョンのやつよりは)似合って見えるのがすごい。

8月のオリックス戦でも南海のユニフォーム着用試合が組まれているとか。

それにしても、このところ「復刻」を売り物にする球団が出てきている。交流戦で阪神がやりだしたのがきっかけだが、それが少しずつ広がり、今年はヤクルトアトムズや南海ホークス、福岡ダイエーホークスに加え、あの西鉄ライオンズも復活するという。ほかにも復刻版のグッズを販売する球団もあり、最近球場でのイベントが「子供向け」のものが多い中、こういう動きというのも面白い。これを機にもっと「プロ野球史」というものへの関心が高まってほしいものである。

さて、オリックス・バファローズ、尾道でのカープ戦で大勝し、明日はいよいよ広島です・・・・。

コメント

サマータイム・ブルース

2008年06月05日 | ブログ

ここのところ福田首相あたりが「日本でもサマータイムの導入を」というので躍起になっている。道路特定財源の問題やら、年金問題やらで支持率が芳しくない内閣が活路を見出そうとしているのが、洞爺湖サミットを控えての環境問題に関する取り組みである。そして、その一環としてサマータイムの導入というのを検討しているとか。

夏の間、時計を1~2時間進めることによって省エネにつながるとか、余暇時間の拡大につながるというのが売り文句のようだが・・・・。

ただ、こういうのは緯度が高く、なおかつ省エネや余暇に関して非常に高い社会的理解の進んだ欧米諸国だからこそできる施策ではないだろうか。総合旅行業務取扱管理者の試験でも航空時刻表を見るのにサマータイムを考慮したりというのがあるが、私のような者からすれば、地球が24時間で回っているのに、人間の都合で勝手に時計をいじくるというのがどうも理解できない。

1時間時計を進めたいのであれば、「9時始業18時終業」の「9時」と「18時」そのものをずらすのではなく、「8時始業17時終業」としたほうが自然の摂理に即しているのではないか。終業17時で、ただし野球のナイターは18時開始で据え置き。よほどこうしたほうが球場に足を運ぶ人が増えるのではないかな。

どうせやることが同じなのなら、自然の時計を変えるより、人間の生活リズムを季節に合わせたほうが皆納得すると思うのだけど・・・・。

コメント

「山口ナンバー」の伝説

2008年06月03日 | ブログ

近所の食堂で夕食を済ませ、会計ということでレジに行ってふと横の壁を見ると、「山口ナンバーの当たり屋に注意」という貼り紙を見た。その中には当たり屋とされるクルマのナンバーが30件くらい記載されていた。これまで気づかなかったので、最近になって貼り出したものなのだろうか。

それにしても、「山口ナンバー」というのを久しぶりに見たなあ、と思うのと同時に、まだこのネタというのが世間に出回っているのだなと不思議に思うのであった。

一時、山口ナンバーと和泉ナンバー(なにわナンバーだったかな?)のクルマに注意という情報というかデマというか、そういうのがはやったことがあり、特定されたナンバーが実は当たり屋でもなんでもないということで警察当局が否定のメッセージを出すなどして下火になったのは知っていた。ただそれが、今でも根強く言われているという事実に驚きである。

そもそも「山口ナンバー」がここまで具体的にやり玉に挙げられたのはなぜなんだろうかな。もちろん大部分の山口ナンバーの運転手は安全運転だろうし、当たり屋などというのはどこの地方にもいるものではないかな。ただ、今でも言われているところを見るとよほど根強い都市伝説のようなものだろう。

クルマを持っていないし仕事でも運転することがないのだが、どこかに出かけた時にレンタカーを使用することがある。慣れない道の運転だし、どこのナンバーだろうが他のクルマには注意するってことで・・・。

コメント

クールビズになりましたが・・・。

2008年06月02日 | ブログ

今年も6月に入った。早いもので、私が東京に移り住んでから丸3年が経過した。早いとはいいつつも、まだ3年なんだなあ・・・という気持ちも少しある。

さて、6月といえば衣替えの時期にあわせて「クールビズ」である。2006年の夏から多くの企業で導入するようになり、今年で3回目。そろそろ「年中行事の一つやなあ」という気がしてくる。

実質今日2日が「クールビズ」初日ということになるのだが、東京地方は小雨も交じるすっきりしない天候で、気温もさほど上がらなかったようだ。前日は夏日だったのだけど・・・。このためか、出勤の風景を見てもさすがにネクタイを取っている人は多いものの、ほとんどの人が上着着用の姿だった。ただ電車の中やオフィスの中は密閉されているためか、それともバカ正直に室温を「28度」に設定しているためか却って暑く感じる。

このところ、特に東京地方は4~5月にかけては雨の日が多く、そうかと思えば気温の高い日もあり、どうも天候が不安定。最高気温の差も10度近くある。また室内外の温度差も激しく感じられる。このためかどうも体温調節が難しく、体調が思わしくない。暑いなと思って汗をいっぱいかいたかと思えば、特に朝晩は冷えるので毛布をかぶっていたり・・・・。

これが連日jの猛暑だと逆に身体が開き直ってそれなりに対応するんだけど。

もうしばらく、我慢の日が続きそうだ。

コメント