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ラミ・デュ・ヴァン・エフ シェフのブログ ~言葉の錬金術~

フランス料理に限らず、色んな話のブログ内容です。

運ぶのは何だ、俺か料理か、その両方か

2009-10-20 20:40:48 | Weblog
 山々の景色が紅葉で赤く色づき始め、眺めているだけで赤ワインを欲するような、そんな季節の今日この頃、皆様、いかがお過ごしでしょうか。
 先日の日曜日は、上山市と蔵王温泉の料理人を中心に結成された会合が当店で行われました。
 その中には、店舗展開をしている某大型中華料理店の店長さんや某温泉旅館の料理長と料理人、元「あいのり」に出演したことのある現在料理修行中の人、などがいらっしゃいました。
 会の名前が「四華会」という、「生け花の会」又は「そのスジの会」に間違われてしまいそうな名前ですが、元々、4人で結成された会だからであるそうです。
 その会の中心的人物が、私の知り合いであり、もっと深く説明すると、20数年前、同じ厨房で苦楽を共にした人であります。
 私より年上ですが、私のほうが1年先輩、という微妙な関係の私たちでありますが、今でも付き合いがあり、私も彼のお店にお邪魔した事があります。
 「会に入れ。」と言われましたが、正式に紹介などが無かったため、今でもその会のメンバーになったのか不明でありますし、その会の今後の活動などの詳しい話も聞かずじまいでありましたので、どうなんでしょうね?私の立場?ビミョーです。
 
 会といえば、若い料理人の会を自称している「みしゅらん会」なのですが、今月末に行われる会合で今年最後の会になります。
 今年も活動と言えるほどの活動をしていないのが実情でして、その反省をしつつ、今後の活動を考える良い機会かもしれません。
 同じ立場の人間同士集まって現状を話し合う、というのでも十分活動のうちに入ると私は思っていますので、焦らずに、ゆっくりながら会を運営し、結束が固まれば、と考えております。
 
 さて、話は変わりますが、今日はお昼から料理のケータリングのため、朝から奮闘させていただきました。
 「弁当にしたら?」というお言葉も頂きますが、どうしても、ケータリング(料理を運びサーブする)の方が良い、と言いますか、その方がフランス料理っぽいと言いますか、そっちの方が好きなんです!(自分勝手)
 冷めた料理を食べていただくより、温かい物を温かい内に召し上がっていただくのが良いわけでして、「弁当を運ぶのであれば、俺と俺の料理も運んでくれよ」的な考え方であります。
 「弁当の中に自分の料理を詰めるのも仕事だろ!」そのように言われてしまえば、返す言葉もありませんが、あえて返す言葉を見つけますならば、「弁当って、和食がいいじゃないですか。」となってしまいます。
 「だったら、箸で食べれるフレンチ弁当を作らんかい!」そこまで執着される方がいらっしゃいましたら考えますが、いまだにそこまで仰る方に出会ったことがありません。
 
 フレンチ弁当・・・

 前菜とメインがひとつの箱の中に入る・・・いや、それではいけないな、だとすると、前菜の重とメインの重の2段重弁当・・・

 御節でしょ、それじゃ。

 やっぱり、ケータリングでいいじゃないですか、料理持って参上しますから。

 それがダメなら、台所を貸してください。

 出張料理人として頑張りますから。

 うん、それがいい、いいですよね。










 

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