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将棋の日記

多忙な羽生名人

2014-09-14 17:42:25 | タイトル戦&予選情報
9/8日(月)は、竜王戦の挑戦者決定戦の3番勝負の3局目。
先手は糸谷六段、後手は羽生名人でした。
戦形は、横歩取りの△3三角戦法です。
最近は、後手の玉の位置が、△4一玉、△5二玉、△6二玉(将棋ソフト)の3パターンがあるので、それぞれの変化があって難しいです。
私が気になったのは、序盤の28手目の△2四飛です。
序盤そうそうの飛車交換が、最近の流行の変化です。
羽生名人は、こういう過去の前例が少ない局面に誘導するのが好きタイプだと思って棋譜を見ています。
結果的には、負けましたけど、研究する時間がない中で、実践でやってみないと分からない変化に、飛び込む姿勢は、負けても好感が持てます。
こういうのが血となり肉となり、体(頭)で覚えて行くのでしょうね。


9/10、11日(水・木)は、王位戦の七番勝負の第6局目。
先手は木村八段、後手は羽生王位でした。
戦形は、角換わり腰掛け銀同型です。
私が気になったのは、42手目の△3五歩⇒54手目の△4三金左の後手からの玉頭の構想です。



一目、危険そうと判断しますが、ギリギリ踏み込んでいけると、読んでいるところが、すごいと思う。
やはり、羽生王位は、過去の前例が少ない局面に誘導している印象があります。
この将棋も、負けてしまいました。

2局とも負けてしまいましたが、前例が少ない局面に誘導して、実践でやってみる姿勢は好感が持てました。


今週は、9/15の棋王戦の挑決トーナメント、9/18(木)の王座戦の第2局です。
来週は9/24・25日(水・木)の王位戦の第7局です。
竜王戦の挑戦者は、糸谷新七段になりましたが、羽生名人は負けても、対局が多忙なので、頑張って欲しいです。

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