LogicalInSpace

将棋の日記

Bonanzaのソース

2009-01-31 20:14:24 | 将棋ソフト情報
ものぐさ将棋観戦記ブログよりBonanzaのソースが公開されたことを知りました。

まだ、DL(ダウンロード)をしていないので、具体的なソースコードまでは見ていないので何とも言えません。


ものぐささんが、疑問に思っていることについて
将棋ソフト界のみならず、オープンソースのこととも関係してくる問題である。
オープンソースについては、個人の見解でオープンにするしないは決定して良いので、特に問題ははずです。
たしか、著作権の問題になれば、保木さんにあると思いました。

ボナンザのソースを、ちょっとだけ変えて、新しいソフトだと主張することは許されるのか。コンピューター将棋選手権に出場できるのか。
選手権には、思考部分にはオリジナルが必要であると明記しているので、Bonanzaをそのまま改良して、使用することは禁止されているはずです。
思考部分にオリジナルな部分で改良して出場することは問題ないと思います。

改良を部分的に加えたとして、簡単に強くなるものなのか。
どの程度の熟練知識のある人間が、成果を挙げる可能性があるのか。
評価関数部分を、将棋のことをよく理解している人間がいじると、飛躍的に強くなったりするのだろうか。

プログラムについて、深い理解が必要なので、簡単には強く出来るような物でもないと思います。
Bonanzaは、C言語を使用しているので、C言語の深い理解が必要となります。
将棋も、棋力がアマ有段者以上ないと手の分岐をどうのようにするのか? そこの部分が1番悩ましいと思います。
ソフトの思考部分をAI(Artificial Intelligence)と言いますが、AIの部分に評価関数などが含まれます。
AIの部分をどこまで改良を出来るかが課題になると思いますけど、C言語と棋力(アマ有段者)と必要となるので、飛躍的には強くなるとは考えにくいです。
逆に考えて、C言語と棋力(アマ有段者)の両方が出来る方はどれくらいいるのでしょうか? 将棋人口のごく一部だと思います。

補足:保木さんの場合は、C言語とチェスの両方が分かっていたので、チェスの文献を参考に出来たので、チェスを応用して出来ました。

※LogicalInSpaceの個人的な見解で書いていますので、もし間違いなどがあれば、ご指摘をお願い致します。

ファンの棋士が・・・(涙)

2009-01-31 15:30:00 | ファン棋士情報
昨日の対局
棋聖戦の最終予選より(先)渡辺竜王vs郷田九段より郷田九段の勝ち

ファンの棋士の渡辺竜王が立て続けに負けると、今日は憂鬱な気分です。

たしか、
王将戦の第2局より(先)羽生王将vs深浦王位より深浦王位の勝ち
竜王戦の6組の2回戦より(先)瀬川四段vs長岡四段より長岡四段の勝ち

渡辺竜王の決勝トーナメント入りがなくなり、瀬川四段の竜王戦の活躍がなくなりました。

本当に憂鬱な気分です。

相手はプロなので簡単に勝てないことは承知しています。
また、将棋は勝ち負けのある勝負事なので、しかたないです。

頑張って欲しいです。 応援しています。

竜王戦6組

2009-01-31 14:28:34 | 棋譜解説(タイトル戦)
注目のカードとなった、金井四段vs里見女流倉敷籐花です。
里見女流倉敷籐花は、稲葉四段を新人王戦で破り、いろいろなところで報道されて話題になりました。

金井四段は、明日のNHK杯で佐藤NHK杯と対戦することになっている活躍の若手です。
予選では、高野五段、神谷七段、中村(亮)四段を破りました。
本戦では、村山五段、村中四段を破っています。

両者ともに活躍している若手棋士が、竜王戦の6組の1回戦を対戦することになりました。(読売新聞より)

先手:里見女流倉敷籐花
後手:金井四段

戦型:先手中飛車


里見女流の得意の中飛車です。


初めての穴熊です。
里見女流は、本を読んでやってみたかった。


▲8四歩でなくて、▲7九角だったそうです。


▲2一銀を取りに行く、△3一金です。
激辛流の指し方です。
金井四段は、負けられないのでと言っていました。(公式戦ですからね!)


急所の桂打です。
これで、穴熊は一気に寄せ形になりました。


▲同玉、△2七香成、▲同玉、△2六銀、▲3八玉、△2七角、▲4八玉、△5七銀、▲同玉、△6五桂以下詰みだそうです。
投了図です。

金井四段の勝ちです。

王将戦_58_2

2009-01-29 18:50:40 | ネット中継(図面)
羽生王将に挑戦する深浦王位の王将戦の第2局が行われました。

先手:羽生王将(名人・棋聖・王座)
後手:深浦王位

戦型:4手目の△3三角戦法(後手の向い飛車)

結果は、深浦王位の勝ちです。 これで、1勝1敗のタイになりました。
2局つづけて、後手が勝ちましたね!

プロの実践譜の4手目の△3三角の序盤 (2008/11/17の記事)

<本局のポイント>

後手の狙いの手ですが、この仕掛けが成立するのが4手目の△3三角戦法の特徴でもあります。


結果的に見れば、▲1七桂が後手からの端攻めが成立しました。


△1八角成より端が破られて、これからは一方的になりました。

<形の特徴>
・先手は穴熊なので、駒組みに手数がかかる。
・先手は穴熊なので、角交換すると角の打ち込みがあるので、▲4九金を動かすことが出来ない。
・居飛車対振り飛車の将棋は、振り飛車側からみれば、振り飛車の飛車を捌くか、または居飛車の飛車を抑え込むかのどちらかになれば、振り飛車が指しやすいと思います。

本局は、後手が先手の飛車を抑え込んで指しやすくなりました。
よって、後手の深浦王位が勝ちました。

※あくまでも、結果論からの考え方なので、実践ではいろいろな要素を考えて指すので難しい将棋だと思います。

検索キーワード

2009-01-24 13:42:54 | 私のブログ
最近は、いろいろな検索で、私のブログに訪れる方が多いです。

「矢倉 定跡」、「永世七冠」、「logicalinspace」、「3三角戦法」、「新・東大将棋」などが多いです。

3三角戦法だと2種類あるので、どちらの戦法が知りたいのでしょうか?
横歩取り(△3三角戦法)、4手目△3三角戦法です。

話は変わりますが、瀬川四段が負けたそうです。
残念ですね!

王位リーグ

2009-01-22 23:56:36 | タイトル戦&予選情報
渡辺竜王のブログを見ました。
王位リーグの表が決定したようです。

順位が3の方は、予選から勝ち上がっています。

さて、3年連続、深浦王位vs羽生四冠となるのでしょうか?
紅組の最終日は羽生四冠vs渡辺竜王の対決があります。
そういう意味では最終日までの星勘定がどうなっているのかが注目であると思います。

タイトル経験者の丸山九段、渡辺竜王、郷田九段、佐藤棋王、三浦八段の星勘定が気になります。
タイトルは取っていませんが、木村八段、久保八段は順調に勝っています。
20代では、渡辺竜王、橋本七段、阿久津六段の活躍も注目です。

A級 or 1組を経験がないのが阿久津六段のみと言うのが、面白い組み合わせですね!

紅組は、A級 or 1組を経験している棋士なので、たとえ羽生四冠でも混戦が予想されます。 羽生四冠でも全勝~2敗まで予想されます。
紅組は、順当にいけば、羽生四冠だと思います。
白組は、順当にいけば、佐藤棋王だと思います。

さて、誰が深浦王位に挑戦するのでしょうか?
楽しみですね!

角換わり腰掛け銀

2009-01-21 14:35:36 | タイトル戦&予選情報
竜王戦の決勝トーナメント (先)丸山九段vs羽生四冠
王将戦の第1局 (先)深浦王位vs羽生王将

36手目まで手順は違いますが、角換わり腰掛け銀(同型)の序・中盤です。

特徴は▲2六歩を保留したまま駒組みをすることです。


ここで、▲2九飛(旧形)、▲2六飛(新形)に分かれるようです。

▲2九飛が対丸山九段戦 前例は、86手目の△4三金まで 
▲2六飛が対深浦王位戦 前例は、67手目の▲7二角まで

36手目からは、30手目も前例があるようです。
プロは、この辺りを研究課題にしているようですね!

後手を持っても難しいようですね!
将棋は奥が深いです。

いろいろな話題

2009-01-19 12:38:55 | プロ棋界情報
棋聖戦の最終予選では、新鋭の稲葉四段が後1勝すると決勝トーナメントに出場出来るところまで、来ています。
今後の活躍に注目ですね!

朝日オープン杯では、佐藤(和)五段がベスト4まで残っています。
今後の活躍に注目です。

連盟のHPの順位戦が「順位順」と「成績順」の並び替えが出来るので、とても便利な機能だと思います。
A級は、以前と混沌としています。 それだけ、10人の棋力が均衡していることを示していると思います。

NHKの将棋講座を購入しました。
森下九段の将棋講座の解説は、詳しく書かれているので、居飛車党にはとても、勉強になります。
瀬川四段の「あんなことこんなこと」を連載しています。 なるほどなぁと思いながら読んでいました。

週刊将棋は、渡辺竜王が竜王戦のインタビューに答えているので、楽しく読めました。
渡辺竜王の活躍に注目したいと思います。