東京ナイト

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お花見史上、最高に贅沢な一夜

2010-04-02 07:36:35 | イベント
昨日は友人宅でお花見。
ただのお花見ではなく、なんと浅草の幇間芸人・櫻川七好さんをお呼びして、本物の「ヨイショ」をしてもらったり、幇間芸を見せてもらったり、と実に賑やかなお花見でした。
僕がこれまで経験したお花見史上、最高に贅沢な一夜でした。



七好師匠によれば、現在、幇間芸人さんはわずか5人しかいないということ。
江戸から連綿と続く、なんとも不思議な職業ですが、お座敷やそこに来るお客の変化によって風前の灯だそうです。

でも、昨夜の芸はまさに本物!
かっぽれ、都都逸、コミカルなマイムと次々と芸を披露してくれました。
帯の位置と顔の表情を変えて一瞬で町娘がおばあさんになる踊りの鮮やかさは見事。
屏風を使ったちょっと色っぽい「新婚夫婦の家に泥棒が入ったら」という芸もすごかった。

で、そんな芸の合間を縫ってお酌をしてくれいろいろな話を聞かせてくれます。
当然ヨイショも忘れません。

お招きしたお客様にも、「お大尽になりきってください」とお願いしてあったので、みんな着物姿で来てくれてほんとうに華やか。
なぜか「ヤクザの親分」姿の人もいたりして、お客もそれぞれ工夫して参加してくれました。
七好師匠も(ヨイショだと思いますが)、「こんな楽しいお座敷はめったにないよ」と喜んでいただけたようでした。

たまたま知り合ったパントマイムの方が師匠と知り合いだったことから、とんとん拍子に実現した今回の企画。
まさかこんなに楽しい「お座敷遊び」が出来るとは思っていなかったのですが、遊びというのは工夫すればどこまでも楽しくなるものなんだなと思った次第です。

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