あぁ、湘南の夜は更けて

腱鞘炎やら靭帯断裂やら鎖骨骨折やら…忙しいッス。
自転車通勤往復100kmは、そんなこんなで自粛してました。

BRM203伊豆200km、仲間にも風にも運にも助けられた

2007年02月05日 | 自転車・どこかへ行こう

今日はまさに自転車日和ッス @ way to 湯河原

AJ神奈川のBRM203伊豆200km、こっそりエントリーしていた。
でも、入金したのが1月27日の締め日。
それまではキューシートも見ないようにしていたんだよね。無理をしちゃうから。
というか申し込んだ時点では本当に走れるとは思ってなかったし…。
入金した翌日の意味不明の121kmライドは、
自転車の調整と出発場所の確認、そして大磯までのルート確認だった。

前日は"走れる"という実感と、少しばかりのドキドキ感。いや、相当のドキドキ。
眠りに着いたのが恐らく2時過ぎだったもん。

で、4時半に起きた。
いなり寿司を3つばかり食って、入念に左肩を揉みほぐす。
大丈夫かなぁ…という不安半分で5時に家をでた。


寒いッス、っていうか指先やら足先が痛いッス

6時過ぎの水辺公園、徐々に空が白み始めた

境川のmasaさん号発見! 膝が心配だっただけに良かったぁ
ゆとも号発見! こちらも膝が心配だっただけに良かったぁ
他にも、おいちゃんさんや黄色いLAVANELLOさん、ヒラコのM田さんも発見。
今回このM田さんに随分助けられたんだよね、やっぱ強いや。

出発は7時、ちょうど朝陽が昇ってきた


今日は飛ばすつもりはなかった。
っつうか自滅したくなかったし、様子見のつもりだったんだよね。
最初に乗ったトレインは心地よい速度、追い風の中25~30km/hくらいかな。
前に境川のmasaさん、LAVANELLOさん、後ろにゆともさんやM田さんがいる10人くらいのトレイン。
いきなり129号線を横断するところで、僕の後ろの後ろが信号で分断。
129号線横断の信号待ちは長いッスからねぇ。
ゆともさん、M田さん、さよ~なら~!

小田原厚木有料道路側道を行く6両連結のトレイン(2人前が境川のmasaさんだ)


ところがこの辺りで尿意が…、う~ん、絶えられないほどに…。
まだ12~3km地点、43km先のPC1まではもたないような気がする。
ツールの選手は走りながら脇っちょから出しちゃうらしいけど、ロングタイツじゃ無理ッスね。
まぁ、間違いなく大変なことになる。大人の分別を疑われちゃう(^^

ってことで大磯のコンビニで、いつの間にか8人になっていた快速列車を降りた。
境川のmasaさんも途中下車してストレッチ。膝が心配だなぁ…。

その後、単独走になってしまうと、やっぱ走っちゃうんですね。僕。
43km先のPC1、ローソンに入ったときに店員さんが「16番目でーす」とか余計なことを言う。
境川のmasaさんも程なく到着したけど、すぐに出発しちゃいましたね。

一人は危険だ! 心のブレーキが効かなくなる!
ってことで2人組みが出発したのを見て、その後ろ5~10mほどを着いていく。
やがてトレインは境川のmasaさんに追いつき、後ろにも2人連結した。M田さんだ!

途中のアップダウンを走ってるうちにトレインがばらけて、
僕はM田さんとの2両連結、田舎の電車って感じになっちゃった。
M田さんは僕の怪我を知っているので「前、牽きま~す」と先頭に出てくれた。

有料道路代も運転士が一括払い。すんません

M田さんはハタ坊並みのケイデンスで30km/hペース。おかげで随分楽させてもらいました。
ケイデンスが近い人と走るとリズムがいいッスよね。

ただね、登坂は僕の方が速い(ははは!)
真鶴半島を越えて伊豆のアップダウンが始まると、もう2名加わって4人の小集団に。
登坂で僕が前に出て平地と下りで追いつかれるという感じになってきた。

登坂で稼いだ時間で、写真を撮る!

そのまま伊豆高原の入り口、川奈の分岐へ

10:30 @ 川奈分岐

ここで海とはしばらくお別れッスね。
暖かな陽射しの中、携帯写真を撮ったり、モブログ下書きをしたりしてのんびりする。

で、伊豆高原…、やっぱきついッス。微妙な傾斜が長~く続くからね。
グランパル公園は伊豆高原に入ったらすぐだと思ってたから、その長いこと長いこと。
昨年のBRM325伊豆300kmではこの高原で両足を攣っている(笑)
いい加減気持ちが折れそうな頃、やがて道が下り始めPCのミニストップが見えた。

折り返し地点には11時10分到着。バイクの数を見ると5~7番目くらいだろうか。
M田さんはドリンクを飲んですぐに出発。
後から到着する人も補給してすぐに出て行く人が多い。美味い飯屋でも行くのかな?
僕はコンビニ飯を食う。
降車したら肩が固まっちゃってるのが分かったから、少し休憩です。

11時30分出発。
そして伊豆高原を抜けきらないうちに事故!
そこそこの車の量の中、右前を走っていたワンボックスが減速してウィンカーを出した。
左に寄るわけでもなくウィンカーを出して停止したってことは、
左のショップに曲がりたいけど安全のため僕を先に行かしてくれるんだ、と思った。
で、僕はそのまま「すみません、すみません」って感じで走り抜けた。
そこに対向からの右折車だよ。
心臓止まるかと思ったねぇ。結局フルブレーキングも間に合わず接触です。
膝を少し打ち、ハンドルとブラケットが曲がった程度の、そんな速度です。
運が良かった。

ワンボックスはそのまま行っちゃった…、目の前で事故を見たはずなのに。
あれはウィンカーじゃなくてハザードをつけたんだな、多分。
っていうか、普通パッシングライトでしょ。余計なウィンカーで混乱したよ。

走れることは分かったけど、ただ、リムが歪んでます。
ブレーキシューがリムに接触しますね。
事故の対応を終わらせて(4日現在ホイール代を書き留めでいただくことになりました)、走り出す。
が、何せ微妙にブレーキをかけてるような感じで進みませんねぇ。
シュッシュッシュッシュッシュ…。
ブレーキを牽くと左右のブレーキシューが交互に当たる音、シュシュシュシュシュ。
大丈夫か?

熱海には梅見の人が…、暖かいんだね


単独走が随分続き、もう気持ちが折れそうですね。
平地を22km/h程度で走ってる自分がいるんだけど、どうしようもない。
熱海までで2人の人にパスされちゃいました。

ちょっと不安だったけど、ブレーキのロック(っていうのかな)を開放してあげた。
これで余程踏まない限り接触はしなくなった。
けど下りはブレーキが効かないから怖いッスね、おっかなびっくり走ります。

ヘロヘロでPC3に到着。
もうのんびり行こう、と思ってたところに先に出発していたM田さん。
「一緒に行きましょう」と。

ブレーキの状態を見せると前を牽いてくれるという。
ありがたかったなぁ、心が折れずに済んだ。
体力がなくなりかけてた分は、牽いてもらうことで何とかなりそう。
さらに自分を盛り上げるためにヤビツに来ているばっちゃんにメールを打つ。
「3時半ゴール、その後双龍4時半ゴールかな」とね。


全然ケイデンスが落ちないM田さん

結局30km/h巡航で牽いてもらった距離は45km。
お返しもできませんが…(笑)
おまけに茅ヶ崎柳島からは強烈な南風の後押し。
15時40分、仲間と風と運の力も借りて僕は5ヶ月半ぶりに200km超えを走ることができた。

境川のmasaさん、心配だった。
最初の想定外の大磯ストップでストレッチをしていたから、
もしかしたら膝は駄目かもしれない、とも思っていた。
16時20分、電話をかけてみる。
と、ちょうど信号待ちで電話に出た。
「今、社家を過ぎたところです」
何だかとても嬉しくなった!あと10kmを切っている。
そして、心が強いなぁ、と感動しちゃった。

ブルベの結果は…、
198.18km 7時間20分(グロス:8時間40分) 平均速度27.0km/h(グロス:22.9km/h)

7時STARTで15時40分にGOALですから8時間40分ですね。


↓随分頑張ったんじゃね?と思っていただけたら
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