視力を失った犬(ブラインドドック)は記憶する能力を伸ばし、素晴らしい記憶力を持つようになるそうです。
自宅のような慣れ親しんだ場所ではスムーズに動くことが出来ます。
それは目が見えない犬たちがその場所の広さや間取り、ものの配置を記憶していて、頭の中にある地図に従って動いていからだそうです。
慣れない場所では、鼻や耳だけでなく、マズルやひげ、前足(触覚)なども使い、その空間を情報収集し、記憶と照らし合わせながら、環境を推測するようになるうです。
ペット病院から頂いた、目が見えない犬と暮らすためのレジュメにそう書いてありました。ショックでしたが、今日、やっと目を通す気持ちになれました。
愛は昨日は鳴きながら、ウロウロしていたのはきっと目が見えなくなったことを自覚し、そのことに不安になったからだと思います。
今日の愛は検査の鎮静剤が抜けて少し落ち着いたのか、検査前の愛に戻っていました。
今日は自分からベットに入り、じいやとばあやが来たら、喜んで迎えに行きました。
愛は目の病気で瞳孔が開いてしまい、「カラーコンタクトをした若い女性の目のように大きな瞳」になったね・・・とママと笑いました。
愛が少しづつ室内の地図、室外の地図を描いて、目が見えないことに慣れてくれることを願うばかりです。
寒くなって体調がよくなったら、またお出掛けでもしようとしていたところでしたので、愛が失明したことはとても残念でなりません。
でも、これから愛の記憶が描く地図の中で一緒に寄り添おうと思います。
足腰がしっかりしているので、まだ大丈夫だと思います。
目が見えないことも個性。それが12歳というタイミングだったことを私も認識しないといけないと思います。
愛が描く地図はどんな地図だろう・・・。
これからの楽しみに、愛と残された年月を過ごしたいと思います。