今日の日記は、昨日の経済産業省原子力安全・保安院が国際原子力事象評価尺度(INES)」の暫定評価を7に引き上げると発表した記者会見の続編です。
このニュースを受けて、チェルノブイリ事故を起した旧ソビエト連邦の一共和国であるロシアの国営原子力企業ロスアトムのノビコフ広報局長はその評価を「行き過ぎ」と指摘しています。それを報道したネットニュース(時事ドットコム)より、以下に引用・掲載しています。
『・・レベル7は「行き過ぎ」=ロシア原子力企業・・ 【モスクワ時事】ロシア国営原子力企業ロスアトムのノビコフ広報局長は12日、福島第1原発事故について経済産業省原子力安全・保安院が国際原子力事故評価尺度(INES)の評価で最悪のレベル7としたことについて、「行き過ぎ」との見方を示した。タス通信が伝えた。同局長は「原子炉の損傷程度はレベル5を超えていない」と指摘。今回の評価変更には「政府がこれ以上批判されるのを避けようとする政治的思惑が働いている」と述べた。(2011/04/13-01:25)』
私は、このノビコフ広報局長の「行き過ぎ」との見方に、まったく同感です。そして、私自身は「レベル7」ではなく、「レベル6」だと思っています。
また、「政府がこれ以上批判されるのを避けようとする政治的思惑が働いている」との指摘は、昨日の私の日記『黒澤監督名言「死神の名刺」経済産業省原子力安全保安院「レベル7」重大発表に所管の海江田大臣が同席せず』で、私が指摘した『菅直人首相はこの原発事故の安全終結をもう諦めて、投げやりになって人身被害が発生してもしょうがないとの肯定作りに、「レベル7」尺度を悪用しているのでは?』と、まったく同じ趣旨のことを言っています。
先月23日にその評価を変更する情報を知っていながら、菅政府が4月11日まで延ばしたのは、統一地方選挙(10日投票)に悪影響を避ける為であり、もし民主党が選挙で善戦していれば、「レベル7」ではなく「レベル6」で公表していたかもしれません。しかし、選挙に負けたので、投げやりになって人身被害が発生してもしょうがないとの肯定作りで、「レベル7」を選択したのでしょう。
だから、菅首相が13日、首相官邸で松本健一内閣官房参与に会い、東日本大震災の復興に関して意見交換した時、福島第一原子力発電所周辺の避難対象区域について、首相は「当面住めないだろう。10年住めないのか、20年住めないのかということになってくる。そういう人を住まわせるエコタウンのような都市を考えなければならない」と述べたと、松本氏(注:首相から「私はそんなことはしゃべっていない」と松本氏に電話で連絡し、松本氏は「私の推測だ。首相は言っていない」と訂正)に勝手に思われてしまったのです。
そして、発言を訂正した松本氏がそういう趣旨の発言と推測したのは、首相自身が事故程度「レベル7」(チェルノブイリ事故と同じ)の公表を全世界に認めたからに他ならないです。
もう、会談した相手にこんなふうに思われている菅首相に、日本国民の生命・財産を守る責務わけにいかないです。だから、菅首相は即刻、辞めるべきです。
このニュースを受けて、チェルノブイリ事故を起した旧ソビエト連邦の一共和国であるロシアの国営原子力企業ロスアトムのノビコフ広報局長はその評価を「行き過ぎ」と指摘しています。それを報道したネットニュース(時事ドットコム)より、以下に引用・掲載しています。
『・・レベル7は「行き過ぎ」=ロシア原子力企業・・ 【モスクワ時事】ロシア国営原子力企業ロスアトムのノビコフ広報局長は12日、福島第1原発事故について経済産業省原子力安全・保安院が国際原子力事故評価尺度(INES)の評価で最悪のレベル7としたことについて、「行き過ぎ」との見方を示した。タス通信が伝えた。同局長は「原子炉の損傷程度はレベル5を超えていない」と指摘。今回の評価変更には「政府がこれ以上批判されるのを避けようとする政治的思惑が働いている」と述べた。(2011/04/13-01:25)』
私は、このノビコフ広報局長の「行き過ぎ」との見方に、まったく同感です。そして、私自身は「レベル7」ではなく、「レベル6」だと思っています。
また、「政府がこれ以上批判されるのを避けようとする政治的思惑が働いている」との指摘は、昨日の私の日記『黒澤監督名言「死神の名刺」経済産業省原子力安全保安院「レベル7」重大発表に所管の海江田大臣が同席せず』で、私が指摘した『菅直人首相はこの原発事故の安全終結をもう諦めて、投げやりになって人身被害が発生してもしょうがないとの肯定作りに、「レベル7」尺度を悪用しているのでは?』と、まったく同じ趣旨のことを言っています。
先月23日にその評価を変更する情報を知っていながら、菅政府が4月11日まで延ばしたのは、統一地方選挙(10日投票)に悪影響を避ける為であり、もし民主党が選挙で善戦していれば、「レベル7」ではなく「レベル6」で公表していたかもしれません。しかし、選挙に負けたので、投げやりになって人身被害が発生してもしょうがないとの肯定作りで、「レベル7」を選択したのでしょう。
だから、菅首相が13日、首相官邸で松本健一内閣官房参与に会い、東日本大震災の復興に関して意見交換した時、福島第一原子力発電所周辺の避難対象区域について、首相は「当面住めないだろう。10年住めないのか、20年住めないのかということになってくる。そういう人を住まわせるエコタウンのような都市を考えなければならない」と述べたと、松本氏(注:首相から「私はそんなことはしゃべっていない」と松本氏に電話で連絡し、松本氏は「私の推測だ。首相は言っていない」と訂正)に勝手に思われてしまったのです。
そして、発言を訂正した松本氏がそういう趣旨の発言と推測したのは、首相自身が事故程度「レベル7」(チェルノブイリ事故と同じ)の公表を全世界に認めたからに他ならないです。
もう、会談した相手にこんなふうに思われている菅首相に、日本国民の生命・財産を守る責務わけにいかないです。だから、菅首相は即刻、辞めるべきです。