シニアー個人旅行のかわら版

国内・海外旅行の話題を中心に、アップデートな情報とともに、シニアーのための手作り旅行を発信する。

東京散策・・・神楽坂です

2011-07-30 12:52:03 | Weblog
東京メトロ東西線神楽坂駅で降り、神楽坂を下り、JR飯田橋駅を通り、九段下駅まで歩きました。
 
 日曜日の午後の歩行者天国で、坂の両側に連なる店のウインドーショッピングを楽しんだり、左右に入り込む小路を散策する人で賑わっていました。
 
 神楽坂はミッシュランの星に輝く店が9店もある食の町としても知られています。ランチタイムと重なり、食事を楽しむ方も多かったようです。フランス料理店が多いのも神楽坂の特徴です。この街に在住する外国人ではフランス人が最も多く、近くの富士見町にはフランスのインターナショナルスクールであるリセ・フランコ・ジャポネがあります。
 
 明治時代、夏目漱石が少年時代に行き来した道でもあり、また「高野聖」の作者泉鏡花が神楽坂芸者であった愛妻と住んだ街でもあることから、文学散歩をかねて散策する人も多いのです。

 新しき街と古き街の両方の顔を持つ神楽坂散策でした。

                                   

}神楽坂駅出口すぐにある赤城神社、近くに泉鏡花の旧宅があった



ここの交差点から神楽坂が始まる



神楽坂を下れば外堀(現飯田橋駅)を経て江戸城田安門(現武道館)へ・・・左右の小路には武家屋敷が多くあった



神楽坂の周辺には行き止まりの小道や坂や階段が多い。明治の初めまで神楽坂は階段がところどころにある坂であった

   

「ぼっちゃん」に出てくる毘沙門天(善国寺)・・・「それから神楽坂の毘沙門天の縁日で八寸ばかりの鯉を針で引っかけて、しめたと思ったら、ぽちゃりと落としてしまったがこれは今考えても惜しいと云ったら、赤シャツは顋を前の方へ突き出してホホホホと笑った



ミッシュラン二つ星の会席料理と50年の歴史をもつうどん会席の店
   

古きよき時代が残る一角
   

神楽坂の人気撮影ポイント、「熱海湯階段」。昔、芸者さんがお座敷に出る際に通った階段で「芸者小道」とも呼ばれる


着物姿の女性が似合う神楽坂


「ぼっちゃん」に登場する旧物理学校(東京理科大学)の入り口・・・「どうせ嫌いなものなら何をやっても同じ事だと思ったが、幸い物理学校の前を通り掛ったら生徒募集の広告が出ていたから、何も縁だと思って規則書をもらってすぐ入学の手続きをしてしまった。今考えるとこれも親譲りの無鉄砲から起った失策だ。」




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夏の祭典・・・青森ねぶた祭りに出かけましょう

2011-07-18 10:15:29 | Weblog
久しぶりに、酸ヶ湯温泉のホームページを開きました。

青森ねぶた祭りに合わせた宿泊プランが紹介されています。
酸ヶ湯温泉に泊まり、ねぶた祭りへの送迎バス付きで、1泊2食・夜食付きで12,750円というプランです!
これなら、ねぶたを見終わってから、あの夜の山道の怖いドライブを避けることが出来ます。
車を利用しないでも列車利用で酸ヶ湯温泉まで出かけたついでにねぶた祭りを楽しむことができるという一石二鳥の旅となります。

一度は行ってみたい全国の夏祭りランキング
海外の人に薦めたい日本の祭り・イベントランキング
・・・両方のランキングで、第一位の栄冠に輝いた青森ねぶた祭は、一生に一度はぜひ見たい祭りの一つです。

 私が訪れたのは15年前、今は亡き友人と車で出かけました。青森まで700キロ以上、交互に運転して東京から10時間掛かりました。最初の夜は「青森ねぶた」、次の夜は「弘前ねぷた」、大鰐温泉に泊まりながらの二泊三日の東北の夏祭りを楽しむ旅でした。 
 青森の大型ねぶたと乱舞するハネトの若者に驚き、弘前では乳母車をねぷたに見立て母親と歩く幼児に微笑み、「青森は企業ねぶた・・・弘前は庶民ねぷた・・・」などと語り合ったことが思い出されます。

 当時は、「五所川原の立佞武多」は運行されていませんでした。明治、大正初期まで運行されていたという巨大な立佞武多は、電線の敷設と共に廃れていたのです。
 ところが、残っていた一枚の白黒写真から、原寸どおりの立佞武多を再現しようと有志が集まり、平成8年に高さ20メートルのねぷたを完成、これがきっかけとなり、実際に運行しようという機運が高まり、街の通りの電線を地下に埋め込むという事業に取り組み、遂に、平成10年8月5日に、一世紀ぶりの立佞武多の運行再開となったのです。

 大きな夏祭りへ個人旅行で出かけるとなると、宿泊場所の確保に苦労しますが、青森へも弘前へも五所川原へも1時間で行くことができる酸ヶ湯温泉が確保できるなら最高です。
来年、再び青森の夏祭りに出かけ、亡き友人の冥福を祈りたいと考えています。


* 酸ヶ湯温泉は海抜900メートル、しかも原生林の真っ只中にあります。祭り帰りは夜の山道の運転となります。真っ暗な、急カーブの連続する山道では細心の注意が必要です。明るいうちに一度走行しておきましょう。
* 弘前、五所川原へは黒石経由が距離的には近いですが,より安全な青森経由の103号の利用を勧めます。

参考リンク:
五所川原観光局http://go-kankou.jp/matsuri_event/tachineputa.html
青森ねぶたhttp://www.nebuta.or.jp/
弘前ねぷたhttp://www.free-cm.com/neputa/
大鰐温泉http://www.aomoricolony.com/~owanionsen/flash.html
酸ヶ湯温泉http://www.sukayu.jp/


 
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フェリーで行く思い出の北海道旅行

2011-07-03 09:03:46 | Weblog
7月になりました。
この時期になるのと思い出すのが、4年前に出かけた北海道旅行です。
茨城県大洗ー北海道苫小牧間を往復フェリーで、フェリーでの2泊、北海道に4泊、六泊七日の旅でした。

その旅行記です。


インターネットで予約する 
日高に牧場を持つ親戚からの誘いで旅を決めたのは出発10日前、いつかは暑寒別天売焼尻(しょかんべつてうりやぎしり)国定公園や大雪山国立公園も訪れたいと思っていたので渡りに船とばかり出かけました。飛行機利用も考えましたが、急な出発である上、夏休みに入り、割引航空券の購入も難しいだろうと、登山用具など全ての荷物を車に放り込むだけの手軽さと久しぶりの船旅への期待感からフェリーを選択しました。

 早速、商船三井フェリー(http://www.sunflower.co.jp/ferry/index.shtml)にアクセス、車検証を手元に置き、出発7月23日午後6時30分大洗発:24日午後1時30分苫小牧着、帰路7月29日苫小牧発6時45分発:30日午後1時45分大洗着の夕方便で入力開始です。インターネット予約は自動的に割引料金となりますが、60歳以上のプラチナ割引(乗客料金2割引、自動車1割引)で入力しました。準ピークB料金適用、乗用車は運転者エコノミールーム利用料金込み55,800円、客室はデラックスルームで一人45,900円、運転者追加料金27,000円、総計127,700円・・・直ぐにメールで予約確認書が送られ、二枚ずつプリントアウト、これで乗船準備は完了です。



乗船から出航まで
出発2時間前までに港へということでしたが、渋滞に巻き込まれ1時間前の到着となり、ほとんどの車は乗船を終わっていました。岸壁に接岸している12,000トンの大型フェリーの、七層のデッキを持つ巨大な船体に、まず圧倒されます。車検証と予約確認書を持って窓口で手続き、乗り込んだ船倉はEデッキ、インフォメーションがあるロビー・Cデッキまでエレベーターで上がります。船室のキーを受け取り、Bデッキにあるデラックス室が並ぶ独立した区画に入ります。まず入浴ということで、部屋のバスではなく、展望風呂に行きました。6,7人入浴可能な浴槽が三つ連なる浴室は出航前ということでガラガラです。港を眺めながら夕日が差し込む浴槽でゆったりとドライブの疲れを取りました。 

 出航の港の風景はいいものです。夕方6時半、日没が迫る港や背景の大洗の町並みを最上階のデッキから眺めながら、ゆっくりと岸壁を離れ、太平洋に出てきます。ややうねりがあるとの船長からのアナウンスがありましたが、船のスタビライザーが揺れをコントロールしています。10キロぐらい沖に出たでしょうか、向きを変え、沿岸に沿った航路を一路北上していきます。太平洋沿岸の家々の明かりが徐々に広がる闇の中に点燈していく様子をデッキから眺めていくのはまさに船旅の醍醐味です。


船上レストランのひととき
最上階にあるレストランは窓を大きく取った明るいレイアウトです。出発当日は、小学生の団体が乗り込んでおり、彼らの早めの弁当夕食が終わったあとで、一般乗客のレストランでの食事時間となりました。バイキング方式、種類も豊富です。グループごとにテーブルが確保でき、ゆったりと食事ができる十分なスペースがありました。生ビールや酒も購入でき、会話を楽しみながらの食事は時の経つのを忘れます。レストランで食事を取らず、展望室で持参した弁当を広げている家族や、カップラーメンを手に給湯室で順番を待つ若者のグループもありました。それぞれのスタイルで食事を楽しむことができるのも船旅の良さといえるでしょう。

塩屋崎灯台の灯り
 夕食が終わると、部屋に戻ってテレビを見て時間を過すことになりますが、地上波放送の受信状態は良くありません。デジタル放送は鮮明ですが、普段見ている番組を見ることができないのは不便です。本や新聞を読みながら時を過すことになりますが、次の楽しみは若い頃見た映画「喜びも悲しみも幾年月」の舞台となった塩屋崎の灯台です(原作・塩屋岬灯台、撮影・石狩灯台)。二度ほど塩屋崎灯台を訪れましたが、螺旋階段を登り、一番上から海の景観を楽しむ観光体験しかありません。本来の船舶の航行の安全を守るという灯台の役割を、船上から体験できることを楽しみにしていました。

出航して三時間ほどが経過し、左前方に規則正しく点灯する灯りが見え始めます。航行につれて徐々に位置が変化する輝きを闇夜の海上で見つめながら、訪れた塩屋岬灯台の風景を思い出していました。

航路を行き交う船を追う
 朝食を終わり、デッキに・・・快晴の夏空だというのに暑さは感じません。青森県の沿岸沖を航行しています。右前方から近づく大型貨物船の船影がどんどん大きくなってきます。果てしなく広がる海上でも航路は定められて、左側通行であることを知りました。沿岸からは10キロぐらい離れているのでしょうか、数隻の小型の漁船が上下に大きく揺れながら漁をしています。子どもの頃、夏休みに沼津港から故郷の土肥へ帰郷する時、汽船の上から、海面をすれすれに飛ぶトビウオを眺めていたことを思い出し、海面を覗きましたが、最上階のテッキからストレートに落ち込む海面までの高さに恐怖を感じて諦めました。陸地を眺めたり、読書をしたり、写真を取ったり、中には上半身裸になり日光浴を楽しんでいる外国人など様ざまに皆デッキでの時間を楽しんでいます。やがて、すれ違った貨物船は航跡を残しながら、遠ざかっていきます。

船上から美しい山々を再発見 


 苫小牧到着二時間前からの船上から見る風景は、このフェリーの旅のハイライトと言ってよいでしょう。支笏洞爺国立公園を飾るオロフレ山、徳舜瞥山、ホロホロ山、風不死岳、樽前山など1000メートルを越す山々が屏風のように西の空を飾り、東には日高山脈の山々が襟裳岬まで連なっている遠景に思わず時が経つのを忘れてしまします。海岸沿いを走る室蘭本線や日高本線の列車からも、国道36号線や235号線を走る車からも決して見ることができない景色です。まさに船上にある人々のためだけに自然が描いてくれた絵画といっていいでしょう。これほどまでに山が高く、長く、美しいとは思いませんでした。景色に見せられているうちに苫小牧港への入港です。上空には千歳空港に着陸のため高度を下げる旅客機が次々と連なっていきます。

下船準備に取り組む人々
着岸しても直ぐに下船はできません。乗客は客室で待機することになりますが、港での関係者の動きを観察していると飽きることはありません。接岸するとまず船から太いロープが降ろされ、7、8人の作業員が重そうに引っ張り係船柱に結びます。次に車を下ろすフェリーの開口部が開き、乗客乗降のためのタラップを取り付ける作業が始まります。その間、交代の乗務員でしょうか、大きなバッグを持って、作業員に人に手を上げて挨拶しながらが乗り込んできます。続いて待機していた20名くらいの女性を中心とした一団が乗り込んできます。船内の清掃活動を担当するのでしょう。野菜、食料品、交換シーツを積んだそれぞれの業者の貨物車も次々とフェリーの側面に到着します。

下船は大型車両からです。牽引専用のドラックが船に乗り込み、次々とトレーラーを引っ張り出します。トラックが下船し始めると、やがて下船開始の放送が入り、船室を出て車を格納したデッキに降りていきます。下船時は車の同乗者も車で下船です。接岸して下船するまで30分て掛かりますが、これだけの作業をするのですから、大変手際がよいと言えます。


来年の夏もフェリーの旅を
 帰路は雨天となってしまいました。霧雨で遠見がきかず、風も出てきて、波頭が砕け始めます。揺れはそれほどでもありせんが、デッキに出ることは禁止となりました。
 北海道を1000キロもドライブをした後でしたので、ちょうど良い骨休みとなりましたが、船旅は天気次第であることがよく分かりました。
今回の旅で、すっかりフェリーの旅のファンになりました。来年は友人4人を誘って5人グループでもう一度北海道へのドライブ旅行を楽しもうと船中でプラニングです。ロビーにあるインフォメーションカウンターにいる係員に色々とアドバイスを受けながら作った“格安フェリーの旅”を紹介します。


* C料金(7月19日以前に乗船)を利用 
* 畳敷きスペースがある4人定員のスタンダードルームで個室を確保。グループの一人は就寝時カジュアルルームへ。
* 60歳以上でプラチナ割引利用

これなら一人32,200円でフェリーの旅を楽しめます。

来年の旅も、今年と同じく行きの船旅が天気に恵まれますように・・・Bon Voyage!



北海道旅行に関する私の他のブログもお読みください。
富良野、日高原生林、そしてサラブレッド銀座へ
旭山動物園、大雪山国立公園を往く
札幌と留萌を結ぶオロロンラインを往く
鉄道と路線バスの旅ー50年前の北海道旅行


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