シニアー個人旅行のかわら版

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草津温泉旅館とロンダのパラドールを比べる

2007-06-11 17:59:42 | Weblog
前回、赤城山へのドライブを報告しましたが、帰りに草津温泉に一泊しました。
草津温泉を訪れるのはこれで三度目、しかし泊るのは初めてでした。
 4月のスペイン旅行から帰ってきてから最初の国内旅行でしたので、どうしても日本の旅館とスペインのパラドールの比較をしてしまいます。全くの個人的な感想に基ずく私見としてお読み下さい。
 それぞれ宿泊した大阪屋旅館パラドール・ロンダのホームページにリンクを張っておきました。ご覧下さい。

インターネット予約
 旅行の立案、予約はすべてインターネットを活用するというのが私の旅行スタイルです。大阪屋旅館もパラドール・ロンダも各部屋・施設の写真紹介、料金体系の説明などホームページの内容は大差がありません。予約後にメールで予約確認が送られてくるシステムも同じです。なんのトラブルもなく、安全確実に宿泊できました。
 パラドールの予約方法については本ブログ2010・これでスペイン・パラドールの全てがわかりますをお読み下さい。

料金
 (費用は一泊二人分、パラドール関係は1ユーロ165円換算です)
わが国の旅館の宿泊料金は一泊二食付一人分の料金が表示されますが、欧米ではツインでの一泊分の部屋代が表示されます。大阪屋旅館は季節割引料金、ロンダはパラドール五泊チケット利用の特別割引料金です。
 大坂屋旅館は、消費税、入湯税、飲み物(ビール1本、地元産ワイン小1本、酒3合)を加えては41,794円、パラドール・ロンダは税金、チップ、レストランでの飲み物(ビール2グラス、リオハワイン1ボトル)と夕食で42,500円でした。なお、朝食は近くのバールで済まし1,320円でした。
(大阪屋の料金は2007年のものです。パラドール・ロンダは当時の1€=165円換算から現在1€=115円と円高ですので大幅に安くなっています。)

食事
 日本旅館は部屋食が基本、料理はコースで運ばれてきます。コースも種類も客が選択することはできません。一方パラドールではレストランで食事を取ります。宿泊客だけでなく、一般のお客も受け入れる高級レストランが多く、メニューをじっくりと眺めて注文します。勿論、レストランで食事をしなくともそれは客の自由です。
 大阪屋旅館京懐石のコースが特色、冷たい料理は冷たい内に、暖かい料理は温かい内にと三回に分けて運ばれてきました。盛り付けと色合いの組み合わせに日本料理の特色が出ています。
 パラドール・ロンダアンダルシア地方の料理、特にRabo de Toro(ラボ・デ・トロ)という雄牛のテイルの煮込みは絶品でした。なお、スペイン料理に限らず欧米の料理は分量が多く、私たち夫婦は、スープは二人分注文しますが、その他の料理は二品、一人分を二人で分けてちょうど良い分量でした。

サービス
 大阪屋旅館の部屋担当の若い女中さんに、かねてから興味のあった江戸から草津温泉までの湯治客の行程を訪ねたところ、翌日には調べて「中仙道を経て増渕村大戸の関を通って、馬か駕籠で草津にやってきた」と教えてくれました。
 客に対するサービスはパラドール・ロンダも同様です。レストランでの夕食時、夕日を背景にした真西にある山の山頂が富士山に似ていたので「ロンダ富士だ」などと家内と山を指差しながら話していましたら、担当のcamareroカマレーロ(ウエイター)が「San Cristobal 」と書いたメモを渡してくれ、一年に2度、山の真後ろに日が沈むのだと教えてくれました。カメラを持ち合わせていなかった私にメールでサン・クリストバルの写真を送ってくれました。
(1MByteを越えているのでブログに載せられないのが残念です)

 草津温泉と言うと、メジャーな観光温泉地というイメージを思い浮かべますが、実は東京から200キロも離れた標高1200メートルの山間にあり、湯量は豊富、加熱なし、加水なし、かけ流しの、自然湧出温泉でまさしく正真正銘の温泉です。海外旅行の添乗員の多くが帰国してまず最初に考えることは温泉に入ることだそうですが、草津の湯に浸かりながら日本人であることの幸せをつくづくと感じました。 
 一方、ロンダでは素晴らしい眺望を眺めながら楽しむレストランでの夕食は忘れがたいものがありました。ロンダというと町の南にある深く切れ込んだ狭い渓谷が有名ですが、西側に広がる谷間とその奥の山々の景観も、夕日を背景にした時には、感動的な風景となります。

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