同じように草刈りしても、
わたしが真っ赤に、暑さでまいってしまうのにひきくらべ、
パック・ざ・ヤギは、白く涼しい顔して、しっぽをパタパタ、草刈りします。
わたしがのどが乾いて、みずみずとあえぎながら、日陰へ逃げ込んでも、
パック・ざ・ヤギは、冷たい水の入ったポリバケツのにおいをかぐだけです。
犬のようにハーハーいうこともなく、
あったかいたっぷりふくらんだ腹を、むぎゅーっと押しつけて、
暑さにクラクラのわたしを悶絶させます。
炎天下、木陰でなく、砂利の上で昼寝してます。
これでは絵になりません!