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「ハイリーセンシティブチャイルド」の成長近況、どう育てたらいいと思います?という相談

2016年03月09日 | ハイリーセンシティブチャイルド

昨日は日中23度まで上がりました! 

アラスカの夏だね・・・、と子供達。

40度くらいまで上がるDC周辺の長く蒸し暑い夏、

去年は初めてで、皆、「動物園のシロクマ状態」でしたが、

今年は、今から心身共に準備中です。

 

 

さて、「ハイリーセンシティブチャイルド」について、以前、

特に小さな時分は、我が家の子供達も皆当てはまっていましたと書いたのですが、

どういう子供が「ハイリーセンシティブチャイルド」なのか

「どう成長していますか? どんなことをしてやったらいいと思います?」というような質問をいただきました。

 


上の子達をみていると、日々アップダウンはあるものの、

今のところ環境にそれなりになじみ、

それなりに楽しそうに暮らしているようです。

 


みていて、以下のようなことが気持ちを整える助けになっているかなと感じています。


・長男:スポーツ。ロボティックスの集まりであれこれ工夫して創る。航空関係のNPO活動でイベント企画講義。

・長女:一人の時間をたっぷり持つ。一人読書や音楽鑑賞。ジムナスティックやヨガで身体ストレッチ。

・次女:気の置けない友達と遊ぶ。アート。スポーツ。

・三女:想像遊び。読書。近所の子や次男と自転車やスクーターで走り回る。

 

・次男の状況ですが、一年前からは見違えるほど、自分が壊れてしまうほどのストレスを抱えることもなくなっているようです。バス通学も帰りはできるように、朝は教室まで手を繋いで送っていたのも、今では校舎の前でお別れできるように。帰宅後は近所の子達と自転車やスクーターで暗くなるまで走り回っています。「繊細」な分、周りのルールなどにも敏感「過ぎる」面があり、相変わらず学校では毎月「模範生徒」に選ばれメダルをぶら下げているのですが、それでも今では「ルール」にもなじんだためか、より余裕をもって自然にふるまえるようになっているようです。休み時間もやんちゃなお友達と走り回っているようです。彼も身体を動かすのが大好きなので、スポーツを少しずつ始めてみようと思っています。今の課題は、先生に「宿題を学校に忘れてできませんでした」と自分で告げること。月に一度ほど忘れるんですが、どうしても面と向かって言えないんですよね。先生も本当にその子その子の「課題」を見抜いてらっしゃって「失敗しても、大したことはない」と伝えてくださってます。

 

あと、散歩やファミリーディナーや毎晩集まりその日あったことに感謝するなど「家族のルーティン」も、ほっと落ち着くときのようです。




その子その子の特性の強さもありますが、

私自身思うのは、周りにできるのは、

無理させ過ぎず、「繊細でない世界」にさらしていく

ということ。

 

「快適ゾーン」から、少しずつゾーンの外へと誘い、

「あ、大丈夫なんだな」、「結構楽しいかも」という体験を積み重ねていく。

小さな頃は特に、この「あ、結構楽しいかも」という気持ちが、

また次へ踏み出す一歩に繋がります。

 


以下「The Highly Sensitive Childby Elaine N. Aronにある、

'(相対的に)大胆で社会的に認められるハイリーセンシティブチャイルドを育てるためのヒント' P.261-262を紹介します:

 

・様々な体験にさらす

無理強いはせず、一度にたくさんにでもなく、それでも様々な機会を与え続ける。雑誌や新聞に載っている子供向けのイベントやお友達がしていることや、とにかく興味がありそうなら何でも。

 


・「シャイ」というラベルをはらない

周りからシャイと言われ続けたら、シャイでなくなるのもより難しくなりますよね。「あなたは新しい場や人に合うと時間をかけたくなるのよね、でもお友達に話すの大好きよね」など、「シャイ」という枠組みを、違った角度から描写してみる。

我が家もこちらに越してきたばかりの時、上の子達が近所の子達の集まりの後、「もうやんなるのよね、○○(三女)と○○(次男)、知らない人の前だと全然話さなくなっちゃうんだもの。相手も『あれ何この子?』と変に思うよ。」と言っていたことがあるんですが、

「でもあなた達もそうだったじゃない?」と思い出させ。イライラして背中を押すより、より自然に話せるきっかけを与えてやったり、成長するのを気長に待ってやろうよ、と話し合いました。今では下の子達少しずつ、初対面でも話すようになってきてます。

 


・人形を使ってロールプレイする

言葉が出にくくなる場面などを設定し、人形を使って会話してみる。遊びを通して体験していると、実際の場面でもよりリラックスして話せるかもしれませんね。これ書きながら、次男と、先生に「宿題忘れました」を言うロールプレイしてみようかなと思いましたよ。

 

 

・グループに初めて入るのは難しい場合もあると思い出す

少しでも知っている子や、同じような興味を持った子や、同じように躊躇している子に、まずはアプローチしてみる。

 

 

・周りに教える立場(スターの役割)を体験させる

一人だけ男の子のダンスクラスや、一人だけ女の子柔道クラスや、年下の子ばかりのアクティビティーなど、周りから注目を集めたり、周りに教えたりできる立場におく。

 

 

・運動スキルを発達させるのを手伝う、特にチームスポーツなど

ハイリーセンシティブな子にとって、スポーツは最初は難しい場合もある。それでも適切なスキルを身に着けるのなら、フィットできるもの。

 

自ら振り返っても、なるほどなあと納得です。

 

 

「ハイリーセンシティブチャイルド」について、

読みたい資料がたくさんあるのですが、

消化しつつ、少しずつ、まとめていきたいと思っています。

 


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