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HSP&HSCは鮮明で強烈な夢をみる?「幸せ」を支える地面下の暗闇を忘れない

2017年10月10日 | ハイリーセンシティブチャイルド

「鮮明で強烈な夢をみる」というのは、

心理学者エレイン・アーロン氏によっても、

HSPの代表的な特徴としてあげられていますね。

 

例えば著書の紹介でも、

あなたは鋭い想像力を持ち、鮮やかな夢をみますか?

あなたは豊かな内面世界を持ち、強烈な夢をみますか?

だったら、HSPですよ。

といった文句が、最初に出てきたりします。

 

私自身は、どうみてもHSCだったよね、

でも、今HSPの自己診断をしてみたらば、

HSPとはでないなあ、という立場なんですが、

とにかく、子ども時代から、夢をよく見ます。

 

夢の中で、これまで本当にたくさんの体験をしてきました。

何度も死にましたし。

 

 

 

今朝も、コテンパにやられる夢を見ながら目が覚めました。

 

自己肯定感や自信など、

もう木っ端みじんになるほどのコテンパぶり。

 

虫けらのように踏みにじられ、

悔しさと絶望感と、

焦り、沈む気持ち、恐れ、不安感、

そんな気持ちが怒涛のように押し寄せる朝。

 

自分で自分をコテンパにすることには、

慣れっこですから、

とてもなじみのある感覚ではあります。

 

夢から意識を戻しつつ、

気持ちを整えます。

 

震える気持ちを

心の奥の晴れ渡る温もりに、

包んでいきます。

 

 

 

 

私は、こうして夢に、随分と教えられ、

鍛えられてきたなあと思います。

 

私自身の今の人生は、

日々大変なことがいろいろあり、またこれからもあるでしょうが、

以前よりは、「起こること」への向き合い方を調整できるようになったため、

全体的に、おかげさまで、穏やかで「幸せ」なものといえます。

 

昨夜も、「ああ、へっとへとー」と言いながらも、

子どもたちの寝息を聞きながら、

ふつふつとこみ上げる喜びに包まれ、

眠りについたんです。

 

 

 

それでも、もしくは、それだからこそ、

こうして、夢が、思い出させてくれます。

 

「幸せのルーツ」の力を。

地面化の暗闇で、

「幸せ」を支えるルーツを。

 

「悪夢」がなかったら、人類は、

存続しなかっただろうという説もあるようです。

悪夢を見ることで、人は、

人生で出合うネガティブに向き合う力を培ってこられたと。

(・夢についての覚書き) 

 

 

キラキラと光を浴び、颯爽と風を切る日々に、

自己肯定感や自信は培われません。

そんなまぶしい日々に、もし自らの立つ地面下の暗闇を忘れるのなら、

むくむくと大きくなっていくのは、

むしろ、守る気持ち、挑戦への恐れ、失う不安でしょう。

 

自己肯定感や自信というのは、

暗闇の中を這いながら、

立ち上がる時に、培われるのですよね。

少なくとも私自身の体験、

そして子どもたちの成長を観てきてそう思います。

 

 

 

Tamakiさんが、ブログ『Follow your bliss』の記事

・失敗は終わりではないということ

で紹介して下さった文化人類学者アルフレッド・L・クローバーの娘で作家のアーシュラ・K・ル=グウィン氏の

「左ききの卒業式祝辞」の言葉が心に刺さります。

 

「私たちのルーツは暗闇の中にあります。

ー中略ー

上からではなく下から。

目をくらませる明かりの中ではなく栄養物を与えてくれる闇の中で、

人間は人間の魂を育むのです。」

 

 

「私たちのルーツは暗闇の中にある」、

このコンセプトが、

「目をくらませる明かり」の中で弱まる筋肉に、

どれほどの力や安定感を与えてくれるか。

 

まさしく、力強く足を踏み出すための

「栄養物」を与えてくれます。

 

 

 

子どもに関わる人々が、

この「地面化で支える暗闇のルーツ」を思い出すこと。

キラキラと「目をくらませる明かり」ばかり目指すよりも、

この成長の宝庫である地面下の暗闇をしかと抱いていくこと。

 

すると、失敗を忌み嫌うあまり、

先回りして子どもの前の壁を取り払うばかりではなく、

子どもの失敗を見守り、失敗から立ち上がるサポートを、

大人たちも、よりできるようになるのかもしれません。

 

そうして、子どもたちも、

暗闇を生かす力を得、

膨大な暗闇に支えられる確かな「幸せ」を築いていける、

そう思います。

 

暗闇に真っ白とある根こそ、

陽光へと伸びる力の源。

 

より分かりやすい文体でも、

描いていきますね。

 

 

 

さて、生徒さんたち&

「プログレッシブ教育」ベテランスタッフの方々と活動しながら、

気づきと学びに溢れる昨今。

 

どんな教育環境が子供にとってよりよい?」について、

こちらのブログにまとめるのがとても追いつかないのですが、

細切れに少しずつ書いていきます。

「まとめ」への過程として。

 

それでは、おやすみなさい。

この一人と一匹、夢みてるかな。

ちなみに、子どもたちもよく、夢の話をしてますね。

みなさん、今日も良い日を!

 

 


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