埼玉 寄居町・深谷市・熊谷市 ピアノ教室Andante/アンダンテ

~「音楽は楽しい!」から「本物の音楽」へつながるレッスン~

くっついているようで、くっついていないもの、な~んだ?

2010年10月02日 | からだ
先日、篠原みな子先生のレッスンでのこと。

コンサートパーティー2010で弾く「月光」第1楽章と、「小犬のワルツ」を弾くと、
左肩と右肘が痛くなってしまうので、見ていただきました。


「月光」は、弾き始めるとき、体がとても小さくなるそう。
(まったく自覚はありませんでした

「でも、体を小さくしたからってpp(小さい音)が出るわけじゃないよね?」と。

あぁ…、それは私が生徒たちに言っているセリフです


生徒には言っているくせに、自分のことはまったく分かっていませんでした。

自分のことはいちばん分からないので、
先生に見ていただく大切さを感じました


そして、そのときに、
手を前に出すときに胴体がついていっているけど、
胴体はついていく必要がないことを教えていただきました。

胴体がついていかないだけで、
脱力もできるし、音もよく聞こえてくるし、ピアノとの距離を広く感じることができるし、
いいことずくめ


胴体がついていかないと、
胸が緩むので、
胸にピアノの音が響いてくるのです

この状態で、「小犬のワルツ」の左手を弾いたとき。
胸に響いてくることで、私の耳に、今まで聞こえなかった音が聞こえてくる!

それは感動でした


“音楽”って、こういうことかぁと思いました。


そのあと、日常生活の中で、
手や足に胴体が不必要についていくことがたくさんあることに気付きました


お皿洗いをしているとき。

物を取るとき。

字を書くとき。

パソコンに向かっているとき。

本を読んでいるとき。

歩いているとき。


無意識についていっている…


これは、「誰でも」ではないと思います。

どうやら、私には「骨盤」の存在が薄いようなのです。


骨盤が“そこにある”という自覚を持てて、
骨盤がどう動くかが感じられていれば、
それが体の軸になるよう。

そしたら、腕が動くからといって、
つられて、骨盤もたやすく動く必要はなく、

骨盤は骨盤、
腕は腕、

という、それぞれの存在感。


そう考えてみれば、バレリーナな動きは、
腕につられて胴体がついていくというようなものではない。

胴体は胴体。
腕は腕。


胴体と腕は、
筋肉や皮膚でくっついているように見えて、
それほど密着した関係ではないのかも、と思えました。

そしたら、ピアノを弾くときの、日常生活も体が軽い


この前アップした『見えるかな?』に、

“見えないけど 君と影とのその隙間”というのがあります。

私は、常につきまとう影と自分と隙間に、
“物語”があるような気がしているのですが、

自分と影との関係も、
くっついているようで、くっついていないようで、くっつているようで…
なのかもしれません

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2 コメント

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おぉ♪ (ななみ)
2010-10-09 15:28:33
とても興味深いです。

『骨盤を立てて』

これはヨガの先生、ゴスペルの先生お二人ともよく口にされる言葉です。

骨盤、中心軸が真っ直ぐであれば前傾姿勢にはならずに済みます。

その骨盤を立てるためにはやはり、骨盤の歪みを正し開閉をスムーズにしなくてはいけないし、支える筋肉…背筋腹筋も鍛え柔軟にしなくては体を自然に緩めることもやはり難しい。

う~ん♪

あなたの感覚はとてもおもしろい♪


そうそう、わたくしのヨガの先生は腕の動きがとてもしなやかで優美なのです♪

ヨガポーズに入る時の腕の動きはまるで舞のようです。

指先まで神経が行き届いいているのに固くない(先生は子どもの時からピアノを習っていて、学生時代はビオラ、結婚してからは声楽をされていました)

いやぁ…本当におもしろい♪

ありがとうございます(^-^)/
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ななみさんへ (まっみ)
2010-10-09 18:31:43
またまた、コメントをありがとうございます

ヨガの先生も、ゴスペルの先生もおっしゃるなんて!

なんの世界でも、骨盤が中心なのですね

>あなたの感覚はとてもおもしろい♪

まぁありがとうございます。


>そうそう、わたくしのヨガの先生は腕の動きがとてもしなやかで優美なのです♪

>ヨガポーズに入る時の腕の動きはまるで舞のようです。

それってステキ

そんな舞のようにピアノが弾けたらいいです

また、いろいろ教えてください
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